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シリーズSDGsの今:目標②飢餓をゼロに

PRディレクターのさやです。

今日は「シリーズSDGsの今」の第二弾,目標②飢餓をゼロについてです。

目標の名前だけ見ると,日本人に最も馴染みのない目標の1つかもしれません。「飢餓」という言葉があまりに日常用語でないからです。

目標②:飢餓をゼロに

飢餓をゼロにという目標は,もう少し詳しくいうと「飢餓をなくし,食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに,持続可能な農業を推進する」ことです。特にアフリカやアジアの発展途上国において,飢餓を原因に命を落とす人をなくさなければなりません。

飢餓をなくすためには,アフリカ・アジア地域にある農家の生産性をあげるとともに,持続可能な農業を拡大する必要があります。前者は言葉の通りですが,後者が特に重要です。ただ単に生産性をあげるだけではなく,その地域の生態系を守り,農地が枯れないようにしなければなりません。土地が枯れるたびの,農地を拡大していると,地球環境の破壊に繋がる上に,食料の確保が不安定になるからです。

過去数十年にわたる飢餓への取り組みにより,この目標においても,進捗がみられていましたが,新型コロナウイルスの影響により再び食料不安が増大しています。気候変動・バッタの大量発生・紛争に加えて,新型コロナウイルスが食料システムに対する脅威の1つとなっています。特に開発途上地域の45から85%を占める小規模食糧生産者への影響が深刻です。

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世界の取り組み例

世界の食卓を繋げることで,発展途上国の食料問題を解決しようとしている団体があります。それがTABLE FOR TWOです。社員食堂や店舗で対象メニューを購入すると、20円が飢えに苦しむ子どものための給食1食分に充てられるという仕組みです。しかもメニューはヘルシーで健康志向なもので,自分が健康に楽しく食事をすることで,途上国の子どもへの支援に繋がるという一石二鳥のプログラムなのです。

この団体は他にも様々な形で給食を通した支援を行っています。例えば支援先の一つであるバンダ村の給食は、ソルガムやトウモロコシ、 大豆の粉末にビタミンや砂糖を加えて煮込んだポリッジ(お粥)です。この給食を配給するようになってから,子どもたちの栄養状態は飛躍的に向上し,学力の向上にもつながっています。

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出典:TABLE FOR TWOのHP(https://jp.tablefor2.org/activity/#Meal)

まとめ

食料は人間が生きていくために,あまりにも根本的なものです。ダイエットで食べないようにしている人がいる一方で,今日食べるものがなく命を落とす人がいます。もはやあまり現実世界のことという感覚も薄いのですが,こうして現状や取り組みを知ることがまずは何より大事だと思っています。このnoteがその一助となりますように,今日もご精読いただきありがとうございました。

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