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東京の社会人お笑いのおはなし

東京に住んで早4ヶ月が過ぎた。
部署の研修の関係で8月いっぱいまで東京に残ることになったわけだが、東京生活もあと1ヶ月かと思うと名残惜しいものである。当初はひとり暮らしすらしたことない箱入り娘だったのが今では名もなき家事をもできるようになった。

そんな私は月に一度大阪で学生お笑いのライブを主催している。というか去年立ち上げたサークルの定期ライブに社会人になった今でも携わっているというのが適切かな。ほんとは私がやってる場合ではないのだが、「やりたい」と「任せられていない」の2点の理由からまだ続けている。正直めっちゃ楽しい。「ライブ作り続けたいな」がモチベーションの源泉やし、みんなに対しては「やりたければもちろんやってほしいが無理してほしくない」が本心やしこんなの好きじゃなきゃやってらんないよなぁと自分でも思う。
だから今の期間はみんなにライブ作りって楽しいねって思ってもらえるように、やる気のある子がいい思いをできるように、じわじわ進めている最中で、雰囲気の良いライブ企画会議や外部のスタッフ案件を流したりとできることを進めているのが現状だったりする。

そんな私はひょんなことから東京でライブのスタッフをさせていただく機会にめぐまれ、社会人お笑いの文化に少しばかり触れることになる。
"この場所大阪にも欲しい…!"
趣味として楽しくお笑いができている状態。大人たちの居場所。社会人になって思うのが、会社以外の人に会うことがどんどん難しくなってくるということだ。だからこそ大阪にもその居場所を作りたいと思った。Dawn Collegeのこともあって定期ライブを作るノウハウはあるっちゃある。またペチカさんをはじめとして様々なご縁で東京のお笑い事情をたくさん学ぶことができた。これを9月から大阪に輸入したい。


というわけで本題。
学んだことは様々あれど、今日は東京の社会人お笑いの事情をまとめてみたい。東京で社会人お笑いする人向けにいい情報になってたら嬉しい。
そして私がこれを書く目的としてはいいところを抽出してぎゅっとして大阪で定期ライブを打つことだ。これから設計していきたい。

みんなのペチカ

・コンセプト:アマチュア芸人さんのためのライブ
・主催:アマチュアお笑いライブ制作 楽しいペチカ(おーのさん)
・初回開催年月:2021年1月
・開催頻度:月3-4回・2部制
・ライブ形式:寄席ライブ
・出演者定義:プロ芸人ではないこと ※プロとアマチュアのコンビは出演可能 ※フリー芸人、養成所生不可
・エントリー方法:月頭にGoogleフォームより(学生ピン・1500円/学生コンビ以上・2000円/一般ピン・2000円/一般コンビ以上・3000円)
・特徴:開催頻度が多い、学生も出れる
・サイトなど:HPTiget

学生の方も多く出演しており頻度もたくさんあってでもすぐ埋まっちゃう人気ライブ。大阪の二足のわらじに近いのかなーと思う。体感若干学生の方が多めな気がする。5組ごとに中MCが入っててそこで気になるコンビが呼ばれる形式。

わらリーマン

・コンセプト:趣味としてのお笑いを当たり前に
・主催:わらリーマン(奥村さん)
・初回開催年月:2017年8月?
・開催頻度:月1回・2部制(年末に「社会人漫才王」という社会人のM-1がある)
・ライブ形式:寄席ライブ
・出演者定義:「プロでない」「学生でない」を2点とも満たすこと
・エントリー方法:Googleフォームより(ピン2,000円/コンビ以上3,000円・集客ノルマは1ユニットあたり2名)
・特徴:草野球のお笑いバージョンな雰囲気。社会人の定義ゆえ色んな職歴の方がいらっしゃる
・サイトなど:HPTiget

楽しい~~~てライブ。正統派から飛び道具までそろって楽しめるライブ。ネタ前にひとこと紹介が入ってて、事前アンケートをMCさんが読み上げてくださるのすごく良い。。

藤四郎

・コンセプト:社会人バトルライブ!
・主催:関東社会人芸人バトルライブ「藤四郎」(ハバネロ胡椒さん)
・初回開催年月:2022年1月
・開催頻度:2か月に1回・3部制(それぞれ入れ替えあり)
・ライブ形式:バトルライブ
・出演者定義:以下のいずれかを満たすもの。①アマチュア社会人芸人であること②ユニットメンバーのいずれかが事務所所属・フリー問わずプロ芸人として活動しながら、兼業として芸人以外の職業で収入を得ていること(アルバイト契約を除く)。
・エントリー方法:Googleフォームより(コンビ以上3000円、ピン2000円)
・特徴:バトルライブであること。そしてルールめっちゃちゃんとしてる。note見てみてください
・サイトなど:Tigetnote

バトルライブー!ルールが厳正で入れ替わりもありなので演者様の熱も強く感じるこのライブ。とはいえそこまでピリピリはしすぎず、特にいちばん上のブロックである金獅子ではMC様にちなんだコーナーがあってめっちゃ楽しそうだった(私がスタッフしてた回はサスペンダーズ古川さんに狙ったセリフで尻もちをつかせることができるかというコーナー)。


東京で社会人お笑いやるってなったら主にこの3つに出演するらしい。
どこもエントリーいっぱいになってたりして改めて社会人お笑いの文化の広さを感じる。そもそも演者さんの数が多いし、このライブが続いているのはそれなりにお客さんが入っているからである。大阪で急にこの規模はやれない(まあそれができちゃうのが楽屋Aさんではあるのだが)。
どのコンセプトでどの層に向けてどんな内容でやるのがいいのか…定期ライブとして継続していくうえで立ち上げってめちゃめちゃ重要と思うからリサーチは慎重に。。。お客さんはさておきひとまず社会人芸人さんが気持ちよくネタできる場所をつくりたい。集客は私の方でなんとかできたらベスト。それくらいの覚悟でやらな。

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