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北海道 白老 大地と人と海と空

北海道 白老町

新千歳空港から約1時間
苫小牧駅から22分

太平洋に面した小さな町

北海道にはアイヌに縁のある土地が点在している
ここ白老もそう言った土地のひとつだ

ポロト湖やポント沼などアイヌの言葉の地名もある

そしてアイヌの文化や伝統を体験することができる国立アイヌ民族博物館と“ウポポイ 民族共生象徴空間(ウアイヌコㇿコタン)”が併設された施設がある

ウポポイは、アイヌ文化の復興・創造等のナショナルセンターです。

アイヌ民族は日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族です。日本語と系統の異なる言語である「アイヌ語」をはじめ、自然界すべての物に魂が宿るとされている「精神文化」、祭りや家庭での行事などに踊られる「古式舞踊」、独特の「文様」による刺繍、木彫り等の工芸など、固有の文化を発展させてきました。
ウポポイは日本の貴重な文化でありながら存立の危機にあるアイヌ文化の復興・創造等の拠点となるナショナルセンターです。また、我が国が将来に向けて、先住民族の尊厳を尊重し差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築いていくための象徴として整備するものです。豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりで、アイヌ文化の多彩な魅力に触れることができます。
愛称「ウポポイ」は、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味します。

https://ainu-upopoy.jp/facility/upopoy/


私がアイヌ文化に興味をもったそもそもの土壌は
ファッションデザインを学んでいた時、
民族衣装の講義があった時だったと思う
世界各地の民族衣装の資料はもちろん、
そのデザインの変遷について、
ほどこされている緻密で繊細な手仕事について、
しいては民俗学のような生活スタイルについてまで
いろいろな角度での講義だった

その後、民族衣装をテーマにして衣服製作があった時はモンゴルの衣装をテーマにした

モンゴルもまた好きな国であり騎馬民族などの生活にとても興味があったからだ

しかもモンゴルの子供たちの写真をみていると自分の子供の頃の写真にそっくり
え?この子達と私って兄弟?!と思うほどだ

もともと日本という国は渡来してきた民族の血が混じってると思うが、私の祖先にはモンゴルの血がはいってると思う
むしろ前世はモンゴルの騎馬民族だったんではというくらいに似てるのだ


話が少しそれたが、
そういう経緯もありファッションデザインとしても文化や民俗学的なことからも民族衣装に興味を持つようになった



それから北海道にはなかなか行く機会がなかった

寒さが苦手で旅といえば南の海に行きたいとついつい南の方にばかり旅してきた

そんな中ふと読んだゴールデンカムイにすっかりはまった

映画も見てますます実際の北海道の広い大地に行き、アイヌの文化に触れてみたいとおもいはじめていた

これはもう行ってみよう!
そう思いプライベートでは始めての北海道旅行をすることにした
(何年か前に仕事では札幌に行ったことはあった)

どこに行こうかと考えた時に、
ちょうど推しているアーティストが北海道でツアーをするという
これならライブもいってさらに北海道も楽しんでこれると思いツアー先を確認する
旭川、帯広、苫小牧…と何箇所かライブ会場がある

車を運転しないのであまり遠いところは移動が難しい、空港からほどほどの場所がいいなと思い、苫小牧を選んだ

先行抽選のチケットも無事に手に入れることができて、飛行機のチケットもOK

あとは、泊まるところだなぁとおもいながら
ライブ会場のある苫小牧のホテルを見ていた
ホテルはいくつかある

しかしここにしよう!というホテルがなかなかない

うーーん、どうしうかなぁと思ってまだ時間もあるので一旦ホテルはあとで決めることにした



それから1.2週間たってそろそろ決めないとなぁと思いつつ、サイトをみたりしているとたまたまホステルをみつけた
リノベーションをしてホステルにしたというとてもよい雰囲気のホステルだった

ロケーションは白老
ここではじめて白老の町をしった

白老の町はどこにあってどんな感じだろうかとGoogleマップでみてみると、苫小牧から電車で22分。
そしてウポポイがあった

あ、これはもうここにしようとhostel hakuに予約をした






まずウポポイを訪ねる前に1日をかけてのんびりと白老の町を散策した

空が広い
大地が広い

この圧倒的などこまでもひろがっている感覚が素晴らしく新鮮だった

私の実家のある香川県はもとより現在暮らしている神奈川の海をみていてもなかなか感じられることがない




ポロト湖やすぐ近くのポント沼は風がさらさらとふいていて優しい光に溢れていた
人も少ない静かな湖の周りを散策したりベンチで一休みしたりと贅沢な時間になった
湖のまわりにある林や植物たちも花を咲かせていたり緑が瑞々しい

ちょうど5月は本州での3月くらいの気温に近いというので季節的に新緑や花の多い時期なのだろう
とてもよい季節


白老の八幡様である白老八幡神社も訪ねた

大きくて立派な赤い鳥居が目をひく

お参りをして御朱印をいただいた
対応してくださった神社の方も優しく声をかけてくださり爽やかな空気であふれた場所だった



早朝の散歩では近くにサーフポイントがあるとききそのあたりまで行ってみた

ちょうどこれから海にはいる方がいて少しお話しをする

山や登山も山道で挨拶をしたりするがそこで会う人々は必ずしも地元の方というわけではないだろう


サーフィンだとやはりローカルの人が多いので、
その土地の海について、ポイントについて会話し教えてもらえたりするのがとてもありがたい

ビジターはローカルに敬意をはらいながら、
同じ海を愛する者同士、サーフィンを楽しむ者同士特有の連帯感を感じられるひとときだった



駅の近く 材木工場の材木置き場 木の香りが漂う
ポロト湖
ポロト湖
ポロト湖
ポロト湖
ポント沼
ポント沼
すずらん
小さな薔薇の花
桜 八重桜
サーモンピンクの屋根と花
楓?紅葉?
木と青空
白老 八幡神社
泊まったhostel haku
海 太平洋
遠浅のビーチ サーフポイントも点在している


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