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20210528の変!霜降り明星ANNによる私の感情の揺れ動きについて語りたいよーって話。

20210528の変。
酒袋としては思いもよらない衝撃。
せいやさんにワーキャーファンいらんって言われた。

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はい。なんとも極端なこの上の文章は、ラジオを聞き終わった直後になにか記そうと書き始めて止めてたんですけども、結局そんな気力も起きず諦めてしまったという書き出し。

この1週間、霜降り明星さんファンである私に走った衝撃を、そしてその後の私の心情の移り変わりをここに記録しようかなーという次第です。

ここまで読んだとてなんのこっちゃという話やと思うので、以下書いていこうと思います。

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2021年5月28日の金曜日。
霜降り明星のオールナイトニッポンの日。
ファンである私はいつものようにリアルタイムでラジオを聴いていた。

そこでの事件(と言えるほどのものだったのかは人によるが)というのが
軽く要約すると
・せいやさんがSNSにものまねをあげた時のコメント欄に不服
・「髪の毛切りました?」「赤ちゃんじゃん」「よちよち」いらんねん!

せいやさんとしては
「芸人せいや」
を見てほしい、と。

ここまでなら納得だった。私の大好きな「芸人せいや」さん。
でもそのあとの怒濤の本音(らしきもの)。

・せやちゃんと呼ばれてます、とTwitterに書いたのは罠を張った
 (それでキモファンをあぶり出そうとしてた)
・せやちゃんで呼んでる人は多分俺がやりたいお笑いとかこれから目指すお笑いにはついてきてくれへん
・こんなんベタかもしれんけど男のファンとりいれていかなあかん

粗品さんの相槌もあいまってすんごい、公開で悪口を言われている気分になった。

私がせいやさんの芸人根性に惚れたのは以下参照の通り。
(さらっと宣伝すな)
https://note.com/saya_latte/n/n0ab1edbd9b88

前半の主張には大いに納得していた。
確かにものまね動画あげたらそれに見合った評価ほしいよな。

私はリプは送れないタイプのファンをやっている。
だから今回の話はそう素直に受け取れば良かった。
聞き分けのいいファンとして、「ものまねと関係ないコメントは辞めようね-」で終われば良かった。
はずなのに。

コメントを気色悪い呼ばわりしたこと。
罠を張って、言ってしまえば素直に応援してるファンをだましたこと。
男のファン取り入れなあかんと言ったこと。

3つ目に関しては、女ファンいらんて言われたというよりは、ファンのこと男女区別して見てるんやなぁという失望というか。
実際しもふりチューブの視聴者層は男性が圧倒的に多いし、
有名なハガキ職人さんがラジオにお呼ばれしたリスナー大感謝祭ではほとんどが男性であった。
そんな中でも私がTwitterでつながっている方は女性ファンが多くて、きっとSNS上で積極的に発信しているのは女性が多いかもしれない。
もちろん私たちの中で、ご本人のビジュアルの話やこのしぐさ可愛いよねという話をすることは多々あるが、少なくとも私の見ている限りでは、見た目だけが好きで応援している人なんて一人もいない。
男か女かなんて関係ない。
あなたのお笑いにアツいところ、面白いところが大好きなのに。
それは変わらないのに。
お笑いにアツいんならそういうワーキャーファンが仮にいるとして、そいつらも巻き込んでお笑い色に染めてやろうくらいの勢いであってほしかったというか。
そんな思いが溢れてきてどうしても受け入れられなかった。

翌日。土曜日。
結構長めに寝たが、起きてもすっきりしなかった。
相手の主張も間違っていないのだが「言わんでええんちゃうん」がどうしても強かった。
私が今まで見てきた優しいせいやさんは幻想だったのか。
フォロワーさんの中には本気でファンを辞めようとされている方もいらっしゃった。
私もファンになって1年弱、初めてこれはあかんと思った。
こんなもやもやしてたらファンなんて名乗れへん。

14時からバイトだった。
バイトまでラジオの該当箇所を何度か聞き直した。
自分なりに解釈して早く答えを出さなければ。
聞き始めは毎回とても納得できるのだか、どうしても言い方の問題で、粗品さんの相槌でせいやさんもヒートアップというか、ストッパーがおらんから会話の後半部分が聞いてられない。
別に私は本人に直接可愛いコメントなんて送っていないし責められる立場でもないのに。
なぜか肩身が狭くなってしまって、
やっぱ男ファンじゃないとウェルカムじゃないのかな
とか
可愛いって発言することが全部否定されたってこと?
とか
もやもやが止まらない。

バイトでは5時間接客をしていたわけだがどうにもこうにも集中できない。
帰宅してお風呂に入る前にもう一度ラジオを聞き直した。
すると体に新しい反応が。
それは絵に描いたような嗚咽だった。
大好きなものが好きでなくなる感覚。すごく怖かった。
霜降り明星さんに出会って私の人生はとても豊かになった。
Twitterなんてほとんどまともに活用したことなかった私がファンの方とつながって、たくさん共感して。
自分の呟きに反応してくださる方々がいて。
これまでほぼ聞いたことがなかったラジオを聴くようになって。
バラエティ番組を見るようになって、笑う回数が増えて。
テレビマンの方のお仕事の存在を知って、興味を持って。
一人で劇場に足を運んでお笑いを見て、たくさん笑って。
ボカロというジャンルに久しぶりに触れて。
他の芸人さんのことも好きになって。
賞レースにアツくなって、M-1は予選から見て。
R-1の進行に不安になって。
母にR-1そんなに面白くなかったと言われてキレそうになって。
はじめて舞台のチケットを自分の意思で買って、それを見て感動して。
そして毎日18時には笑顔にさせてくれるコンテンツが保障されてて
毎週金曜日には生放送で面白い話やネタメールを聴けて。

私の生活の大きい部分を占めるものだったから、失うのが怖かった。
でも大きい部分を占めるからこそ、そのオアシスを奪われたことに憤りも感じた。
冷静なツイートなんてできない、そう思っていったんTwitterの更新を辞めた。
TLを見ると立ち直ってる方もいたし、TF勢の冷静な意見もあって、少しポジティブな雰囲気を取り戻しつつあったが、私はどうしてもそんな気分になれなかった。


そのまま日曜日。
気持ちは昨日の夜のままだった。
失うのは怖い。でも受け入れられない。
今日もアルバイト。11時から16時。
目が死んでいたと思うので私が接客したお客様がいらっしゃったら本当にすみません。

帰宅後、他のジャンルのテレビを見たり、ジュースごくごく倶楽部という関西の吉本芸人さんのバンドのライブのアーカイブを見たりして気持ちを落ち着かせようとした。
ジュースごくごく倶楽部が好きなのでこれからは関西の若手さんをゆるく応援する人生もありやなと思い始めた。
昨年のキングオブコントでも激アツやったから今年も楽しみやし、
漫才劇場にて好きなユニット濁もあるし、
20世紀しげさんのインスタライブでゆるくコメント読んでもらえるの嬉しいし。
とか考え始めてて、

”もうこれじゃ霜降り明星さんのファンになんて戻れないじゃん。”

という思いが湧いてきていた。
一回こんなもやもやを抱いてしまったら素直に推せるわけねーじゃんって。
Twitter上の霜降りファンコミュニティは大好きだからそこへの未練はありまくりやけど、ニッ社さんファンとか令ロファンとかフォロワさんにおるし。
約1年間ありがとう。
そう思えるようになると、今度は嗚咽じゃなくって、一筋の涙がこぼれた。

さて。ファン辞める覚悟はできた。
とはいえ結論はまだ決定していなかった。
これまでのファンには戻れないとはいえ、漫才やコントに罪はないわけで、そこを嫌いになるわけではなくて。
ゆるく応援というスタンスをとることも考えたし、でも他の酒袋さんのツイートは見てられへんかもなぁとか、色々考えた。

そして月曜日。
朝からオンライン授業があったのだがどうしても受ける気分にはなれず、あとから配布されるオンデマンドのもので受けることにした。
そして私のこれからを考えることにした。
とりあえず今の自分の気持ちを整理し、なぜこんな気持ちになったのか分析しないと気が済まない性格なので、文章にしようと試みた。
あとファン辞めます宣言するならそのための文章も考えねば。
それで書き出しがこんな感じ。

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画像2

ここまで書いて結構すっきりしていた。
意外と自分の気持ちの通り書き記せたし、自分文章力あるなぁと。(いや今見返すとそんなことないのだが)

でもそこで突如現れたツイート。

”なんか酒袋が慰め合ってるうちにだんだん本人攻撃してて草”(かなり意訳)

え???端から見たらそうなの???
本人を攻撃しているつもりはなかった。全くなかった。でも。
こっちが被害者やんという思いがどうしても強めで、TLの意見の方向性もあってちょっと偏った見方しすぎてたのでは?
急に冷静になった私。
あれ、じゃあなんで私ってこんなに怒ってたんだろう?

こんな140文字以下の文章で冷静になれた自分に驚いたと同時に、分析をやり直さねばという思いに駆られた。

もっと何か。私が納得できる着地点があるのでは。

その結果がこちら。

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「思ってたせいやさんと違ったからパニックを起こしている」
だから冷静な判断ができないしいっぱい泣いちゃうし・・・だったのだ。
よちよちしてほしいのは私や。

てな感じで2日半ほどかけてようやく自分の気持ちの分析が終わった。
このパニックが収まればきっと私は元に戻れる。
それまではゆるーく、ゆるーく、リハビリから。
その課程でだめだったらファン諦めればいいし、でも、今パニック起こして冷静でない状態で決断するのは絶対に違うということは分かった。

そしてその日の夜に更新されたイニミニチャンネル(せいやさんの個人チャンネル)。
ひろゆきさんものまね。
個人的にひろゆきさんに少し前からハマっていたので完全にツボを刺激された。
そうやん。
私この人の面白いとこが好きなんやん。
面白いから、好き。
面白いに理由なんていらなかった。
だから。
”お笑いにまっすぐ貪欲で笑いで全部跳ね返すとこが好きなんやからな!の強気でいく”
まじでこれが結論やなと思った。

そして6月2日の水曜日。
イニミニチャンネル生配信。
ゲストは粗品さん。
そこで生卵丸呑みをはじめとするイニミニ芸を見せつけられ、さらにラジオの弁明もいただけた。ファンに気を遣ってくれているなぁとも少し感じたが

要約すると
・ものまねによちよちコメントいらないってのはその通り
・そっから変な方向に転がってしもた
・つっぱってたのは昔のたけしさんを見まくってて影響されたから(普段も肩入っちゃうとかたけしさんの動きが出てしまっていたらしい)
・あと粗品さんの感じにもちょっと憧れてた
・せやちゃんは、ほんまに呼んでほしかった(ANN前に収録しただましうちでお話しされてるらしいです)
・男のファン増やさなあかんな、は別に女のファンいらんて意味ちゃうよ、割合が今女子の方が多いなぁてだけで
・ファンの子が悲しんでて俺も悲しかった
という。

ちょと男性ファンのとこだけは意味分からんが、私が気にするべきはそこじゃないのかな、と。
せやちゃん呼びしてる人らを軽蔑しているわけでないってのだけで救われた。
ファンの子が悲しんでいるのを見て俺も悲しかったと言ってくれて、何より仲良しなお二人の姿を見ることができて。
せいやさんらしい優しい部分が見れて、腹ちぎれるくらい笑って、これこそイニミニやん!!!!!てなって。
この感覚が再び味わえたことへの喜びと、自分ファンに戻れたやんという安堵が押し寄せてきて、体の力が一気に抜けて。

この5日間の情緒、ほんまにわけわかめだったわけですが、ある意味貴重な経験だったのかなーと。
大好きなものが好きでなくなる瞬間って、人生の中でもあんまり感じる機会がないのでは、と思うわけなのです。

ふう。5日間分書き上げたー!!
人生で経験したことないくらいめまぐるしい心情の移り変わりだったので、
覚えているうちに書こうという見切り発車でしたとさ。
めでたし、めでたし。

ここまで読んでくださった方、仮にいらっしゃったら本当にありがとうございます。
あ、あくまでこれは私の心情の移り変わりとそれに伴う結論なので、当てにしないでくださいね、!!!
みなさん各々の考えをもってらっしゃって、どれも素敵な答えだと思います。
こんなにも好きなものができて、それに応じて色々と感情を揺さぶられる経験ってそうそうできるものではないと思うので、
なんとも素敵な経験をさせていただいたなーと、ポジティブお化けしております。
これからもお笑いとは長い付き合いになりそうです。

沙綾

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