都より愛をこめて～サブタイトル

現在（４月20日～24日）、ＮＨＫＦＭの「青春アドベンチャー」で、「00‐03　都より愛をこめて」というドラマをやってます。オープニングは…

時は、西暦２０ＸＸ年。
21世紀に入り加速した東京へのヒトとカネの一極集中。そして、その対極にある地方の破綻。両方を同時に解決するため、国会で遷都法案が通った。
ただし、新首都は今後の国民投票によって決まるとされた。

…という決めナレーションを玄田哲章さんがあの声で語り、ジョン・バリーのあの音楽が流れるという、多少ずるい手を使ってます。その効果は凄く、一気に物語世界に導入してくれます。さすがだなあ。

全10話の連続モノなんですが、各回にそれっぽいサブタイトルをつけてみました。前半一週間を終わったところで、こうなってます。

当初はサブタイトルをつけるつもりはありませんでした。脚本が全部できたあと、ディレクターさんとのやりとりで「毎回サブタイトルもつけられますよ」となったので、「じゃあ、ぜひ！」と後付けです。
もちろん最初は、本家007に敬意を表して、あの映画シリーズのタイトルをもじっていこうと思いました。そもそもドラマタイトルの「都より愛をこめて」がそうですからね。なのに第二回で、いきなりヒッチコック！　
この回は主人公が北関東に行く話なので、これがあまりにもハマってしまった。なので早々に007シリーズをあっさり諦め、以降は内容に即してそれっぽいサブタイトルをつけることにしました。我ながら、いーかげん。

とはいえ、聞いてない方にはなんのことやら…ですね。でもいまはとてもベンリな時代で、ＮＨＫの「らじる★らじる」というサイトで、聴き逃し配信というものがあるのです。
放送後一週間は聴けます。もしご興味あれば、どうぞ！

このオープニングナレーションでは触れていませんが、ドラマの中では、東京一極集中の弊害として、首都直下地震のリスクも挙げています。今なら、人口過密による疫病感染も挙げられるでしょう。はからずも、そういう時にオンエアすることになってしまいました。
でも、自粛で外出を控えてなんとなく鬱々とした気分の中、こんな風にバカバカしいコメディは息抜きになっているようで、よかったなと思っています。ぼくにこんなムチャをやらせてくれる番組は太っ腹だなぁ、と感謝！

来週（４月27日～５月１日）は、後半。玄田さんはさらにテンションを上げて各回のサブタイトルを叫んでくれてます。ステイホームのお供にどうぞ。