「サンタさんって本当にいるの?」と疑う長女とクリスマスの思い出


今年もクリスマスが来ました。

小学一年生の長女は、

「サンタさんって本当にいるの?」

と疑い始めています。

小学校に上がって、お友達から色々と聞いているのでしょう。


サンタさんを疑い始めた長女は


去年までは、純粋に信じていてプレゼントのお願いをしていました。

クリスマスの絵本を読んでは、

「煙突ないけどサンタさん家に入れるかな」と心配したり、

「窓を少し開けておいた方がいいんじゃないかな」と提案したり。

とっても微笑ましいやりとりをしてきました。


今年は、

「サンタさんって本当はいないんじゃないの」

「本当は誰か別の人なんじゃない」

と謎かけをしながら私のリアクションをみています。


「本当はパパなんじゃない」と非言語でバンバン伝わってきます。

「サンタさんは信じている人のところにしか来ないんだよ」と言っても、

「なんか変な感じ」と益々疑っているのです。


子どもにいつまでサンタさんをするのか。

子どもが小学生になると親は考えてしまいますよね。

きっとあと少しでサンタさんの正体はバレてします。


私の家では、7歳の長女と2歳の次女なので、

長女にバレた後、どうするのか。

年が離れているから悩ましいところです。

次女にもサンタさんをもうしばらく楽しんでほしいと感じています。


私の子どもの頃の思い出


ちなみに、私の場合を振り返ってみる。

私の家にもサンタさんは来ていました。

兄と私は年子です。


毎年、クリスマスの朝寝室の足元にプレゼントが置かれていて、

驚きと喜びで心から嬉しかったことを思い出します。

そして、包装紙を開け時のワクワク感。

サンタさんってどんな人なんだろう。

どうやってプレゼントを持ってきてくれるんだろう。

そんな時間も素敵な思い出になっています。


小学校に上がると、

「サンタさんはいないよ。お父さんお母さんがサンタさんだよ」

と言われることが増えてきて、そうなのかもしれないと疑い始めました。

そして小学3年生の時、なんとなく眠りの浅かった明け方、

押し入れからプレゼントを出して足元に置いてくれていたのは

お母さんでした。

<やっぱりそうだったんだ>

どこかでまだ信じていたから、やっぱりショックではありました。

その時には言わなかったけど、家族でお出かけをしていた時。

サンタさんの話になって。


兄が、「サンタさんって、お父さんお母さんなんでしょ。」と聞いて。

「何で」とはぐらかしながら答えるお母さんに、私は言ったのです。

「私見たよ。押し入れからプレゼント出してるお母さん」


するとお父さんもお母さんも観念したように話してくれました。

そして、「もう正体がバレたからクリスマスはなしね」となりました。


それから家にサンタさんが来てくれることはなくなりました。

9歳年下の弟には、結局一度もサンタさんが来ることはありませんでした。

サンタさんを信じるという夢のような時間は、

ないままに大人になりました。


私はどこかで

<私が言ってしまったからサンタさんが来なくなってしまった>

という罪悪感と後悔を持っていたように思います。

その後のクリスマスはケーキを食べることはあっても、

以前のようにワクワクするようなことはなくなってしまいました。

何よりも、かわいい弟からサンタさんを取り上げてしまったような

後ろめたさがあったのです。


今年のクリスマスは


長女に正体がバレるのは時間の問題かと思います。

それでも、次女の目に見えないものを信じる心を

もう少し見ていたいと願うのです。


さて、今年のクリスマス当日の朝。

子どもたちはどんな朝を過ごしたかというと。


パパが深夜にベランダにプレゼントを仕込んでくれました。

朝起きて、子どもたちがリビングに行くと、

「ベランダになんかあるみたいよ」とパパが言っています。

「えっ?」と一気にテンションが上がる長女。

急いでベランダに出ていきます。

「あっ!!」とプレゼントに気付き、満面の笑みで室内に持ち込みます。

クリスマスやサンタさんも良く分かっていない次女も、

興奮して包みを持っています。

「サンタさん本当にいた」と長女。

次女も「サンタさん」と言っています。


「煙突ないからベランダに置いていてくれていたんだね。」と声をかける。

「やったーやった―」と大喜びしながら、

「開けていい」と聞く。


「いいよ」というと、早速二人とも包み紙を開いて

「わー!!」と歓声を上げる。


リクエスト通り、長女は鬼滅の刃PODなる携帯型のおもちゃ。

次女はレゴブロック。


2人とも夢中で開けて遊び初めています。

長女も完全にサンタさんを信じ切っている様子。

単純でかわいい。


微笑ましい二人の姿に、私たちも顔がほころぶ。

自分の大切な人たちが喜んでくれる姿がこんなにもうれしいのです。

今年のプレゼント

ちなみに、鬼滅の刃PODで写真が撮れる機能があって、

楽しそうに写真を撮って遊んでいました。

レゴブロックは次女よりも長女が楽しそうにお家を作っています。

次女もマネをしてブロックをはめ込んでなにやら作っています。


夜寝る前に「来年は何をお願いしようかな」と楽しそうに話す長女でした。

お読み下さりありがとうございました。

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