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5-3. OMORI (コンサート行ってきました!)

昨日(というかもう一昨日になってしまった...5/5子どもの日です)、三鷹市芸術文化センター 風のホールで開催されたMUSICエンジンさん主催のOMORIのコンサートに行ってきました!この記事はその感想を書こうと思っているのですが、ゲーム未プレイの方はもちろん、今回コンサートに行かれてない方も見ないことをおすすめします。今年の11月22日に「OMORI 3周年記念コンサート」の開催が決定(やったー!)していて、しかも次回は配信もしてくださるそうで、もっと多くの方が見れるようになるので、次のコンサートを見るなら絶対前情報なしの方がいいと思うので!!!
該当する方にはとりあえず、
・このコンサートは最高でした
・サントラもすごく良いです
という感想だけ・・・






OMORIは曲名もネタバレになると聞いていたので、コンサート当日ギリギリまでゲーム本編を進めていたこともあり、まだサントラを持っていなかったのですが、家に着いてからすぐSteamで購入し、コンサートの曲順通りにプレイリストを作って聞きまくっています。この記事はそれを聞きつつ思い出しながら書いています。

開演前

会場に着くと、パンフレットとアンケート用紙、新グッズのお知らせ、注意事項が書かれた紙をいただいて席へ。新グッズかわいい〜!私の席は2階の側面にあって、オーケストラの真上!という特殊な場所でした(笑)普通に座っていると1階の客席から見て右側1/3くらい見えないんだけど、演奏者の方々との物理的距離は1階席の後ろの方よりも近くてピアノも正面に見えるしこれはこれでいいじゃんという印象。

開演待っている間にパンフレットを見てみると、曲目が書いてあったので見なかったことにしてさっと閉じる(実際ほとんど見えてなかったからセーフ)。暇なのでアンケートを眺めると「今までMUSICエンジンの演奏会を見たことはありますか?」的な質問があって、初めてかな~と思いつつ答えられる項目は答えておいた。

開演時間が近づく。注意事項が書かれた紙に、「チラシの擦れる音に気をつけてね」的なことが書いてあって、そんなことまで注意されたのは初めてでちょっとびっくりしたけど、たしかに余計な音は鳴らさないに越したことはないので紙類をしまって手はお膝の上で待機。待っているとき隣の人がハンカチを握りしめているのを見て、ハンカチを出していないことに気づく!カバンのチャック開ける音なんて絶対ダメだ!急いでハンカチを取り出した。危なかった・・・

一部

演奏者の方が次々とステージに入ってこられる。コンマスの男の人を見て思い出した!UNDERTALE 5周年コンサート、Youtubeでめちゃめちゃ見てます!!!このコンサートでDUETを聞くのが一番楽しみだったんだけど、この方の演奏で聞けると思うともっと楽しみになった。指揮者がいないのもちょっとびっくりしたけど、コンマスさんが曲間にiPad触ってたからそれでみんな合わせてる感じだったのかな?

1曲目「Title」が優しいピアノの音で始まる。もう開始数音聞いただけで視界がぼやけてきた・・・さすがに早すぎでは!?と思ったけど、目をハンカチで押さえてる人や鼻をすすってる人もいたので、だよねってちょっとうれしくなった。ゲーム始めたてのときに「Title」を聞くと、さてはこのゲーム音楽がいいな!?って察するくらいなんだけど、クリアしてから聞くと泣ける曲になるんだよね…「WHITE SPACE」でシンセサイザーがあのキャッチーな音を出してた。OMORIやってて電子音みたいな音を使った曲も多くてオーケストラでどう演奏されるか気になっていたので納得。「By your Side」でマリちゃん・・・😭ってなった。視界がぼやけているので黒い服を着たバイオリン奏者の方々の肌色の手が浮いて、オモリのスケッチブックの中によく出てくる手のイラストみたいに見えた。

M2の最後は「Three Bar Logos」!初の戦闘曲!チュートリアルっぽくてこれからがんばっていこうね!感があって好き。前後のフィールド曲は落ち着いていてオーケストラがぴったり。ところどころ聞こえる鉄琴の音がかわいくて神秘的でキラキラしてた。「Lovesick - 80,000 Lightyears」が終わるとコンマスさんがおもむろにラジカセをステージの真ん中にそっと置く。すると「Space Boyfriend's Tape - I Want Nothing More」が流れ、会場には笑いが。主催者側としてもここは笑っていいところだったと思うんだけど、客側としてはおもしろいけど公演中は音をたてないようにしないと、という意識があってちょっと控えめな笑いにwその次の曲は「Trouble - NEVER/ALWAYS」「You Were Wrong. Go Back.」と連続でスペース彼氏戦!このコンサート初のかっこいい系の音楽でしびれた。気づいたら涙はもうどっかに行ってた。OMORIプレイ中もムービーシーンとかストーリーの核心に触れてるときはあぁ…🥲ってなるんだけど、サニーの精神世界をともだちと冒険しているときはまた別のゲームプレイしてるみたいで楽しくて、コンサート中ももう泣いてない自分に気づいたとき、精神世界に入っているんだなって実感した。完全に引き込まれてた。

サントラ買って聞いて初めて名前知った曲が大多数なんだけど、現実世界の曲の曲名は特にネタバレ感強め?
現実世界1曲目の「Finding Shapes in the Clouds」もそのうちの一つで、サニーは4年間引きこもってて4年ぶりに家から出たから雲の形すら新鮮に感じたんだと思うと…🥲でもケルが一緒だからちょっと楽しいし楽しみだって感じもする。2曲目の「Where We Used To Play」も曲調だけだと軽やかで楽しそうな感じだけど、曲名も含めてみるとなんか楽しそうな雰囲気のなかに寂しさも感じられて、オトナリルームで流れる「Lost At A Sleepover」まではいかないけど音が少し幼くて、あの頃は楽しかったよなって思い出してる感がすごく表現された曲だと思った。切ない・・・
そして3曲目!「Just Leave Me Alone」これが一番衝撃的だった。4年後のオーブリーの強すぎる意志を感じる・・・続けての「Cram It Wad」「It Means Everything.」この一連の演奏でドラムの存在感がもうすんごいんだけど、私がいる側面の2階席からするとドラムは真下にいらっしゃったので全然見えなくて、すんごい熱量ですんごい音が放出されててなんかすんごいことが起きてることくらいしかわからなかったwどんな感じで演奏されてたんだろうな。
すんごい破壊力の曲たちが終わって「A Home For Flowers (Empty)」バジルのテーマソングでこれも泣ける曲の一つなのにいろんなバリエーションあるのずるいよ…全部好き😭

うるっときたところで曲目の場面はスイートハート城へ。スイートハート城の音楽はお城の雰囲気が強く表れているので気分も紛れてまた精神世界の楽しい冒険モード。「Wondering Rose」のピアノ主体でバイオリンが絡んでいくのが華やかで怪しい感じも出てて素敵だった。「Valour Against ALL Odds」が終わると演奏者のみなさんがさっとオタマトーンを取り出し、コンマスさんの指揮で苗モグラの合唱を再現wオタマトーン最初から置いてあったはずだよね!?なんで気づかなかったんだろう…寝てるやついるか!?って思わず探してしまったwそしてスイートハート戦の「World's End Valentine」!この曲のときのヴァイオリン担当の方たちの手の動きがえぐかった…!12本の腕がうにゃんうにゃんしてた。めーっちゃかっこよかった!大暴れしたあと「I Just Love The 50s!!!」でしっとりと一部〆
「I Just Love The 50s!!!」がサントラだと「I Just Freaking Love The 50s!!!」になってたんだけど別バージョンなのかな?

休憩

お手洗いに行かず席でじっとしていたので、とりあえずあのコンマスさんが私の思ってる方なのか、UNDERTALE 5周年コンサートの動画を確認した。やっぱり胸にイヌのバッジ付けてたあのコンマスさんだった!

アンケートに「今後見たい演目はありますか?」的な質問があったので、真っ先にMOTHERシリーズが浮かんだけど、かぶらないようにと一応今までの公演の演目調べてみたらすでにされてた。見たかったなー!
今回の会場の三鷹市芸術文化センター 風のホールはゲームの中の教会に似てる!と話題になってたけど、過去の公演記録見てると何回も使われてた場所だったので、似てるからってわけではなさそう?座席数は625席だそうで、改めて今回チケット当たったの奇跡だなぁとかみしめてました。そんなこんなで思いを馳せているともうすぐ始まりますよ~のブザーが。20分の休憩時間って意外とすぐだなぁと思いつつ手はお膝で待機。

二部

場面は失われた図書館~現実世界を経てサイゴノ楽園へ。サイゴノ楽園の音楽おしゃれで好き~!この曲「Clams Clams Clams」って言うのか!金!金!金!ってことよね(笑)「Gator Gambol」とか「Jawbreaker」ってなんか聞いてると自分はできる人!みたいな感じがして自己肯定感高まる気がするwサイコーにかっこよかった!
水中高速道路とスライムガールズ戦を経てブラックスペースへ。「Welcome Again.」を聞くと、うわ、来ちゃったってなる(笑)どの曲か忘れたけど、バイオリンをウクレレみたいに弾いたり、いつもみたいに首にあてながら弦と指を使い分けたりいろんな弾き方をしてるのが印象的だった。
ブラックスペースの音楽は、"曲"というより"音が鳴っている"と思ってたので、正直聞いても全然どこの曲かわかんなかった(ただ、ブラックスペースの曲だということはわかるw)し、今回8曲もあってびっくり。ブラックスペースを抜けるには少なくとも8個の部屋調べないといけないから8曲だったのかなぁ。これらの音楽がランダムな音の鳴りではなくて楽譜に起こされてるのが不思議な感じ。ブラックスペースパートの最後は「Do You Remember?」あったかい・・・

現実世界の曲を挟んでいよいよクライマックス…!どこからか忘れたけど、指揮者の位置に譜面台が置かれて、これ絶対DUETのためじゃん…!と覚悟しているとたぶん「Remembrance.」からコンマスさんが立って真ん中の譜面台で演奏を始めた。ここからそこで弾くのか…!!!そしてオモリとのバトル「OMORI」
ゲーム中でも無言で戦闘が始まってバイオリンの苦しそうな悲鳴みたいなこの曲が流れたのが印象的だった。この曲は聞くのも苦しくて嗚咽が出そうだったので堪えるのに必死だった。喉をぎゅっと握り締められた感じだった。演出もまたすごくて、ゲームさながら、サニー(コンマスさん)にスポットライトが当たった状態で曲が進むにつれてだんだん全体が赤くなっていって・・・「Try Again Little Brother」から「DUET」へ。一番聞きたかったけど一番聞きたくなかった曲。終わってほしくなかった。もうなんか決壊しちゃった。美しすぎて・・・
「Good Morning」が始まって、グッドエンド終わり。コンサートももう本当に終わっちゃう…?でもまだMy Timeやってないもんと思っているとまだ曲は続く。「Flouring With You」「BREADY STEADY GO」
前者は聞いたことあるなっていうくらいで、後者はどこの曲かわからなかったんだけど、ノリノリで聞いてた。他の方の感想を拝見していて、ヨミジャム男とアンブレッドの双子の曲だと知る。気づけなかったのが悔しい…私もこの演出にうおー!ってなりたかった...

ここでMCが入り、コンマスさんから11月22日公演開催決定のお知らせ!みんな心なしか前のめりになっているような気がした(笑)

「最後の1曲です」と言って始まった「My Time」
きた!!!グッドエンド見てからリセットしてすぐにバッドエンドも見るって実際やった人結構多いんじゃないのかなぁ(まさしく私もそのひとり)曲が終わっての拍手はこの客の人数でこんな音出るかってくらい大きかった。

次回も楽しみ

まさにOMORIというゲームをプレイしたような気分でした…!サントラで聞き直しながらもうすでに、ここコンサートだとどんな風に演奏されてたっけってなってるからもう1回聞きたい...!UNDERTALEの5周年コンサートと比べると今回はかなり少人数編成だったみたいなので、11月は大きい会場になることもあり、もっと楽器が増えて曲も増えるのかな?とわくわく。もしそうじゃなくて今回のと全く同じ内容だったとしても、もっと多くのOMORIファンに届いてほしい!今回奇跡的にチケットが当たって、本当にラッキーだった…最後になりましたが最高のコンサートをありがとうございました!

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