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霜降り明星ANN0に出会って人生が変わったよって話。

こんにちは、沙綾です。
本日は私の人生を変えたと言っても過言ではない、2020年6月19日のお話をしたいと思います。そう、私と霜降り明星のオールナイトニッポン0との出会いです。このラジオと出会って私の世界は広がって、将来したいお仕事を考えるうえでの大事な軸にも出会えました。


6月18日、オンライン授業を中心にまわる生活にも慣れてきていた私はたまたまTwitterを漁っていた。Twitterのアカウントは持っているがほぼツイートせず見る専用。会ったこともない学部の同級生のツイートを見て情報収集する日々。高校生の頃まではジャニーズや女の子シンガーソングライターのファンをやってたのでよくSNSでパブサをしていたが、今は特に何にもハマっておらず、適当にYouTubeをちょくちょく見る程度。ぼんやり生きていた。

そんな私がたまたまTwitterのトレンドを見つけた。

" zoomセクハラ "

なんか知らんけどどういうことやねんと気になって押してみる。
見覚えのある霜降り明星せいやさんの画像。霜降り明星さんのYouTubeチャンネル、しもふりチューブは自粛期間に見てて好きやったからなんとなく馴染みある存在。ファンというほどではないが、よくYouTube見るよって感じの存在。
ネットニュースを読んでみる。ほう…。せいやさんが女性とzoomで飲み会をして盛り上がってやらかしてしまったらしい。で女性側がそのお話を某週刊誌に売った模様。その方はなんと既婚者で子供もおったけどそのことも黙ってたようで。ハニトラやんって見解が強そうという印象を抱いた。
ま、私のこういうネガティブそうに見えるネット記事っていつも話半分に聞いちゃう部分があって(あと大人のおエロがどんなもんなのかどういう付き合い方するのか分からんってのもあったのだが)、そんな悪い印象は受けなかった。むしろせいやさんピュアな方なんかな〜って思ったのは覚えている。


その日の18時、しもふりチューブに飛んでいった。というのもしもふりチューブは毎日投稿でその日のサムネを見ておもろそうと思ったら見るのが私の日課になってたから自然とその日のYouTubeを見に行ったのだ。コメント欄で改めてzoom事件のことを思い出した。前向きなコメント多すぎてびっくりした。
「不謹慎かもしれませんが笑ってしまいました」「せいや悪くないやん気にすんなよ」「これからも応援します」
いや民度高すぎやろ。頭の中これしかなかった。ファンの人たちが優しすぎる。かといって盲目的なファンというわけではなくて、ちゃんと『そのひととなりを分かってリスペクトしてファンしてる』みたいな印象やった。
そんな中。「ラジオ楽しみです!」「オールナイトで弁明待ってます」というコメント。

(*´-`)ふむ。ラジオやってるんや。生放送でなんか聞けるってこと?野次馬でもするか!

(あ、(*´-`)は私の心の声ね)

とっさのひらめきだった。ラジオなんてほぼ聞いたことなかったのに。なんか、ウォークマンでたまたま見つけたFMのAKBのラジオドラマ聞いたことあるくらいやったのに。あ、レコメンも何回かあるわ。

とりあえずパソコン開いて「霜降り明星 ラジオ」で調べたら出てきて、radikoとやらで聞けるらしいという情報を手に入れるところまでは達成。そのままradikoのページで調べてみると、

"27:00-05:00"

(*´-`)え、、何時やそれ

ラジオ聞かない民は27時なんて書き方見たことないんよ。24時から指を折って数えてみる。

(*´-`)25、26、27……え、3時!?

そんな夜更かしなんて、、中学卒業した時のお泊まり会以来してないんじゃないかというレベル。勉強でも徹夜はしないタイプやし修学旅行でも友達とベッドに入りながら話してたが即寝落ちしてしまったのが記憶に新しい。
ここで聞くのを諦めるという選択肢もあった。でも私は何故かリアルタイムで聞きたいって思ったんよね。衝動に近い感覚があって、なんか聞かなきゃいけない気がした。幸い次の日は何も予定がなかったので別に生活に支障が出ることはなさそう。あ、タイムフリーとかいうありがたい機能を当時は知りません。で、27時まで起きといてそっから聞くことに決めた。完全に決めた。


6月19日、ラジオ当日。私は夕方からバイトで帰宅したのは23時ごろ。そっからお風呂入ったりテレビ見たり諸々やってパソコン開いてradikoから聞けるように準備した。小1から私を見守ってくれている勉強机でパソコンを開いて、その時を待った。

?「ぷんぷんぷんぷーんちゃうねん!」
?「ポケットいっぱいの秘密のコーナー」

(*´-`)???????

わしがラジオ知らんだけか?ツッコミから始まるんほんでコーナーから始まるんそういうもんなん??イメージとしては時刻ゆーたり名乗ったりして世間話から始めるん思っててんけども。
そんな私を置き去りにしてラジオは進む。

せ「1972年作曲家の平尾昌晃先生が香港から連れてきた香港の妖精、中国名チャン・メイリンこと僕の大好きなアグネスチャンさんの名曲ポケットいっぱいの秘密に乗せてリスナーが知っている秘密を紹介するコーナーでーす」

なるほどね、豆知識的なね。コーナーから始まるんや。おもてたらせいやさん。リスナーのメール1通目を読んで「知っとるわ!」。

(*´-`)ん、知ってるんかい

2通目。
せ「『金魚は入れる水槽がでかければでかいほど大きくなる』、それおっきくなる話って加藤大さんいじってんかあ?」
粗「いじってません」

(*´-`)いじってへんやろ、おもろ

からの4通目。
せ「『川沿いに桜が多い理由は桜の根が土手の地盤を固めるから』……♪じばんばばんばんばーん…♪ばばんばばんばんばん〜、いい湯だなアハハン、いい湯だなアハハン、湯気が天井からぽたりとせなーかにー」
粗「誰がそこまで歌えるねん」
ここでぴんときた。笑神様でやってたくだりやん!!てことは連想ゲームとかでボケ続けるんや。すげー。

この時点で結構引き込まれてて

(*´-`)芸人さんのラジオってこんなおもろいん

すでにご満悦。起きてて良かった。ま、このコーナー終わったらなんか触れてくれるんかな記事のこと。ぐらいのお気持ち。

せ「♪ぱー、ぱぱぱぱー、ぱぱぱぱーぱーぱーぱーぱー、ぱーぱーぱーぱーーぱー」

(*´-`)あ!安田記念や!

そう、せいやさんのお家芸、完全再現。競馬のレースの実況をせいやさんが完全に再現するやつ。しもふりチューブでやってたやーつ!
粗品さんは馬買ってレース結果は見ずにせいやさんの再現を見て結果を知るという企画。せいやさんの記憶力すごすぎて大好きだったのでまた聞けるの嬉し。

せ「各馬ゲートに入ります、、ぱかっ、ゲートが開きました、おぉっとアーモンドアイつまずいた!…」

きたきたきた最高。「もう見たて」いいながら付き合ってあげる粗品さん。せいやさんが好き放題やって粗品さんがツッコみ倒すというお二人の関係性が垣間見えた。面白いなぁ。

そのままコーナーは継続され、ボケ続けるせいやさん。さすがにこれ通常運転てことはなさそうやと思っていたところ、粗品さんは届いたリアクションメールを読み上げる。

粗「『せいやさん、これ以上やると脳が焦げてしまいます。長時間のポケひみは危険です』やって、せいやさん。」

(*´-`)やはり。

普段のリスナーからしても異常な現象らしい。一見さんお断りてきなアウェー感も少し感じたのだがそれはどうやら私たち野次馬に限った話ではないようだ。
それでもここまでついて来れたのはお二人のやりとりの心地良さのおかげだと思う。知らないボケでも"おもろそう"と思わせる空気があるというか。
あとは好奇心旺盛な私の性格。怖いもの見たさというか、こんなボケ続けるという、いつぷつんと切れてもおかしくない状況を見届けたいと思った。なんか歴史的瞬間に立ち会った気分。開始1時間ほどが経過していた。

粗「ぷんぷんぷんぷーんちゃうねん!4時ぃー!」

ほええ。半分終わったん。正直一瞬やった。まだまだ喋り続けるせいやさん。止まる様子がないまま進んでいくのをただ見守る。いや聞き守る。やな。

粗「なんやねんこれな、お前」
せ「生ですから、生放送ですから」
粗「生放送ですよ、もう1時間以上経っとるがな」

(*´-`)お、しゃべるんか。生放送ということで記事のこと話します、てことかな

せ「生といえば笑っていいとも、伝説の最終回。リスナーの期待に応えて、いざゆかん。」

(*´-`)????????

せ「さんまさん、うわー!!」

突然始まった最終回いいとも再現。
粗「長いんですよこれ」
ほう。聞いて見るとセリフと動きを声で完全再現しているらしい。私はいいともの最終回を見たことがない。伝説らしいなぁという程度。さんまさん、タモリさん、ダウンタウンさん、ウッチャンナンチャンさん……続々と登場するレジェンド。おもろすぎるやりとり。声だけやのにおもろすぎて声出して笑った。
せいやさんが完全再現できるってのは安田記念で分かってたつもりだった。でもそれは実況のコピーという感じで、いいともは話が別だった。やりとりの熱量やテンポも再現してウケたところもぼかーん言うて再現して動きも細かいカット割も言葉で示して、、すごすぎるやろ脳みそどうなってるねん。演者の声マネというか喋り方も似ててさんまさんや!とか浜田さんや!とか分かって楽しすぎたしそもそもレジェンドの集まりなのでやりとりがおもろすぎる。それを耳だけで聞けるって。ここで完全に心は鷲掴みにされた。いけー!!

せいやさんのスキャンダルをきっかけに寄ってきた記者たちはもうパンクしてたんやないかな。謝罪か弁明を期待して聞いてたらクレイジーマンしか出てこないのだから。

ここから喧嘩ノリらしきやりとりを経てお二人の漫才が始まる。めちゃくちゃ笑った。

粗「もうええわ!俺らの処女作やないか!」
せ「これでオーディション受かったんですわ、これで僕らは漫才師になりましたピース✌️」

え1年目というか0年目でこんなおもろい漫才作れるん。もちろんM-1グランプリ2018は見てたしおもろいの知ってたけども。
漫才という芸人の宝物をも見せてもらってお二人のことをもっと好きになった。ラジオは続く。

せ「首痛い首痛い、無理や粗品助けてェ〜」

(*´-`)お?素の部分出てきた??

もうこの頃にはスキャンダルのことなんで忘れて「エンターテインメント」としてラジオを楽しんでいた私はクレイジーマンの身ぐるみを剥がして普通に喋ってるせいやさんに気付いてようやく野次馬としての目的を思い出した。ここでボケ続けるのは終わりにして喋るのかしら。

せ「一回歌いっていい?ポケットいっぱいの秘密、カラオケバージョン」
粗「なんでそんな、、カラオケバージョンやなぁ音やっすい」
せ「♪ひーみーつ…」
粗「お前が歌うんかい」

(*´-`)いやまだボケるんかーい!

せ「♪ひみつないしょにしてね、指きりしましょ」
粗「仁鶴師匠は?」
せ「(仁鶴師匠)誰にも言わないでね〜」
粗「はや!俺が振ってから仁鶴師匠なるん、はやぁ!!」

(*´-`)仁鶴師匠!ENGEIでやってたやつね!

せ「次粗品さん歌ってみますか」
粗「…♪ひみつちいちゃな胸の」
せ「歌えてねーぞ」
粗「♪ポケットのなーか、こぼれちゃいそうなの〜」
せ「いいからもう帰れー」
粗「野党!!!!!!!」

(*´-`)わああ野党や

そう、私が初めて霜降り明星さんの漫才を見たとき衝撃だったのが野党なのです。ここはほんまに震えた。せいやさんがカラオケってとこから野党やるために粗品さんに歌ってって振ったんかなと思うと鳥肌たった。お二人の信頼とか積み上げてきたネタとかすべてが詰まってるってのが伝わってきて。人間ってすごい興奮すると体がアツくなって泣きそうになるんですね。
そのまま最後まで突っ走るお二人。今日のハイライトとしてもう一度安田記念。せいやさんのものまねで色んな人が出てきてこの2時間のことが全部ぐるぐる頭の中をめぐりめぐって、ラジオが終わってもしばらく動けなかった。いわゆる放心状態だった。少し息が上がっていた。(夢…?)て感じだった。衝撃ってこういうことを言うんやな、と。聴覚のみからこれだけ衝撃ってあるんですね。衝撃映像ってよくあるけど衝撃音声は聞いたこともないもんな。すんごい瞬間に立ち会ったでほんま。

この感覚が忘れられなくて、霜降り明星のお二人が忘れられなくて、お二人の出演してる番組を検索して見て、ラジオも聴き続けて、今に至ります。酒袋の一員です。

やっぱり何よりも感じたのはプロ根性。昔新喜劇にハマってたころに劇場もちょくちょく行ってたので漫才とか台本ありきのネタがすごいなぁと思ってたのはそうやねんけど、こう、アドリブで「エンターテインメント」をお届けしてくれるってすごいことなぁと思いました。芸人さんってお仕事はすごい。「笑い」というはっきりしているようで抽象的なものを届けてくれる。スキャンダルを全部自らの武器である「笑い」で跳ね返すお二人のプロ根性に完全にやられました。

それでね、私は今将来を考えねばならない年齢になってきています。その時の選択肢としてやっぱり「エンタメ業界」が輝いて見えていて。何らかの形で人に影響を与えたりエンターテインメントを届けられるお仕事がしたい。
霜降り明星さんのことを好きになってテレビもよく見るようになったし番組制作のお仕事に憧れる。お二人が芸人というお仕事に誇りを持って、やりがいを感じてらっしゃるのが目に見えてかっこいいなと思った。
自己分析を進める中で私の中でやりがいってめちゃくちゃ大きい要素なんです。これまでの経験で頑張れたのってやりがいとか達成感みたいなものが大きくて、それは何かを作り上げる時に見いだせるものだと思っていて。私がおもろいって思うものを届けるとか色んな人に会ってその人の魅力を伝えるとかができるのが番組作りのお仕事なのかなって。そういうことを考える時にいつもこのANN0のことを思い出すんです。2020年6月19日に私が衝撃を受けたように、「人の心を動かす」ことができたら。
もちろんまだ就活がっつり始めたわけじゃないので業界を絞る段階ではないわけですが、「人の心を動かす」ことができたらそれは私の「やりがい」に繋がると思っていて、それをお仕事にできたらこのうえない幸せです。

こんなお仕事いいよってのあれば教えてください。

てなわけで、本日は私と霜降り明星のオールナイトニッポン0との出会いについて語りました。こんな長文書いたの人生で初めてな気がする…

あ、ここからポッドキャストで聴けます。私は冗談抜きで30回は聴いてます。何回聞いてもおもろい。

https://open.spotify.com/episode/2aKF89GxYEJc5uFxehWFIE?si=mr7Qlmv6QDqFVyuR2faIag

もちろん私がその時ハマってるものもなくぼんやり生きてたとか、自分の力で発見してたどり着いたからとか色んな事情込みで人生を変えるほどの衝撃だったわけなのですが、
お二人の魅力を語れと言われたら真っ先にこの伝説のポケひみ回が思い浮かぶのです。

このスキャンダルを乗り越えたらお二人は最強よ。怖いものなし。

そんな27時からだった霜降り明星のオールナイトニッポン0が春から昇格して25時からになります。ゼロがとれて「霜降り明星のオールナイトニッポン」。すごいなぁ。菅田将暉さん、星野源さん、乃木坂さん、ナイナイさんと横並びで霜降り明星さん。ファンとして誇らしいです。楽しみ!

今思い出したけどすごい壮大なタイトルつけてもーたな私。でも人生変わったってのは事実で、この「心を動かされる」という経験はかけがえのないものでしたし、その経験の有無で「プロ根性」というものに対する価値観は全く違ったと思います。またお笑いに出会ってTwitter上でファンの方と交流したり、霜降り明星さんが出演しているか否かを問わずテレビ見たりラジオ聴いたりするようになって世界が広がって、「おもろい」が広がりました。だからほんまに、霜降り明星さん、ありがとう。


ここまで読んでくださった方本当にありがとうございます。拙い文章でやかましかったと思いますが私が衝撃を受けたということと霜降り明星のお二人はすごいんやでってことだけでも伝われば嬉しいです。
また読んでくれよな!ばいちょ〜ん🖐

沙綾

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