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【KLM】5時間のフライト遅延で乗り継ぎ便に間に合わなかった話

ダブリン⇔成田便で、行きも帰りも遅延+ロストバゲージに遭ったので、その時の記録を残しておきたいと思います。

ダブリンからは直通の便が無いので、どこかで乗り継ぎをする必要があります。
ロンドンやパリ、アムステルダムなどの選択肢があったのですが、1番安くて所要時間も短い(乗り継ぎ時間が短かった)アムステルダム経由のKLMを購入しました。


ロストバゲージ補償について

待ちに待った日本帰国日。アムステルダムでの乗り換えが1時間程度しかない中で、風の影響で便が30分程度遅れていました。大焦りです。

降機時点でゲートクローズまで20分程度。急いでゲートに向かった結果無事に乗り込むことができました。KLMを使用してスキポール空港で乗り継ぎ予定の方、20分あればギリギリ乗り継ぎ可能でしたので、ご参考までに…(もちろん、本当はもっと時間に余裕があるのが理想です!!)

これで何事もなく日本に入国…と思いきや、荷物が届いてませんでした。確かに身1つやっと間に合うくらいの時間で、荷物を出して違う飛行機に積む時間なんてないですよね。
荷物が遅れていることは既に空港職員さんも把握していたので、配達先伝票の手続きもスムーズにできてむしろ身軽で帰れてラッキー!と思ってました。

次の日、ご丁寧に「今成田に荷物が届きましたので、明日到着予定です」とのお電話をいただきました。その際、荷物が届かなかった期間の補償について聞いたのですが、「ありません」との返答。
まあ確かに天候起因でKLMに責任は無いし、明日届くならいいやと思っていたのに、いくら待っても届かない。さすがに心配になったので電話を掛けたのですが、全然つながらない。(怒)
エアタグを入れていたので本当に成田に到着していることはわかっていたので、とりあえず待ってみて結果的に到着後3日目に届きました。

その期間、ユニクロで服や下着など計10,000円分購入していたので、ダメ元で補償申請ページから申請をしてみました。日本語対応あり+フォームがしっかりしていてわかりやすかったです。
12/16に申請をして、12/26にこんな返事がありました。

電話対応の時とは裏腹、全然返金してくれそう。
日本口座への返金があるかは不明ですが、結果的に私の旦那さんのアイルランドの銀行に購入費用全額分の返金がありました。
その際に必要だったのが、
①名前が分かる身分証明(パスポートなら顔写真と番号を伏せたもの)
②旦那さんの銀行へ振り込んでいいですよという承認レター
の2つでした。
※②は、私がアイルランド内でまだ自分名義の銀行を持っていなかったからだと思います。

26日に返信があってからは、レスもとても早く正直驚きました。
(私が返信するのを忘れていたら、フォローアップのメールまでしてきてくれるくらいでした。)
KLM、年末なのに対応早いし丁寧だしすごい!!と思ったのがこの時の印象です。

乗り継ぎ振替便とホテル手続きについて

日本での楽しい時間も束の間、ダブリンへ戻る日がやってきました。
前日に搭乗券を確認してみると、なんと成田→アムステルダム11:30発の便が14:00出発に変更されていました。
元々4時間あった乗り継ぎ時間が、この時点で1時間半に。
行きも帰りもこのパターンか…今度は荷物届くといいな…と思いながら空港へ。チェックイン時、遅延の謝罪として1500円分のお食事バウチャーをいただきました。(そのバウチャーで食べた鮭いくら丼、最高でした。)

飛行機に乗れたところまでは良かったのですが、待てど暮らせど出発しない。結果的に、15:50に出発しました。理由は、直前の航路変更でした。
もうこの時点で私の乗り継ぎは間に合わないことが確定していたので、隣に座っていた優しいオランダ人の女性に愚痴を聞いてもらいつつ、振替便対応+ホテル代請求に向けて心を入れ替えてました。

22時頃、アムステルダムに到着。
KLMアプリを開いてみると、自動的に次の便が予約されており、搭乗券も今のままで良いとのこと!わかりやすい+自分で対応する必要なくてすごい。

ただ、次の便は朝の7時半で、このままでは空港泊になってしまうので一応ホテルの手配はないのかと聞いてみたところ、「既に準備済みです。あちらの機械でバウチャーを印刷してください」との返答が!ここでも対応の早さと丁寧さに驚きました。
トランジットフロアにある機械にパスポートをかざすだけで、ホテル・ホテルまでのシャトルバス・15ユーロ分の食事バウチャーの3つが出てきました。

預け荷物は受け取る必要はないとのことで、そのまま入国審査をしてホテルへ。
私以外にもたくさんの人がいたので、安心でした。

KLMが手配してくれたホテル。綺麗で快適でした

朝6時半。少し余裕をもって空港に到着したので、いただいた15ユーロ分のバウチャーで朝ごはんを食べて無事にダブリン行の飛行機に搭乗できました。
正直、遅延した時はKLMカウンターで色々言わないといけないんだろうな…と思っていたので、いい意味で裏切られました。
素早い対応をしてくれたKLMに驚き&感謝でいっぱいです。

遅延に対する損害賠償について

さて、ここで終わりではありません。
成田空港で延々とフライトを待っていた時間で、「国際法に則って、フライトキャンセルや遅延は航空会社に関係なく損害賠償が可能」ということを学びました。
距離や発着地によって金額が異なるようで、KLMのサイトには以下のような記載がありました。

・当初のフライトの飛行距離は1.500 km以下でしたか? この場合、350ユーロ相当(払い戻し不可)または250ユーロ相当(現金によるお支払い)のタイプAのバウチャーを発行いたします。

・当初のフライトの飛行距離は、EU圏内で1,500 kmを超えるものでしたか、もしくはEU圏外で1,500~3,500 kmの距離でしたか? この場合、500ユーロ相当(払い戻し不可)または400ユーロ相当(現金によるお支払い)のタイプBのバウチャーを発行いたします。

・当初のフライトの飛行距離は、EU圏外で3,500 kmを超えるものでしたか? この場合、800ユーロ相当(払い戻し不可)または600ユーロ相当(現金によるお支払い)のタイプCのバウチャーを発行いたします。

https://www.klm.co.jp/information/refund-compensation/compensation#compensation


早速KLMの公式サイトから請求をしてみました。
今回のケースだと、私は3つ目の「800ユーロ相当(払い戻し不可)または600ユーロ相当(現金によるお支払い)のタイプCのバウチャー」が該当します。バウチャーは有効期限が1年との事なので、現金を選択しました。それでも600ユーロ。でかい!!

1/22に申請をして、現在2/9。未だ返信が無いので、決着がついたらまた投稿します。
調べてみると返金までに一年くらいかかったという記事も…!気長に待とうと思います。

結論

ロストバゲージに対する対応も、遅延時の対応も、こちら側が労力を使うことなく素早くきちんと対応してくれたので、KLMへの信頼度がとっても上がりました。
飛行機は天候やその時の世界情勢で大きく左右されてしまうので、何か起こった時にどのように対応してくれるのか?という視点で航空会社を選ぶべきだなと痛感しました。
しかももし600ユーロが無事に返ってきてくれれば、今回の飛行機代はほぼ無料ということになります。むしろラッキー!
KLM、また利用したいと思ってます!

3/5 追記

損害賠償に関する請求から約1ヶ月と少し。3/1にやっと返信が返ってきました!
返金を行うので、銀行情報を教えて欲しいとのこと。
その日のうちに返事をして、1日後の3/2に返金手続きを開始しましたとのメールが返ってきました。

そして2日後の3/5、無事に600ユーロが振り込まれていました。
他の方の口コミなどをみているとかなり時間がかかるのかな?と思っていたのですが、1ヶ月と少しで返金まで完了させることができました!もしかすると色々体制など整ったのかもしれませんね。
なにせよ完全に棚から牡丹餅でした!KLMありがとう!

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