私の2020の漢字

 月並みなことは100も承知だし、twitterで検索かけたら10000人くらい自分の今年の漢字つぶやいてそうな気がするけど、今年の漢字を決めるとしたら私は何かな〜と考えたところ、

「出」

かな、と思う。コロナの影響で「出る」どころか、全然外出出来ないような日々だったではないか、と思われるかもしれないけれど、私は今年紛れもなく「出」の1年だった。

 まず、次女がサッカーのため、家を出て寮に入ることになったので、送りした。「寂しくなりますね」といろんな人に言われたけれど、寂しい、という感覚はピンとこず(母娘共に)ワクワク、の方が勝っていた。時折、次女の好きなすき焼きをした日の次の日の朝、次女はその残りでおじやを作って朝ごはんにするのが常だったのだけど、それを食べてくれる人が居ない(他の家族はみんな好きじゃない)というのに気づいた時とか、毎日の「ただいまー」の声や表情で子どもたちの今日1日がどんな日だったか、を把握していたんだな、と気づいた時とかに、ほんのちょっぴり寂しくなったりもしたけれど。それでも、充実した生活を送り、1年で10センチ以上背が伸びた次女の少し凛々しくなった表情を見ると、やっぱり寂しいよりも、未来へのワクワクが上回った。

 そしてそれに伴い、今までのスクールへの送迎や土日の試合や遠征、トレセンなどへの送迎帯同が無くなったことと、コロナ禍にリモートワークになったことが重なって、私にはぽっかりと時間が出来た。そこで思い切って踏みしたものが2つある。
 ひとつめは、語学の勉強である。中国語と英語の勉強を始めた。中国語は仕事柄中国の人とコンタクトを取ることが多いので、常々勉強したいと思っていたのだ。(まぁ向こうは日本語ベラベラなので中国語喋れなくても業務に支障は無いのだが)英語は大学生の時にとったTOEIC750点をずーっと履歴書に書いていて(恥)もうその時の英語力などとっくに無くなっているに等しいことが自分の中でコンプレックスだった。だからもう一度ちゃんと勉強したいとずっと思っていた。英語も中国語も、主にNHKラジオの語学講座と、スカイプによる週1回の対面レッスン。細々ではあるが、4月に始めたそれらは、12月の今まで続いている。続けるのが苦手な私にしては(日記など最後まで書ききったためしがない)これでも自分を褒めてあげたいレベルである。中国語を勉強し始めてから、勉強がてらWechatで連絡を取るときとかに中国語を簡単なところだけ使い始めたら、明らかに中国の取引先の人たちが優しくなったので、結果的に思わぬところでとても得をしている(笑)
 ふたつめは運動である。去年は月曜断食で産後に太りまくった分の12キロダイエットに成功したのだが、糖質制限をしていてもジワリジワリと体重が増えるようになり、6キロリバウンドしてしまった。やっぱり分かってはいたけど継続的な運動が必要なのだ。(知ってた)そこで、ずーっと自分でもやってみたかったサッカーを、次女が小学生時代に所属していたチームがやっているママサルに参加して始めてみることにした。横から試合を見ていたときは「ぐわー!キーパーと1対1外したー!」なんて思っていたけど、自分が始めてみたら「次女すげぇ…」としか思えない。なんて難しくて、でもなんて楽しいの!サッカーってやつは。でもそれも参加出来るのは月に2度ほどで、これでは体重への変化は期待出来ない。そこで、勢い余ってキックボクシングも始めてみた。3人の子持ちが38歳にして初めてトライするスポーツとしてはかなり珍しいのではないか、キックボクシング。でもキックボクシングもずーっとやってみたかったのだ。どうせなら楽しいスポーツをして、楽しみながら何なら痩せたい、と邪な気持ちで始めたのだが、これがめちゃくちゃ楽しい。ミット打ちで思いっきり重い音がしてパンチやキックが当たるとスカッとする。スパーリングで相手の虚を突いて、ミドルキックが決まるとめちゃくちゃ嬉しい。まだ始めて2ヶ月も経ってないのだが、踏みしてみて本当に良かった。大晦日の総合格闘技も今までそんなに興味なかったのだが、キックボクシングを始めて解像度がぐんとあがったみたいで今ガードが下がったからストレート打ったんだ!とか思えてとても楽しい。

 なかなか外には「出」れない1年だったけど、個人的には仕事でも全く新しい業務も任されるようになったり、結構いろんなことで前に「1歩を踏み出した」1年だった。2021年は、この踏み出した1歩を2歩、3歩、なんならダーッシュ出来るようにしていきたいと思っています!来年もよろしくお願いします!!





 この大晦日に、長女がサンタさんからもらったハイキュー(全45巻)に手をしてしまいました。おせち作りも終わってないのに…、読む手が止まらない。ハイキュー読みながら年越しになるかも!いつ読み終わるのこれー。

いただいたサポートは次女が海外挑戦するときの費用として大切に貯めておきたいと思います!!よろしくお願いします。