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何だかんだあって、緊急帝王切開で誕生

無事に産まれてくるか分からないと宣告された次男。その後もいろいろありまして、母体も危険かもということになり、予定日の1ヶ月前から管理入院。なんとも言えない入院生活を送っていました。ベッドの上で安静にするだけ。1日が長い…。時間があるとスマホで検索魔。見たくない情報ばっかり目に入る。

ある夜の回診で、お腹の赤ちゃんの心拍数が下がっているかもしれないと言われ、そこからは何が起こっているか分からないくらいのスピードで緊急帝王切開へ。産声をあげず仮死状態で誕生。そのままNICUへ。
翌朝、我が子に会いにNICUに行きました。
沢山の管がついた小さめの赤ちゃんでした。でも、頑張って生きようとしてる姿を見て、お腹の中にいる時のモヤモヤとは少し違う感情が出てきたことを覚えています。まるでエイリアンでも宿しているのかと思っていた妊娠後期、見えないことの不安が大きかったんだなぁと。もちろん、精密エコーで指摘された通り骨の異常などもあり、五体満足ではなかったです。それでも、我が子を自分の目で見て、何かしらの覚悟ができたような気がします。

NICUには色々な赤ちゃんがいて、みんな一生懸命生きようと頑張っていました。そして当たり前のことだけど、同じ数だけ頑張っているママや家族がいるということを知りました。泣いているママもいたし、現実を受け止められず葛藤しているママもいたし、24時間面会可能だったので、他のママに会いたくなくて深夜に面会に来るママもいました。
妊娠後期に胎児異常を指摘され、自分はまわりのみんなとは違う「マイノリティ」になったんだと思っていたけど、同じように辛い現実と向き合っている人たちは想像より多かったです。(マイノリティであることは変わりないけど)こうして、NICUでいろいろなママと知り合うことができて、互いに励まし合いながら毎日を過ごしました。本当に貴重な存在、今でも定期的に連絡を取り合い情報交換をしています。スマホで検索魔だった頃、ネット上の顔の見えない人の経験やアドバイスに一喜一憂していました。なので、私や次男のことを知っているお友達に話を聞いてもらえるのは本当に心強いです!

次回以降、育児編を書いていきます。

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