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透明な空気

saytou
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※試聴版。オリジナル版(03:20)は購入後に視聴可能。

秋晴れな秋空の、それなりに暖かい、そんな日だった。

朝起きてからも、なんか調子が悪かった。頭が重かった。

だが、仕事に行かなくてはと、仕事に行った。
そして、仕事場で倒れて、救急車で運ばれた。
検査を終えて、ひとまず、意識も取り戻し、脳に出血もないと帰宅となった。

後日の再検査で、群発性頭痛と診断を受けた。

群発性頭痛は、医学会でも認定されたのも、わりかし、新しい病気だったらしい。

20代の頃、バイト先で、似た症状で倒れたことがあった。
おそらく、その時も、群発性頭痛が原因だったのかもしれない。
ただ、その時は、病院に行っても、明確な診断はされなかった
そんで、バイト先では、その後も、調子が悪い日々が続いたが、周りから仮病で調子悪いふりをしていると思われ、居場所がなくなった、そして、辞めざる終えなかった。
お金もなかったし、検査費も、馬鹿にならんかったし。通院を続けることもできなかった。

おそらく、その頃から、ボクは持病を抱えていたようだ。

群発性頭痛の診断を受けて、持病があると自覚して、未来に不安しかなくなった。
特効薬の鼻に入れる薬は、保険使っても、馬鹿高いし、金銭的な不安も大きかった。

いろいろとありつつ、正月明けの、帰省ラッシュが落ち着いた頃に、生まれ故郷の新潟に帰った。

万代橋を歩いた。
軽く雪が降ったり、止んだりしていた。

なんか、空気が透明に感じた。

まだ、死ぬまでに、なんかできるかなって。

持病があるからって、不安になるだけではなく、ひとより早く死ぬかもしれないし、なんかやっとこうと割り切ってみようと思ったり。

そんなことがあり、作成した曲であった。

今でも、まだ、時より動けなくなるような、頭痛に襲われる。
正直、不安と言わないと嘘になる。

同じ群発性頭痛を持っている方々も、不安を抱えているだろう。
自分と同じく、周りから、仮病で、サボって仕事してないと思われた経験もあるのではと思う。

透明な空気で、リセットし、前向きに、日常を過ごせる。
そんな、気持ちを大事にしたい日々です。

群発性頭痛と診断された方々、日々の日常、いろいろあると思いますが、リセットしつつ、前向きに。

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