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一緒に夕飯を食べる会

今日は、長男Tのクラスで「一緒に夕飯を食べる会」だった。3ヶ月に1回くらい行われる。

Fællesspisning(フェレス スピースニング)と呼ばれるこの会。直訳すると「一緒に食べる」という意味。英語だと" Communal Dinner"。Tのクラスでは、保護者2ー3組で夕食を作り、行かれる人は申込みをして、みんなで夕飯を囲むというもの。義務ではない。行きたい人が行く。食事当番は、全員年一回まわってくる。今日のメニューは、チキンカレー。デンマークでよく食べる、さらりとした薄い黄色のカレー。ご飯にかけていただく。トッピングにピーナッツやパイナップル、レーズンなどなど。メニューはいつも簡単なもの。ラザニアやスープ、ミートソースパスタなど。日本のカレーを作ったときは大ヒットだった。大人30Kr(480円)子ども15kr(240円)だ。今日は17時半から夕食で、18時15分頃には食べ終わった。保護者総出でさっさと片付けをして、(用事がある人は、片付づけずに帰ってもOK)18時45分には、当番の保護者が施錠して終了。食事係も参加する方も負担の少ない、夕食を食べる会だ。

0年生の頃から続いている。子どもたちが低学年の頃は、朝夕の送り迎えで、保護者同士顔を合わせたが、お互い仕事や帰ってからの夕飯の準備などで忙しくて、ゆっくり話す時間はなかった。6年生になった今は、保護者会やイベント以外で顔を合わせることはない。夕食を囲みながら、保護者同士おしゃべり。いいコミュニケーションが基礎にあると、子ども同士何かあったときに、話しやすい。何もなくても、保護者同士のいい雰囲気は、子どもにも伝染する。緩やかなコミュニケーションの場だ。正直なところ、今日は仕事でぐったり疲れて、ソーシャルになる気力がなかったけれど、行ってみたらおしゃべりは楽しかった。子どもたちは夜、学校に入れるのが、楽しいらしい。毎回体育館で遊んでいる。

このfællesspisning、T の学校だけで行われるのではない。他の学校でもあるし、シニアクラブ、団体、教会などでも行われている。予約をすれば、誰でも参加できる Fællesspisningもある。知らない人と一緒のテーブルにつき、大皿から食事を取り(多くの場合メニューは一種類)、会話を楽しむ。「同じ釜の飯を食う」のデンマーク版だ。デンマークに来る機会があったら、行ってみることオススメ。

ここは英語のHPがあります。昼間はカフェ。食事だけでなく、イベントやコンサートも色々。1食50krは、物価の高いデンマークでは格安。



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