見出し画像

日本人の精神か若気の謳歌か🇯🇵🐉

つまりはタトゥーを入れるか入れないか、というお話。

海外在住のさやです。イギリスでもやっと初夏になって、気温が心地よくなりました。そこで、男も女も肌の露出が増えることで、タトゥーに目が良く行くこの頃。

私は20代前半で、海外に目を向け始めた10代後半の頃からタトゥーへの憧れはあったのですが、なにぶん家族に警察官がいる分タトゥーにはそういった意味で厳しい。でもファッションや自己表現といった意味ではすごく憧れて、高校3年生の頃はすごく憧れが強かった気がする。

そもそも大昔、日本において"彫り物”はお守りや通過儀礼のようなものであった。それが江戸中期に中国から輸入された方法により、罪人に"刺青"を入れるようになったのが悪いことの始まりだ。開国後にそれらは禁止されるものの、彫り物の技術は受け継がれ続け、戦後にまた花開く事になるものの、ヤクザ映画により、刺青は”男”から”ヤクザ”のイメージがついてしまったそうです。その後ヤクザ抗争が激化し、「ヤクザお断り」と書くのは怖かったことから「刺青お断り」と書かれるようになったのです。

日本で禁止の風潮ができたのがこんな最近だなんて調べるまで知らなかった。日本人はなんて惜しいことをヤクザの抗争により行なっているのか!!海外の若者のカルチャーをもっと受け入れるべきではないのか!

そんなことを言い出したら、日本の学校は個人を認めない同調圧力の象徴だし、会社なんて、日本の学校から出荷された人たちの出向先でしかない、というものみたことがある。だから日本は治安が良いのかな?なんて考えると恐ろしい。

”タトゥー”と”刺青”と”彫り物”はそれぞれ意味合いが違う。

”タトゥー”は海外で20年前から広まる、自己表現やファッションの方法であり、何も害を与えることが目的なわけではないし、温泉で断られる道理はない。(温泉大好き)

私は"タトゥー”の何が悪いのかさっぱりわからない。断られる意味がわからない。タトゥー反対の意見に「日本の文化に合わない」といっている人をみたけど、あなたは日本の文化の何を知っていてそういっているのか。日本でも"彫り物"は古くから歴史がある。悪くなってしまったのは"刺青"として使われ出してからであり、それまでは日本でもかっこいいの象徴であったものをたった数十年悪い風に利用されているからといって、日本全体で否定の風を吹かせ続けて良いものか。"タトゥー"はもっと広く受け入れられるべきである。

かといって私は、今のところタトゥーを入れる予定はない。なぜなら母がその考えを嫌っているから。本当に欲しいなら、イギリスで生計を立てた後、母を説得したら入れようと思っているけれど、今母の望みを蹴ってまで入れようとは思わない。(私にとってお母さんはいい意味で絶対的に憧れ)

いくらイギリスで住んでいたとしても、生まれた国に帰った時に受け入れられないのは悲しい。日本での"タトゥー”へのヘイトが消えることを願います。

さや



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?