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展評

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心に残った展覧会について、感想をシェアします。美術館へGO!
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記事一覧

@KYOTOGRAPHIE「ヴィヴィアン・サッセン」京都新聞ビルB1

オランダの写真家による日本初大回顧展。
明暗のコントラストが目に眩しく、構図のすべてがカッコイイ。
作品を通して彼女を生をまるごと見せてくれて、この会場とベストマッチ!
見下げる雲、という視線の逆転がよい。

sayart
5時間前

@中之島美術館「福田平八郎展」

美術に描かれた雲シリーズ②
長らく展覧会にお目見えしていなかった本作品、雲の存在感を凝縮して写し取ったようでした。空の青との対比が鮮やか。
撮影できなかった別作品は、写実的に雲を描いていたので、ここに至る過程が見えるように思いました。

sayart
2週間前
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@「テート美術館展」(大阪中之島美術館)
ターナーと並びイギリスを代表する風景画家ジョン・コンスタブル。
彼は熱心に気象を観察・研究し、刻々変化する空と雲を自然科学の実験として克明に描いた。
一緒に展示されていた、コンスタブル原画の20枚の風景画の版画、雲の多彩さには心躍る!

sayart
5か月前
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名画を体験する@大塚国際美術館

大塚国際美術館(徳島県鳴門市)へ行ってきました。 製薬で知られる大塚グループがタイル製造…

sayart
1年前
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どこまで近づけるのか…? 森村泰昌「ワタシの迷宮劇場」

年を追うごとに、ますます活躍が目覚ましいアーティスト森村泰昌。彼の生み出す作品には唯一無…

sayart
2年前
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ただ見たいと願う。「見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界」

2018年、Twitterから流れてくるニューヨーク・グッゲンハイム美術館の展覧会、その作品たちが…

sayart
2年前
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大坂サロンの中心人物、木村蒹葭堂という人

大学で昨年度は日本美術を中心に学習していたのですが、気になる人物がいました。木村蒹葭堂(きむらけんかどう)(1736〜1802年)、江戸中期に大坂で活躍した文化人。この人が、円山応挙、伊藤若冲、池大雅など、名だたる画家について調べていると、なんだか名前がちらつく。 そこにタイムリーな展覧会! 18世紀、京都では円山応挙や伊藤若冲、文人画家の池大雅や与謝蕪村など、数多くの個性豊かな画家が活躍した。一方、商人の町として栄えた大坂にも、町人として本業がありながらも文人として芸術

『挑む浮世絵 国芳から芳年へ』(京都文化博物館)

前回の記事で書いた江戸時代の本屋、もちろん浮世絵も主力商品でした。この展覧会は名古屋市博…

sayart
2年前
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『野口謙蔵 生誕120年展』 滋賀県立美術館

野口謙蔵をご存じですか? 明治末から昭和にかけて活躍した洋画家で、滋賀県蒲生の地で、終生…

sayart
2年前
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