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26.0号、初号

ダビングが終わって、合成カットなども入り、画も音も出来上がったら、それを一つにして完成したものをスタッフ全員で見ます。
それを0号試写と呼びました。
フィルムでマスターを作っていた時は、画音を合わせたプリントを現像する際、第1号プリントを初号プリント、2本目からは第2号、第3号プリントと言っていました。
それらは劇場にかけるためのプリントです。
スタッフで確認するプリントはまだ完成品ではないため、第0号、0号ラッシュといい、フィルムの焼き加減で変わる色味の最終確認を行っていました。

ここが本当に最後のチェックの場所です。
画や台詞、合成カット、完成尺、すべての最終チェックをしましょう。

そこでの調整を経て、初号プリントが完成し、キャストの方や関係者の方たちも参加しての試写となります。
デジタルになり、0号試写は必要なくなり、初号試写で最終確認を行って
います。

編集部の仕事はここまでです。

編集助手は、編集室が使用できるスケジュールの間に、部屋を片付け、保管する資料などはまとめて制作会社に納品します。

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