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2022冬の金沢旅 香箱ガニ


○2022/11/30

11月に入ると旅番組は「石川・金沢・蟹🦀蟹🦀香箱ガニ🦀」推しだった。

私は旅行の目的でグルメの優先度は低い方だけれど、旬のもの・有名なものはいちおう食べておきたいとは思っている。
今回は、旬の香箱ガニを食べる気満々だった。

お店を選ぶ基準はまずホテルに近いこと。
こじんまりとした雰囲気であること。
リーズナブルな価格であること。

おいしく食べて飲んだ後に、けっこう歩いたりバスに乗ったり、ましてやタクシーに乗って帰るということはやりたくない。
明るいうちにホテルの近所をウロウロして、良さそうなお店を見つけておく。

高崎屋寿し
年配の大将と女将さんで営業するお店のよう。
平日、開店間もなくの時間だったので、しばらくお客は私ひとり。カウンターを勧められ、丁寧な接客をしていただいた。

お店の方にまず、あまりたくさん食べられないので、セットではなく単品で頼みたいと伝える。そして苦手な食材、食べたいもの、旬のものは何か。

今回はぜひ香箱ガニを食べたかったのだが、カニは一杯での注文になるという。価格を聞くとそこそこ良いお値段。
「せっかくの旅だし!旬だし!今の時季しか食べられないんだし!食べちゃおう!」と勢いを付けて、握りとお造りにしてもらう。
旅は気を大きくさせ、財布の紐を緩める。

お造りはカニ酢でいただく。たまごは濃厚でプチプチとした歯触りでおいしい。カニ味噌は少なめだけど、ねっとりしている部分が好きでないので特に気にならない。脚肉はあっさりした甘み。
甲羅に残った、箸で掴みきれないカニ肉は、カニ酢を入れてすすると良いですよと教えてもらい、余すところ無く最後までおいしく食べた。

カニの後は帆立・のどぐろなどお寿司を何品か握って貰った。ビールのおかわりを頼み、お味噌汁とお刺身を追加。

その間、大将と女将さんと旅行の話などして、大変楽しい、おいしい金沢の夜を満喫した。

こじんまりとしたお店だけれど、それなりに観光客慣れしているので、カニの写真を撮らなくて良いの?とか、カニを捌いた後も写真撮りますか?とわざわざ聞いてくれるのがおもしろかった。

※クレジットカード払い不可。現金のみ。

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