子供が生まれた。韓国、富川より。
2023年1月9日。
韓国、富川の病院にて我が子が生まれた。
出産前後のドタバタは別で記録するとして、一先ず子の誕生を祝いたい。
我が子よ、ご誕生おめでとうございます。
健康に生まれてきてくれて一安心です。
世界は残酷で社会は冷たく人生は多難ですが、それなりに良いこともあるので深く考えず楽観的に生きてください。
あなたの人生が豊かになるように我々も出来るだけ頑張るので、何卒よろしくお願いします。
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しかしまぁ、
帝王切開前に怯える妻、からの一人待合室待機。
響く産声。そしてご対面。
よくあるドラマのワンシーンだった。
あれってリアルだったんだ。
初めて息子と対面した時は驚きやら感動やらで「あっ・・あっ・・」しか言えなかった。頭の中では(思ったよりしわしわしてないな。髪の毛ふさふさだな。うらやましい。)と思っていた。
看護師さんが手足の指が5本ずつあることを確認して、ちんこも見せてくれた。この時初めて「あ、ちんこある」と言葉が出た。息子は放尿した。
5分ほどの事務的な面会を終えると、サマソニ的なパステルカラーのリストバンドをはめられ、息子は保育室へと消えていった。
1時間ほどの病室での待機時間、ふと冷静になり思った。
(本当に俺の子…?)
托卵の疑いとか変な意味ではない。
単に実感が湧かな過ぎて、これは夢でこれからも妻と猫との暮らしが続くような妙な感じ。
お腹を縫って少し落ち着いた妻もポツリと一言。
「本当にうちの子…?」
実感が無いのと体が辛すぎるのとで直接的な表現になったが、変な意味ではない(はず)。
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誕生の報告がてら(本当に俺の子…?)について友人に聞いてみた。
「俺も最初は手のかかるペットが増えたって感じだった。」とのこと。
徐々に愛情が湧いてくらしい。
職場の女性の先輩曰く、
「3ヵ月くらいまでは世話しないといけない謎の小さな生物がいるって感じ。疲れただけ。その後かわいくなってきた。」とのこと。徐々に我が子と思えるらしい。
一方、小学生の息子を持つ派遣社員のNさんは、
「生まれた瞬間から今までずっとかわいい。本当にかわいい。」らしい。
母性父性の個人差激しすぎんか。
どうやら我々夫婦は前者のタイプのようだ。
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まだリアルでは対面していない妻がスマホ画面越しの我が子を見て「かわいいかも…」と呟いてた。
頭の中の「・・・?」もそのうち消えてくんだと思う。
以上
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