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心と構造

何事も、心と構造、その両面から見ていくこと、その両面のバランスをうまく取りながら捉えること、一方に偏りすぎないこと。
それが大事だなぁと思ったので、書き残してみたいと思う。


心というのは、身体性という言葉とも置き換えらえると思っている。頭(論理)で捉えられないもの、頭を超えているもの、個別最適化ではなく全体性。微分ではなく積分。頭で理解しようとすることさえがおこがましいというか、そうではなくて、全身で受け止める、といった表現の方が合うような類のもの。

構造
構造というのは、システム・仕組み・ルール・普遍性・原理原則に近いイメージ。多くのものをわかりやすく、効率的に、費用対効果高く捉えようとするとき、とても役に立つ。基本的には自分自身も構造という大きなパワーの中に組み込まれているわけで、これを理解することは賢く生きていく上でとても大切。

会社で何かトラブルがあった時、人の問題で困った時、上記の両方で考え、施策を打つ必要がある。その人の全てを理解しようとするのではなく、それらを全身で受け止めてあげる努力も必要だし、一方で、仕組みや制度を変えて再発防止を考える必要がある。
そのトラブルを受け止める自分側としても、心をめいいっぱい使って疲れてしまうのはやり過ぎだし、一方で心を全く使わずにシステムだけで解決しようとしても難しい。

自分の体調が崩れてしまった時もバランスよく対処していくことが理想。西洋医学的な論理的な原因分析で対処策や再発防止策を実行していくと同時に、東洋医学的に、身体を全体として見ていって、ゆっくり改善させていくことや、身体に対する不安を聞いてもらい医師だけでなくコーチ的な方々にもサポートしてもらうこと、知恵を借りること、もとても良いなと。身体に対してのアプローチも偏りすぎないこと、何よりもバランスが重要。

子育てに関しても、子供を自然の中の生き物の一つとして捉えて受け止めて一緒に暮らしていく、といった視点も必要だし、人間社会で今後生きていくために戦略性を持って学校選びをすることも重要。どちらかに偏りすぎずに行ったり来たりしながら共に歩む姿勢が大事なのかなと最近は考えている。

バランスを取るということは、対立概念において中間を取る、というイメージではなくて、両方をやりきりこと、振り切ることで、安定が維持されると言ったようなイメージ。大きな振り子が左右に振れているような、そんな感じ。

自分の今のコンディションとしては、最近はかなり心側に振れていっていたので、そろそろ構造側に戻っていく時期なのかなぁとも思うし、もっと心側に振り切りたいような感じもする。


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