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話し下手は、育児で改善されるのか?妊娠9ヶ月で考えていること

私はアウトプットがあまり得意じゃない。特に、口でのアウトプットが苦手だ。
自分でも不思議だけど、同じ話を聴いて相槌を打つのにしても、口よりも手(特にパソコン)から出て来るものの方が良い反応ができる。


私が生まれたのは1989年。

小学生くらいになると「家にパソコンがある家庭」がだんだん増えてきたり、パソコンの授業が始まってきた年代だと思う。
その頃我が家にも、ノートパソコンがやってきた。タイピングゲームをしたり、当時流行っていた「ポストペット」を使ってメールをしたり。

中学生になると、仲の良い友達とmsnのメッセンジャーでよく会話するようになった(いわゆるチャット)。それこそ平気で何時間も。長電話の代わり、という感覚だったかな。

そんな生活をしていたからか、元々"おとなしい"と言われるタイプの性格だったからか。何かを伝えたいと思っても自然に口から音が出ることは少なく、うっ、っと言葉に詰まることも増えていった。


口でのアウトプットが苦じゃない夫からすると、この現象は不思議みたいで
「結局、頭で考えたことを喋るか打つかの違いだけだから変わらないでしょ?」と言われてしまうんだけど、全然違うんだこれが。。

「口と手では違うんだよ〜〜」と夫に言ってみてもなかなか理解してもらえないので、改めてその原因を考えてみた。


1. 話すことに苦手意識があるから

この言い方で相手に伝わっているだろうか…と不安になり、簡潔にしたいのに余計な情報を盛り込みがち。説明的になりすぎてしまう。(書き文字でもこの傾向はあるけど、多少マシ)

2. 話したそばから消えていくから

口から発した言葉は、打った文字のようにその場に留まってくれない。前に言ったことを自分で覚えておかないといけないし、うっかり出た言葉は後からフォローするのが難しい。
手で行うアウトプットの方が楽だと感じるのは、それを瞬時に目で追えるというのも大きいのかもしれない。

3. 相手の表情や反応を気にしすぎてしまうから

特に対面している場合、話を聴いている相手の表情が見えやすい。内容が伝わっているかを確認できるのは良いけど、それに振り回されすぎてしまう。結果、余計な補足が増える負のループ。

4. 手を動かしながら頭を整理する癖があるから

これはきっと、チャット習慣のせいだろうなと思う。
「話をすることで考えが整理される」というタイプの人もたくさんいると思うけど、私は話をするために前に「手を動かして頭を整理して」からでないとまともに喋れないことが多い。
頭の中は基本的に雑然としていて、それを整理する一番の方法は手を動かすことなんだと思う(最近よくそれを実感する)。

今回のnoteも、考えながら手で打っているわけだけど、同じ分量を・同じ時間内でアウトプットしろと言われたら多分無理だと思う。

いま考えられる要因はこの4つかな。


もちろん、口からのアウトプットが上手いに越したことはないと思っているのでこれまで何冊も本を読んだり意識したりしてきたけど、おそらく、微々たる変化。

で、妊娠9ヶ月の私がこれからぶち当たる壁が「子育て」なわけだ。


自分の子どもに対しては、文字でのコミュニケーションは基本的に使えない(たまに手紙とかは有りかもしれないが)。否応なしに口から発する言葉を中心に色んなことを伝えなくてはならない…!!正直これまででいちばんのピンチ。


逆に言えばここまでの文字が使えない環境に置かれることがなかったので、ある意味良いチャンスかもしれない。子と一緒に親が成長するとはよく言われるけど、まさにそのフェーズに入るんじゃないかという気がしている。

その前に出産という大イベントが控えているけど、無事そのイベントを乗り越えられた暁には「子どもと一緒に言語能力を成長させることができるか」の検証記事を書きたいと思う。


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