夜中のひとり時間

夜中に目が覚めるようになってしまいました。
しかも2時とか3時どころではなく、12時半とか。もはや少し夜更かししたときの就寝時間です。

思いきって起きて、キャンドルを作っていました。
熱いお茶を淹れて、ストーブを焚いて、音楽をかけて。
ひたすらきれいなもの、好きなものを形にする作業。

なのに昼間誰かに言われた言葉をついつい反芻してしまったり、考えても仕方ないと分かっているのに、言葉の裏をついつい嫌な方向に想像を膨らませてしまったり。

日々の雑雑した感情を浄化したくてきれいなものを作る作業に集中しているはずなのに、なかなかそんな風にはいかないものです。

もっと仙人とか隠者みたいに無の境地にはいるとか、自分の創作にしか興味がない人みたいに、心静かに美に集中したいのになあ。品物に邪念が混じらないかしら。

なんて思いながらもできた作品はきれいで、私の心なんて関係ないかのようにツヤツヤキラリと並んでいます。

「人生ままならないからこそ、趣味で思い通りにするのだなあ」とか「邪念だらけの自分もまだまだ成長途中という感じで悪くないじゃないか」とか「私がどーのこーの悩んでいても、キャンドルはそんなの無視して自分がなりたいように出来上がってくれるのかもね」などと思いました。

気づけば夜明け近く。
今さら眠れそうな気がしてきました。

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