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邪魔にならないようにするから月20万円ほしいなどと。(深夜の放流)

無職3か月目、心身ともに復調。
あの不調はなんだったの?というほど健康的な生活を送っている。
土鍋でご飯を炊いたりしちゃって。
部屋の整理をして、大量の洋服に途方にくれたりして。
全部好きだから捨てられない。
高い洋服はないけれど、ストレス買いしていたようだ。

すべての原因は仕事とそれにまつわる人間関係だったのだと確信してしまい、現代社会人としては致命的。

他人と関わるのが怖くてまだ集団に接触したりはできていない。
そして、地元にも帰れていない。
家族や友人と会うと自己否定が始まる気がする。

自分の心と体を優先にもう少しゆっくりするかなと思っているけれど、つい、「静かに生きるから、邪魔しないようにするから月20万円ほしい」、「月20万円あれば静かに文句も言わずひっそり生きるのに」とか邪心が出てくる。
静かに生きていても、それが何か気に障るという人もいるから、絶対的に無害にはなれないのだけど。

無害かぁ、と思いながら本屋で目にしたのはチェ・ウニョン著「わたしに無害なひと」
著者から「日本の読者のみなさんへ」というメッセージから始まり、その言葉で私と作品がより近くなった気がした。
「本は読者がページをめくるまで沈黙に埋もれている」と言う一文、なんて素敵な文章なんだろう。
あなたと私の物語という導入にすごくうれしくなった。



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