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さよならAREA

2021年が終わる。なんだかんだ去年比でライブに行けるようになった今年だがいかがお過ごしでしょうか。

2021年の終了とともにヴィジュアル系の方では有名なライブハウス高田馬場AREAが閉店するというニュースに界隈が騒然としてからその日がやってくるまで案外早いもので、もう今年も終わってしまうのである。
せっかくコロナ禍で暇になって大掃除でもしたのか天井綺麗になったのにねえ、あんなにつららのようについていた埃が…なんて笑ってたらいつの間にか最終日の配信をやっている。


ということで長くも短くもないAREAと私の思い出話をしてみようと思ったのだけれども振り返ってみたら9割DIAURA

いや他にもあったでしょうよと脳内をひっかきまわしてみてああ、グリーヴァの解散ライブとか行ったな…


…結局Ainsだな…

なんかもう全部Ains、Ainsでしか行ってない。

いやあでも楽しかったよ、Ains忘年会とか。7時間エリアに閉じ込められてたけど。

ほんとうの本当にそれ以外で行った記憶がないのだけれど、まあ思い出はフォロワー伝聞含め山のように出てくる。

例えば…終演後のドリンク交換ができないからライブ前に速やかに交換して始まる前に一気飲みして頭がキーンとなったし…

例えば…待機場所がビルの隣の坂を下りた住宅地なので開場してから死ぬほど急な坂を毎回のぼったし…

例えば…先行物販を買い終わった客にスタッフがもうこないで下さいとか言って来たり…

例えば…近場に開場前に預けれる手ごろなコインロッカーが少なかったり…

例えば…開場前に暇すぎて向かいのガストでひたすらドリンクバー飲んだし…

エリアのスタッフとバンギャルの血で血を洗う闘いの記録、だれかこれを期にまとめてくれないかな、他にも情報くれないかなと密かに思う。
このようにスタッフとバンギャルは仲悪いのでエリアが閉店するというニュースが出た時バンドマンには惜しむ声が多かったのだがバンギャル側はついに無くなるんだ、へーぐらいの冷淡さであった。この温度差もまたエリアというライブハウスへの評価がそのまま如実に表れているなあ、とちょっと笑ってしまった。かくいう私自身も

「AREAに思い出はあっても愛はない」

とはっきり言ったクチである。そりゃまあ思い出のハコが無くなるのは寂しいけれど、私の推し盤はAREAで育ったみたいなバンドが多いから無くなることに対してそれなりの気持ちはなくもないけれど、やっぱり愛はないのである。
情が残っているのは単に行った回数、好きなハコとしてあげたい名前ではない。良いところは駅から近いところと二柵が見やすいところだけ。
AREAに三日おきくらいに岩手から通った時はさすがにもう帰って来るなと親に言われたりもしたけど絶対嫌だよ。

今年は最初で最後のコーストだったし最後のエリアだったけど最後のエリアの記憶はぶっちゃけビニールカーテン越しのメンバーだよ(笑うところ)

それはそれとして小売業の私はこんなブログを書いている場合ではない。明日から地獄の年始の初売りセールなのだ。とりあえずさよならエリア、もう二度と会うことはないね。思い出をありがとう、愛してはいないけど。

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