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なぜ人は箔押しに魅了されるのか

大場さやか

書店に『デザインのひきだし』46号を探しに行ってきました。1店目になく、2店目にて発見、しかし1冊しか置いてありませんでした。よってその1冊を入手したわけですが、この『デザインのひきだし』46号の何がすごいかって、表紙の箔押しです。10色の箔×別の10色の箔×10色の紙=1000通りの表紙になっているのです。こんなことができるのは『デザインのひきだし』だけでしょう。できたらいいなとは思っても実行に移すのは相当難しいはずです。でもそこをやってしまう、デザインと印刷加工に力を入れている方々がおられることでもう、胸が熱いです。

この箔押し表紙がたっぷり見られる「大箔覧会」も開催されています。東京と京都です。行きたい!

そんなわけで、なかなか同じ表紙には出会えないであろう1冊、私の手にこのパターンの物が来たのは運命なんです。

しかしなぜ私や、少なくはない数の人々は、箔押しにこんなに惹かれるのでしょう。まあ単純に、綺麗ですよね。キラキラに惹かれる。そして「箔押し」というぐらいですから「押されている」、紙に加工がされているところも魅力です。触ってわかる微妙な凹凸。これが、どうだとばかりにボコボコしていない具合な点に、私は上品さを覚えます。ギラギラにはならない(いや、しようと思えばデザインでできるとは思いますが)。

以前、小説の個人誌を作ったときに、本の表紙デザインをおまかせするプランをお願いしてみたことがあります。そこでできあがってきた本の表紙には、金色の細い文字で箔押しがされていたのですよ。こちらです。

表紙そのものも素敵に作っていただけて嬉しかったですね。印刷会社はプリントオンさんです。またお願いしたいですね。

自作の宣伝が混じってしまいましたが、箱を開けたそこに箔押しが見えたときの喜びを思い出したので、書いてみました。箔押しで盛り上がるのは、印刷について多少の知識があって、それを行うとちょっと価格が高くなることを知っているからかもしれませんね。つまりは箔押しは(ほそぼそと個人誌を作っている身には)簡単には手の出せない、特別の物なのです。

まったく、箔押しはテンションを上げてくれますね。

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大場さやか

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