沢田蒼梧さんリサイタル🎹
やっぱりTwitterには収まりきらない感想。
駆け足になるかと思いますがレポします。
2022年3月13日(日)
場所は紀尾井ホール
ショパンコンクールでの黒鍵に衝撃を受け、今回生演奏を聴きに行きました。
こう弾きたいんだ、という意思が明確に伝わってくる清々しい演奏。
これ確かな技術がなきゃ出来ないことで、だから私たちは日々技術を磨き続けなきゃいけないんだよな、という原点を再認識する機会となりました。
一番驚かされたのはペダルワーク。上手すぎる。みょ～んっていう残響(伝われ)が全然鳴らないし、速いパッセージにかけても濁らない。なんですかあの技術は！？いつか最前列で足元をガン見しなければなりません。
ピアノはショパンコンクールで実際に演奏したShigeru kawai。叙情性溢れるバラード・ノクターン、重厚なソナタ、どれも素晴らしく、音の広がり方に丸みを感じました。スケルツォの低音もよかったなぁ✨
Shigeru kawaiは複数のピアノの個性を併せ持っている気がします。いいピアノだなぁ･･･。
そして黒鍵！！
やはり私は彼の黒鍵が大好きです。
メロディーを過度に歌わせず、玉が自然にコロコロと黒鍵を転がるような打鍵。とてもとてもしびれるのです⚡(伝われ)
アンコールは子守歌と英雄ポロネーズ。
対照的な二曲を見事に聴かせてくれました。子守歌の優しい音色に落涙。彼の心根が表れた素晴らしい演奏でした。
Twitterの投稿にも滲み出る、知性と笑いのセンス。MCにて堪能させていただきました。笑いすぎて泣き、演奏でも泣き、心のデトックスをしてきた感覚です🤣🥺
私はピアノ一筋！ではなく、他の専攻や野望展望をお持ちの方の演奏に惹かれることが多いので、彼の演奏にビビッときたのは必然だったのかなぁ、と思いました。
今回のリサイタルは「ショパンコンクールの総まとめ」的な位置付け、とおっしゃっていました。このオールショパンプログラムを聴けて本当によかった。
印象派や古典など、他の演奏も今後たくさん聴きたい🎶彼の演奏表現に興味津々です！！
