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手放せない小説

🍀どこか懐かしい理想の社会🍀

手放せない本をご紹介します😊✨

「みをつくし料理帖」

江戸の庶民の生活を生き生きと描いた時代小説。

ドラマ、映画化されご存知の方は多いかもしれませんね。

昨年末に映画を観に行き、又原作を読みたくなりました❣️

以前電車の中で読んでしまい、嗚咽が込み上げ顔がぐちゃぐちゃになった経験がありますので(笑)#注意

長屋の人情味あふれる生活。

干渉しすぎず、尊重し合い助け合う人々の生活は人間関係の煩わしさから逃げた私にも何故か心地よく温かいものを感じるのでした。


季節の素材を活かし食べる人の事を思い作り出される料理。😅

上方(大阪)育ちの澪ちゃんが江戸(東京)に来て一流の料理人を目指すのですが、味、食し方、文化の背景による違いなどで幾度となく困難にぶつかるのですが、試行錯誤して克服し江戸の町民の胃袋を掴んでいくのです。料理好き、美味しいもの好きな人にはたまらなく興味を惹かれるところだと思います!


幼馴染との運命的な再会。

なんと言っても澪ちゃんの切ない恋と覚悟に泣きました😭

血の繋がりを超えた親子愛。

疫病に対する医師と庶民の考え方と行動。

お医者様は「食べ物は薬です。口から摂るものだけが人の体を作るのです」
と体の状態に合わせた食材を指導する。
そう言った部分でも勉強になります✨

江戸時代は庶民が生き生きと豊かな生活をし芸術、文化も優れていた様です✨

「宵越しの金は持たない」という江戸っ子の粋な言葉がありますが、まさにそんな庶民の日常を知る小説。

その日稼いだお金はその日のうちに!ですが、子どもの教育と趣味や遊びには惜しみなくお金を使っていた様です。

260年戦争の無い平和な江戸時代。

その背景には、「平和な世界を創りたい」と強く思った天下人達がいたから✨
「庶民が幸せでないと平和な世界は創れない」
と政策を考えていた天下人の思いが
平和な現実を創ったのです✨

✨政治が庶民に向いてたのよね〜✨

各巻末に本の中で澪ちゃんが作ったレシピが載っています❣️
お料理に興味のない人も、作ってみたくなると思います🎵

たまには、出汁から丁寧にお料理してみようかなぁ😅
と思うのでした🍀 (*´∀`)♪をつくし料理帖」

お読みいただきありがとうございました❣️

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