4月22日　息子の入院

息子が気管支炎で入院中…。

週の頭からなかなか熱が下がらず咳も出てきてぐったりする時間が増えたため、近くの病児保育付きの小児科から紹介状を書いてもらい総合病院で検査諸々をして入院の運びになった。付き添い人の私はダッシュで入院準備をして病院へ向かった。もう夜中22時も過ぎていたので、適当に説明を聞いて適当に部屋に案内されてやっと息子と二人になってよくがんばったね、大丈夫だからね、と言ってあげられた。息子はもう疲れ切って即寝。
その日は私も心療内科で診察があったところで新しい眠剤と薬の増量があった。それを試す楽しみ(？)があったので、飲むとアッサリ寝られた。

その後も息子はぐったりとしていて、機嫌が常に悪く、咳き込んで泣きながら目覚め、大汗をかいて真っ赤な顔で熱を訴える。食欲もなく栄養が摂れないので24時間点滴をしないといけなくて頑丈に包帯やテープで巻かれた小さな腕が痛々しい。
出来るなら代わってやりたいよな。いつものように飛んで跳ねる息子にもどってほしい。でも、生きてるからいいや、と気持ちの納めどころがわかったところで、いい意味でどうでもよくなった。心配ばかりしてても仕方ない。
すごく苦しそうだし熱も高いけど、すやすや眠ってる。身体の中で戦ってるんだな。何日かかってもいいから、良くなって欲しい。それを願うばかり。

そして今3日目です。
前言撤回で、もう即帰りたいです。
精神的にバグってきてる。早く良くなってほしいのはもちろんなんだけど、とにかくなんでもいいから早く帰りたいです。
決して息子のせいではないが、大事な行事だったPTA総会はドタキャン、仕事も休みをもらいいつから行けるかわからない、その分お給料も減る。家のことは夫がいるので心配してないけど、服やタオルなどいつも手元にあるものがなく説明して持ってきてもらわないといけない感じもジリジリとストレス。ほぼベッドの上で過ごすので、お腹も空かない。時間通りにやってくる病院食(私の分は付き添い食として息子と同じものが提供される)全然食べる気にもならないけど、残すわけにもいかず食べる。なんかこう、さっぱりしたものが食べたい。
息子とはのほほんと過ごしていたが、一人用のベッドに2人、かたや一人は熱にうなされ、かたや一人はうつの治療中の身でお互いなんかもう色々キツイ。なんとかしのいでる。ぼーっとなる時間が増えたからか、いろんなことが頭をよぎってしまう。昔のことで怒りが込み上げる。どんどん気持ちが落ちていく。
汗をかいたら着替えさせ、おねしょをしたら着替えさせ、シーツを替えて、苦い抗生剤をアイスに混ぜるとよいと聞き売店を探しアイスを買いに行き飲ませ(飲まない)、利き手の左手が点滴や酸素計でぐるぐる巻きにされていて使えないので、一口ずつご飯を食べさせる(食べない)、作業のようにこなしていく。
私も少し前までは熱のない高熱状態みたいな感じだったから、本当に高熱でるってマジで何もできないんだろうな、と息子を見て改めて感じた。
甘いと言われようが、私はぐったり何もできない彼を赤ちゃんのように扱っている。そりゃそうなるよな。こんな時に、自分で食べろとか自分で歩けとかは違うと思う。

お互い滅入ってきたら、ちょっと散歩しよかと言って点滴台を繋いだままフロアを歩く。狭いけど花壇の手入れがされてある園庭に出てみる。たったそれだけなんだけど、外の空気を吸って上を見上げるだけで少し気分がマシになるから空ってすげぇ。

そのあと息子のリクエストポケモンをノートブックに描いたら喜んで笑顔ゲットできてなんとか今日も一日終わりそう。

4人部屋だが各自大きなカーテンの向こうは見えないし関わらなくていい。時間関係なく子供の叫び声や泣き声が聞こえてくるが、それはもうお互い様。
看護師さんも手際良く的確に看護してくださり、だらだら誰かと話したり関わることがないのが救いだ。とにかく息子のことに集中できている。
しかし、今日は21時消灯でそれに合わせて寝ようと思っても、全然電気が消える気配なし。突然の吸入や処置で看護とはそういうものだとわかっていても、早く寝たかった(暗くしないと寝られない)私は、なんだかとても気持ちがダウナーになってきた。なぜか涙が出てきてパニックになって寝ている息子を置いて真っ暗なデイルームへ追加の薬を飲みに行く。

あ〜〜〜〜早く帰りたい〜〜〜〜〜息子〜〜〜良くなれ〜〜〜〜〜🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏