見出し画像

アラフォーと子宮筋腫手術①プロローグ

※Instagramに書いた内容とほぼ同じです

 先日、紹介状を持って大学病院に行ってきました。

 過多月経に悩んで早10年。どんどん量が増えていき、貧血も加速し、日常生活がままならなくなってきたため意を決して婦人科に行ったのが2023年10月でした。

 MRIを受けた結果、わたしの子宮の上部には握りこぶし1個分の良性の腫瘍があることがわかりました。子宮筋腫というものです。3ヶ月前のデータなので、おそらく今はひと回りくらい大きくなっていると思われます。このままだと閉経まで大きくなり続け、子どもの頭くらいのサイズにまでなるだろうとのことでした。

 かかりつけ医にも、さらには外科医である伯父や従兄たちにも「子宮を残した手術をするとなると出血多量のリスクが高いから、おそらく子宮全摘になるだろう」と言われました。わたしは2ヶ月かけて子宮全摘の覚悟を決め、2024年1月中旬にかかりつけ医から紹介状をもらいました。

 そして今回大学病院に行ったのですが、大学病院の先生は「子宮を残す(腫瘍だけをカットする手術)」という選択も挙げてくれました。子宮筋腫は女性の3人に1人が持っており、手術も頻繁に行われているためデータも豊富なのだそうです。

 子どもは欲しいけれど相手もいないので出産は現実的ではないことと、ここから先も出産をすることはないとなると、父方ががん家系のわたしは子宮体がんの危険度が上がることを懸念していました。それを伝えると先生は「確かに子宮体がんにならないリスクはゼロとは言えないけれど、なるかならないかわからない子宮体がんのことを考えて子宮を取る必要はないのではないか」と言いました。

 子宮を取る覚悟を決めて行ったので、突如「一度諦めた選択」が目の前に掲げられたことに困惑し、さらには出産の機会は低いわたしの子宮を残してくれようとする配慮に喜びと申し訳なさが生まれ、涙を流してしまいました。先生は「また悩ませてごめんね」「最終的な決定はもう少し先でもいいので」と言いました。

 手術までには最低3ヶ月以上の時間が必要で、それまでに薬の力で女性ホルモンを抑制させて擬似閉経をし、子宮筋腫を小さくすることになりました(※子宮筋腫は女性ホルモンの影響でできる)。手術時の余計な出血を減らすため、手術をしやすくするために加え、貧血を改善させたうえで採血して血液を貯蓄していく目的もあるそうです。手術時の出血による輸血の血液を、わたし自身の血液で賄うとのことでした。

 というわけで来月から擬似閉経をするわけですが、どうやら更年期障害と同じような症状が出るらしく、身体がほてったり、うつ気味になったり、関節が痛くなったりと、簡単に言うと身体が10歳以上歳をとることになりそうです。不正出血もあるらしい。もうまじめっっっっっっっっちゃいやなんですけど!!!!!!!!!!!!! すげえいやなんですけどおおおおおお!!!!!!!!!!!! やだー!!!!! まだアラフォーなのに!!!!!!!!!!(アラフォーなのに騒ぐの見苦しいのでやめてください)

 というのが現在の状況でございます。

 わたしの年齢はもう薬ではなんともならないし、閉経までまだまだ時間もあるので、なんとかするには手術しか方法がないそうです。わたしは10年間ずっと生理用品の進化に甘え、婦人科に行くことを躊躇っていました。もう耐えられないとおもった時には既に遅し。もし過多月経でお悩みの方がいらっしゃったら、すぐさま婦人科に行くことをおすすめします。まだ薬でなんとかなるかもしれません。

 ちなみに今のわたしは、2日目の3時間分の量と、女性の1ターム分の合計量(平均)がイコールです。能登地震の避難所生活をネットで観たことも、手術を受ける覚悟を決めたきっかけのひとつでした。今のところ手術は6月末あたりに受けられたらいいかなと考えています。

 と、淡々と書いてはいるんですが、ずっと心の中がざわざわしているので、このことについてコメントをいただいてもその思いを受け止めきれず、さらには気の利いたお返事ができず、不甲斐なさとやるせなさで心が苦しくて涙が止まらなくなってしまいます。ですのでコメントは不要です。

 公に向けて書くことで感情を整理して、精神の安定をぎりぎり保っている状態です。あたたかく見守っていただけますと幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。