見出し画像

【Web3トレンド4月編】 コレクターズNFTとコミュニティ化

前回の記事ではスポーツとNFTについて取り上げましたが、今回は音楽業界の最近のNFTの動きについての報告です。
前回の記事でも取り上げたUnblockedですが、今回はそのUnblockedのパートナーサイトであるRHTHMも含めて紹介します。

Unblockedとは

UnblockedはTikTok、Blockfolio、FTX、Dapper Labsなど、音楽とエンターテインメントのコミュニティをWeb3に持ち込んでいるチームで、RhthmなどブランドサイトをNFT化するプラットフォームとして使用されています。Unblockedでアカウントを作成すると、Rhthmなどその他Unblockedパートナーサイトすべてで共通のアカウントを使用し、NFTのコレクションをよりスムーズにできるように構成されています。

RHTHMとは

RHTHMは、Primary Wave音楽マネジメントに所属しているアーティストのデジタルグッズを集めることができるプラットフォームとして、アーティストと直接関わることができるほか、ミート&グリートやコンサートチケットなどの限定リワードを獲得することができるサイトです。

4月20日 ドロップ

Cypress Hillというミュージックバンドのファーストアルバム発売30周年記念として、サイン入りグッズや先行発売の音楽が当たるコレクターズNFTが、4月20日にドロップする予定です。


NFTコレクターズアイテム仕組み

  • コレクターズアイテムによるティア分け

    • コレクターズアイテム:一定数のコレクターズアイテムを集めることでチャレンジを達成することができ、より高いティアへ進むことができます。

    • チャレンジ:チャレンジを達成するとリワードとして、デジタルおよび対面での限定体験に還元することができます。

    • コレクタースコア:集めたものによってポイントが貯まり、ポイントが高いほど、今後のドロップの優先順位が高くなります。

  • リワード還元

    • 限定イベント:コレクターズアイテムを集めれば集めるほど、またイベントに参加すればするほど、より豪華な特典が得られます。コレクターズアイテムを集めてより高いチャレンジを達成することで、より限定的なリワードに還元することができます(リワード還元の例:バックステージへのアクセス、コンサートチケット、サイン入りグッズ、音楽への早期アクセスや今後のドロップ、ミート&グリートなどの特典)

  • コミュニティ

    • AMA、インタビュー、舞台裏のコンテンツなど、アーティスト自信が所属している限定コミュニティに、コレクターズアイテムを還元してアクセスすることができます。

    • リーダーボード:リーダーボード内の順位を上げることで、アーティストやファン仲間と

  • P2Pマーケットプレイス

    • 集めたコレクターズアイテムをセカンダリーマーケットプレイスで更に販売したり購入することができます。


【まとめポイント】 ファンとNFTの進化


RHTHMで特に興味深く思うのは、NFTを購入することだけで止まめるのでなく、NFTを集める(また集め続けさせる)モチベーションを維持させるために、NFTをさらなるリワードに還元できることです。

この例として、CoinbaseがBored Ape Yacht Clubを題材にした映画を製作している中、映画でIPを使用するために、Apeホルダーにライセンス契約をオファーしていることなどがあります。

このように、ファン所有のNFTキャラクターをライセンスするなど、未来のファンとアーティストの関係がより密接になるような世界が、少しづつ描き出されているよう見受けられます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?