ご挨拶

カラオケバーを営んでいたが、診断書が出る位のアルコール依存症になってしまった。
そんな時に娘が産まれ、お酒を大量に飲んで儲ける商売では無くて、飲まなくても稼げる商売をしようと月島のもんじゃ屋に就職した。

しかし、もんじゃ屋での独立のハードルの高さよ!
スケルトン物件からの内装費だけで坪100万かかるのよ。
それに厨房機器、看板、食器等の備品、最初の仕入れ等々。
15坪の店舗で2500万弱はかかるのかな。
創業融資は個人に限度は1000万。
って事は自己資金1500万必要。
いや、運転資金含めるとあと500万必要。
って事は、自己資金2000万必要ぢゃん!
居抜き物件をうまく捕まえても僕が独立しようと思っても都内の都心部だと物件取得費を含めて、どんなにガンバっても物件取得と内外装と看板で1500万。
食器等の備品と食材まで手が回らない。
ってか運転資金ゼロ!
それぢゃ創業計画としてムリがある。
結局もんじゃ屋での独立って、相当ハードル高いのよね。
でもね、もんじゃ屋で独立しやくちゃイケないと思い過ぎてたのよ。
だって飲まずに儲ける為の転職だったし、それを踏まえての独立と思ってたし、それを目指してたから。
でもね。
もんじゃ屋での独立のハードルの高さに全然独立出来ずにジレンマまみれよ。
そんな時に昔の仲間からの連絡で、そんな昔の仲間と飲んでると、違う!もんじゃ屋ぢゃなくても飲まずに出来る独立ってあるんだ!
そう思えた。
もんじゃ屋で独立しないと家族を裏切る。
そう思ってたけど、結果家族もソレを望んでくれた♪
その瞬間に肩の荷が降りた。
もんじゃ屋の独立のハードルの高さで独立が出来なかったけど、もんじゃ屋ぢゃなくて大丈夫ってなった瞬間に独立が目の前に近付いた。
結局またバーテンダーに戻る。
僕にとって水商売は天職だ。
僕が幸せぢゃないと家族も幸せになれない。
だから決心した。
約10年ぶりにらあの夜の街に戻るので最近昔の仲間の店に挨拶に行く。
でもね。
3件目位から酔って覚えてない。
それって挨拶出来てる?
だからもう一度挨拶に行こうと思う。
いや挨拶ぢゃないぢゃん!
そう。
飲まずに営業すんなら挨拶回りの時点で酔わずに回んないと!
これからちびちび飲める様になんのが大切なんだろうなと思う。

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