見出し画像

バレットジャーナル、始めました。

9月からバレットジャーナルを使うことにしました。
もう2019年も残り少ないのに、今から新しい手帳始めるのか?と思われるかと思いますが、今日は何故バレットジャーナルを始めることになったのかをお伝えしようと思います。

まずは2019年メインで使ってきた手帳について

左から
・Filofax CLIP BOOK A5
・CITTA手帳 2019
・Ashford Micro5 DEEP

クリップブックは「あな吉手帳」と家計簿として、CITTA手帳は予定とやったことやタスクの記録として使っていました。M5は小さいので持ち歩きにし、買い物のメモや雑記にしています。

他にも手帳はありますが、基本的に毎日使うのはこの3冊にして生活を回していたという感じですが、夏のある日、私はこの3冊のうちM5以外の手帳をパタリと開かなくなりました。

挫折したのは何故か?

実は、あな吉手帳もCITTA手帳も挫折しやすいことで有名。「辞めた」という声は多いです。私が挫折した理由を手帳別に考えてみました。
ちなみに、あな吉手帳って何?CITTA手帳って何?という人は検索すればザックザク出てきますのでここでは割愛します。

あな吉手帳の場合
○毎日の手帳ミーティングが大変
あな吉手帳はだいたい一日の終わりに手帳ミーティングというものを行い、今日の振り返りと明日の予定立てをするのだが、これが割と大変。毎日やらないといけないし、一日終わった疲れた頭で考えることも多い。もし1日でも逃してしまうと取り戻すのに一苦労。

○あの個性あふれるリフィルがどうしても合わない。
写真が無いので伝わりにくく申し訳ないが、あのマンスリーがとてもじゃないが使えない。見開きのホリゾンタルなのだが、時間軸がマンスリーとウィークリーの両方についていて、なんとマンスリーとウィークリーの書き方を同じにしなければならないという仕組み。これじゃあ何のためにマンスリーあるのよ、と疑問しか浮かばず案の定ウィークリーしか使わないという結果に。しかもリフィルはピンクしかなくて気分上がらない(女子だけどピンク苦手)。

○ふせんは先送りしてしまう。
あな吉手帳の代名詞と言えば、あの大量の付箋使い。細い付箋にタスクを極限まで細分化して、タスクが終わったら外す、終わらなかったら明日以降に移動させる。というのが基本中の基本で、ひたすらこれを繰り返すのだが、付箋を移動させるだけというその楽さが逆に仇となり、本来やらなくてはならないことが今日できてなくても、明日の朝すればいいや、と先送りしてしまい、結局は「ギリギリまでやらない自分」のままという結果に。いやほんと、この性格をどうにかしたくて手帳使ってるんだっての。あと付箋が手帳の中でピロピロしてるのが急に気になり始めた。なんか、どっかで落としたらどうしよう、みたいな。

CITTA手帳の場合
○最後の最後まで使いこなせなかった曲者。
うーん、これはもうなんと言うか、一言で言うとずっと使い方が安定しなかったね!週間バーチカルで、一週間の予定を細かく設定できるタイプだが、バーチカルで細かく書く作業がどうも合わず、結果的にどんどん余白が増えていった。

○毎週ある手帳タイムがコスパ悪すぎる
「毎週1回2時間、手帳を書くための時間を作る」というのが公式にあり、「場所は集中できるカフェがおススメ」で、「2時間の間に2週間分の予定を書き込んでいく」というのがCITTA手帳のお約束だったが、私はこれまでこの2時間の間に2週間分の予定を書いたことが一切ない。せいぜい1週間分を考えて書くだけで2時間以上経ってしまい、疲れ果てるというのが定番だった。そして書く場所ね!ド田舎住みだと「ちょっと歩いたところに」とか「仕事帰りに立ち寄って」なんて場所にカフェが存在しないので、わざわざ車で出向かなくてはいけない。そして店自体が少ないので選択肢が狭いし、店内はいつも混んでるし落ち着かない。「じゃあ家で書きゃいいじゃん」となるが、家だとそれはそれで集中できないんだよね・・・。

○「未来を予約する」という感覚が分からない
CITTA手帳には「ワクワクリスト」というものがあり、要はやりたいことやなりたいものをリスト化するもの。毎月もの凄い数を書く人もいるが、私はこのワクワクリストを埋めるのさえ出来なかった。そんなポンポンやりたいこと思いついたら苦労しない。そしてそのワクワクリストには日付を書くところがあり、自分が決めた日付を目指して予定を立てていくものだが、もし予定を立てたとしてもそれが実行できなかったらずっとその部分が気になってしまう。実行できるか分からないものを書く気にはなれず、結果「打消し線」だらけになったページを見てたらやる気が失せた。

巷では年度の途中で手帳を手放すことを「手帳離婚」と言うらしい。

とまあ結構なボリュームで相当偏見のあることを書いてしまったが、上記のようなことで「今の自分には合わないな」という結論に至り、この2つを使うのを断念しました。両方とも結構値段の張る手帳なので、使いこなせないと結構ダメージが強い。ただここまで言っといて何だが、「あな吉手帳」も「CITTA手帳」も悪いところばかりではないのは確かです。あな吉手帳を使うことで、なかなか腰の上がらないことは極限まで細分化すれば動けるのが分かったし、終わった付箋を集めてみると達成感もあった。CITTA手帳は難しかったけど自分自身を見つめる時間の重要さに気づいた。なのでこの失敗は失敗として終わらせることはないのだと思っています。

バレットジャーナルを始めたきっかけ

実は2017年に一度バレットジャーナルをやっていたことがありました。ですが、当時はまだ日本での認知度が低く、今ほど流行ってはいなかったので啓発本などもなく、私はネットの情報を頼りにやっていましたが、一度挫折。その後あな吉やCITTA手帳などを経て、自分に合う手帳が見つからないと嘆いていた時にふとバレットジャーナルのことを思い出したのです。

一度挫折を味わったバレットジャーナルに対して、少し躊躇いもありました。なので「ここは一度冷静になるべき」と頭に浮かんだことをノートに書きなぐり、なぜバレットジャーナルが気になるのか自分なりに分析してみました。

頭の中がごちゃごちゃしていると仕分けが難しい
「やりたいこと」と「やらなきゃいけないこと」がごちゃごちゃしていて、優先順位が分からない状態になりがちな今の自分。その結果、全てが嫌になって結局やらない、やれない。

頭の中が混乱していると分類は不可能
分類が出来るシステム手帳だと、カテゴリごとの仕分けがいずれ必要になってきますが、頭の中が混乱していると仕分けるのもひと苦労でした。

リングの開け閉めより、綴じノートの方が今は合っている
一時期はシステム手帳のリング大好き人間でしたが、意外と面倒なんですよ、あれ。開けるという動作一つで煩わしさが倍増。極めつけが、システム手帳はめちゃくちゃ重いということ。「あな吉手帳を使っていた時はA5サイズをよく持ち歩いていられたなぁ」と今になって思います。
とは言え、「じゃあ今システム手帳全然使ってないのか」と言われるとそうではなくて、ちゃんと家用としてシステム手帳も愛用しています。その辺のご紹介はまた後日。

すべてはこの本が解決してくれました

5月に東京に行く用事があったのですが、東京駅前の丸善でチェックしていた私。買う気満々で立ち寄ったのに、いざ店でパラパラっとめくったら「え、文字ばっかりやん!?読みづらー!!実例とか人のエピソード多めやけど、正直他人の話とかどーでもええねん。」とあっさり買うのを辞めました笑・・・当時の自分を殴り飛ばしたい・・・っ!!

そしてバレットジャーナルが気になってから、地元の書店で再び探し出し、もう一度めくってみる。それはもう感動ものでした。
なんせ、バレットジャーナル開発者ご自身が書かれている本ですから。本にかけた熱量が違う。バレットジャーナルをやってみたいと素直に思える。

ルールはただ一つ。箇条書きで記録するだけ。
バレットジャーナルは要約すると、箇条書きですべてを書き出すノート術。タスクも予定もメモも何もかもを箇条書きで記録していくという作業をひたすら繰り返し、分類は「日付」たったそれだけ。
この方法なら、頭の中がごちゃついてる今の自分でも出来るかもしれないと思ったわけです。以前使った経験もあるから、安心して始められる。

この本以外のバレットジャーナル本は読まないでください。
目移りすると、その分バレットジャーナルで大切なことや、自分自身の意思が揺らぐと思うので私はあまりおススメしません。今までもバレットジャーナル本は何度か手に取りつつ思っていたのですが、他の本はおススメのノートや文房具、セットアップの仕方を書いてるだけでどれも重要なところが書かれていないように感じます。バレットジャーナルはそこじゃない、と言いたい。

とまあこの本との出会いを経て、ようやくバレットジャーナルを始めることを決意した私でした。
バレットジャーナルの何が良いのか?は追々語っていくことにします。

手帳の使い方はその時の自分に合わせて日々変化するもので良い。
良い時も悪い時も、何も言わずに自分に寄り添ってくれるのが手帳ですね。

バレットジャーナル公式動画はこちら
https://youtu.be/fm15cmYU0IM

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?