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④マッチングアプリ1人目 S(建築)さんの話


こちらの続きです。


建築さんとのLINEは大体、朝の「おはよう」から始まり、夜仕事終わりに何通か。続く時もあれば返信無くなり次の日の朝にまた「おはよう」と入ることも。

私は恋の駆け引き的な事は一切しない派なので、スマホみて連絡が来てたらすぐ返します。
連絡頻度って本当に人によると思うのですが、
①そもそもあんまスマホ見ない
②スマホは見るけど返さない
③スマホよく見るしすぐ返信する
の3パターンかと思います。

私は仕事上、メールでお客様とのやり取りが多いのでスマホは鳴れば見るようにしています。よって③かな。

返信遅い人って大体②やと思う。私はせっかちなので約束決めてる途中とかは「見てるなら早よ返せよ」とは思うけど、基本は遅くても気にしません。相手の頻度に合わせるとかもしない。


で、建築さんは完全に
②スマホは見るけど返さない
これですね。ランチした時にスマホをテーブルに置いてたので。こういった癖があり返信遅い人は②です。

なのでまぁ見てるんやろうけど返さんねやろなぁと。
で、夜とか途切れる事もあるので、既婚なのか彼女なのか知らんが何か匂う

前回会った時から一ヶ月もあるので、LINEの回数は多いんですけど気になる点がちらほら。

•素性が分かるようなボロが一切出ない
•プライベートな話を一切してこない(休みの日に何処へ行ったよ、とか)
•こちらのプライベートも一切聞かない
•土日も仕事の勉強をして多忙(朝、夜しか連絡つかない)
•「早くそっちに行きたい」とか「〇〇(私)に会いたい」とか甘い言葉系言い始めた
•しかし電話は断固拒否

こりゃ遊んどりますなぁ。

と、私の遊び人察知センサーは働きました。
特に、「早くそっちに行きたい」とか「〇〇(私)に会いたい」とか甘い言葉系言い始めた
これは遊び人の共通事項かと思います。
ポイントは、

甘い言葉は言うくせに「好き」とは絶対言わないところ。

これがめちゃくちゃに上手い。じゃあ付き合う?とかなったら面倒やもんね。
本命であればあるほど、こういった軽々しい甘い言葉は言わない気がする。
超直球男子も中には居ますが、そういう方は甘い言葉と共に付き合って!と言ってくる。

建築さんが遊び人と分かれば、私も本気で彼氏にしたい!とか、再婚相手に!とかは無くなるわけで。こちらも暇つぶしのコマにしようかという感じのスタンスに。
私は私を溺愛してくれる男性が好きなので、こういった知的な遊び人と遊んだことはあまり無く。なのでどんな生態なのか少し興味も湧きますねぇ。


で、一ヶ月もあるのに結局素性は何も分からず。まぁ危険な匂い(犯罪とか)はしないので家に上げてもいいかなぁというジャッジ。
※何度も言いますが独身時代男を連れ込みまくってたので家の敷居は劇的に低いです。


そして建築さん我が家へ。

少し仕事してから来るという事で21時過ぎに来ました。子供は20時くらいから寝ています。

LINEのやり取りでワインで乾杯したいね!という話になってたので行きつけのワイン屋さんで良いワインを見繕っていました。
ご飯食べてくるって言ってたけど何かつまみたいよねーと思い3品くらいおつまみも用意。
そう、私かなり尽くすタイプなのです。


で、建築さんと2回目のコンタクト!
家に入るなり

建築)ちょっと手を洗ってもいいかな。

とな。ポイント高いわー。手洗い大事よねー。


まずはビールで乾杯して、今日のフライトどうやったとか軽く話してました。
相変わらずコミュ力高いわー。楽しい。

すると、

建築)すごい図々しいこと言ってもいいかな。

私)え、何?

建築)部屋着に着替えても良い?

!!!

2回目会う人の家に部屋着持ってくるって…おぬし人ん家上がり慣れしすぎやろ!

と思いましたが、言い方とかが全然嫌じゃなくて。いいよーと言い建築さん部屋着にお着替え。

リラックスした様子でビールもワインも進み、おつまみも「美味しい美味しい」言いながら食べ。

私、本が好きで部屋に大きな本棚があるのですが、建築さんが見ても良いかと。
もちろん良いよーと言い本棚を見る建築さん。

私の本の趣味は割と偏ってるので、一般の本屋さんとかには置いていないような物が多いです。
作家さんに直接問い合わせて買った本や、偶然セレクトショップで見つけたZINE、古本で発掘した廃盤の本など、今まで他人と本の話で盛り上がった事無いくらい変わった本ばかり読んでます。

が、しかし、建築さん

あ!この詩集知ってる!持ってんねや!

と、かなりマイナーな詩人の詩集を見つけました。
これ、買うのにめちゃくちゃ苦労した一冊で。
好きな作家さんが本の中で紹介していて欲しくなり探したのですが、大阪のどの本屋さんを探しても無くて、ネットにももちろん無くて。
作者は屋久島在住、オフグリットな生活をしてるので問い合わせとかもできず。

で、元々この詩集を紹介していた作家さんに問い合わせて、作家さん経由で購入させて頂いたとゆう一冊。

これを知ってるだと!?そんな人居んのか!?ほんまやとしたら運命的な出会いやぞ!


と、私のテンションだだ上がり。
そこから本の話、お互い映画好きという事もあり映画の話など、なんか色々話してるうちにワイン一本空けてしまい2人ともほろ酔い。

建築さん机で寝だす。いや、帰った方がええで明日も仕事やろ?
という感じですが眠そうなのでソファーで寝てく?という流れになり(私が提案)ソファーで就寝。
ちょっとソファーでいい感じになりイチャイチャしだす。久しぶりの男性最高!!!となってると寝室から息子の泣き声が。

私は寝室へ行き息子とそのまま寝落ち。


結局致しては無いけど割といい感じのところで寸止めという感じ。


【続】

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