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お菓子作りで友情にヒビが入った思い出と今年の手作りケーキ


昔からお菓子作りが苦手です。
料理と違って、レシピ通りに作らないといけない。
目分量とか、フィーリングで作るという余地がない。
ズボラな私にとって、お菓子作りとは不自由で面倒なものなのです。


お菓子作りの思い出

小学生の頃、近所の幼馴染Kちゃんと一緒に作ったのが
最初のお菓子作りの思い出です。
Kちゃんは、お菓子作りが得意な女の子らしい子。

初めて一緒にクッキーを作った日。
見栄えは良かったのですが、びっくりする位硬いクッキーになりました。

それでもお菓子を作ったことがうれしくて、
おじいちゃんおばあちゃんにプレゼント。
今思えば歯の悪い二人には硬すぎで食べられなかったのでしょう。
「ありがとう」と言ってくれたけど、全然食べてくれなかったのです。


次にシュークリームを作った時。
シュー生地が思うように膨らまなかったのです。
ぺっしゃりしたシュー生地を何とか切り分け、
カスタードクリームを挟み込みました。


そして、ショートケーキを作った日。
おいしくできていたと記憶しています。
ホールケーキで量が多くなったから、食べきれない分が余りました。そこで私は、丸めて冷凍してアイスキャンディ―にしようと提案しました。

そして二人で食べきれなかった分をこねてラップにくるみ、
冷凍庫に入れました。
今思えば、そのまま家族にあげれば良かったのに。
自由過ぎる発想で、Kちゃんのご両親を不快にさせてしまったと思います。

それからKちゃんに、
「さやかちゃんと一緒に作ると失敗するから」
と言われて一緒にお菓子を作ってくれることはなくなったのです。


それでも、数回のお菓子作りが私の自信になったのか、
別の友人Mちゃんと一緒にお菓子作りをすることに。

生クリームを泡立てる時に、砂糖20gを間違えて200gと勘違い。
大量の砂糖を入れていたらMちゃんのお母さんが慌てて駆け寄る。

時既に遅し。かき混ぜても砂糖がじゃりじゃりして泡立たない。
そうして、Mちゃんとのお菓子作りも失敗したのでした。

私の中で、お菓子作りに対するネガディブな意識が形成されたのです。


今年のクリスマスケーキ


大人になってもお菓子作りは好きではなかったです。
それでも今年は子供達と一緒にクリスマスケーキを作りたいという気持ちになりました。

お菓子作りが苦手な私は、子どもと一緒に楽しめて、
簡単で失敗しないケーキを考え「ミルクレープ」にすることに。


生地は薄力粉と卵と牛乳と砂糖を混ぜるだけ。
長女が張り切って混ぜてくれます。

次に生地をホットプレートで10枚くらいひたすら焼いていきます。
ホットプレートだと温度調整がしやすく焦げにくい。

おたまですくって丸くなるように伸ばします。
長女でもできて楽しそう。

すぐに色が変わって火が通っているのが分かります。
ヘラで両端からすくってひっくり返すのはママ担当。

クレープ生地は一旦ざるの上で少し冷ましてから、
お皿に重ねていきます。
生地同士くっつかないようにラップを間に挟みます。
そして生クリームを泡立てていきます。

生地に塗って重ねてを繰り返す。
ここは次女も参戦。
ぐちゃぐちゃだけど味に支障なし。


クリームが途中で足りなくなって、
もう一パック追加する。

ここでちょっとハプニング。
洗い物が増えるのが嫌で、
使ったボールにそのまま追加し泡立てるも上手くいかず。


普段お菓子を作らないので、
ハンドミキサーがなく、料理用のブレンダーを使っているから少し頼りない。
さっきは泡立ったのに。。
スプーンで生地にクリームを乗せているうちに、
生地の油がボールの中に入ったからでしょうか。


ウィーンとブレンダーをフル稼働しているうちに
充電が切れてしまいます。
<もしかしたら固まらないかも>
という嫌な予感を必死で払拭する。

子どもたちのためにも何とかしたい。
そこで、普通の泡だて器を持ち出し、
鬼の形相で必死に混ぜまくる。

<おりゃー>と心の中で雄たけびをあげるくらいの
渾身の力で混ぜ続ける。

すると願いが届いたのか無事に生クリームができました^^


そこからラストスパート。
気まぐれで冷蔵庫の中にあったチョコクリームを加えて味変。

下半分は通常の生クリーム、
上半分はチョコクリーム。

最後の一枚を重ねると完成。
見た目は地味だけど、力を合わせて作ったから愛着がわきます。

冷蔵庫で冷やしてから夕ご飯の後に切り分け。
ちゃんと層になっていていい感じ。
いざ実食。
ちょっと甘さ控えめでしたが、おいしくできていました。


子どもたちにはお菓子作りの思い出は楽しくおいしくものであってほしい。
それが私の願いです。

作ったミルクレープ


お読み下さりありがとうございました。




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