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配信にラグ!?フレームドロップの解消法


配信にラグが発生!

普段Twitchでゲーム配信をしている訳ですが、2週間ほど前から、配信中にTwitchの接続が常に不安定な状態になる現象が発生するようになってしまいました。
OBS側では、ドロップしたフレームが60%を超える事態に。

エンコードが高負荷な訳ではなかったから、最初は特に気にしてなかったのだが…

これって本来の映像の半分以上が視聴者側に届いていないという事を意味します。
これって配信する側から見たらヤバくないですか。
自分が頑張っている姿の半分未満の部分しか見られていない。
でも視聴者からは特に異常を訴えるチャットが無かったのでそこまで気にせず配信を続けていました。

ところが、今週に入ってから、遂に視聴者からラグが発生しているというチャットが。
その時間、なんと15分間。
きっかけは自分のPCで見ていたTwitchのクリエイターダッシュボードの配信プレビュー画面。
映像が相当遅れていたので、視聴者に呼び掛けてみました。
反応が無い。
そこで、「今〇時○○分です」と喋って、反応を伺ってみました。
すると、15分後に視聴者から「今〇時○○分なので15分遅れてますね」というチャットが。
これではもう配信にならない。
途中からチャットでやり取りする事態に。
その日の配信終了後、配信を見直してみると、突然配信がぶつ切りになる形で終了していました。

原因の究明

まず、どうしてフレームのドロップが発生するのか。考えられる大きな原因として、PCに負荷が掛かり過ぎているか、ネットワークが不安定か。
まず、プレイしているゲームは、Burnout Paradise Remastered。2世代前のゲームのリマスター版なので、PCの負荷が原因とは考えにくい。
そもそもPCの負荷が大きくて配信に影響が出ている場合は、OBS上に「エンコードが高負荷です!」という表示が出ます。今回はその表示は出ていません。
となると考えられるのはネットワーク関係と断定できます。

ではネットワークの何が原因か。
とりあえず回線速度を計測してみました。
すると…
上りが4Mbps台ではありませんか。
これだ!と思いました。

アップロードが異常に遅かった

真っ先に思い付いた事は、DNSサーバーの変更。
今までは「1.1.1.1」でおなじみのCloud Flair DNS。
高速で低遅延とゲーム向きという事でこのサーバーを使って来ましたが、鉄板のGoogleのサーバーに変更しました。
すると…
上り速度爆上がり。
これだ。間違いない。

DNSサーバーを変えるだけでこんなに速度が違うとは…

この瞬間、確信に変わりました。
これで明日から問題無く配信できる。
この時はそう思っていました。

速度は問題ないはずなのに…

そして迎えた翌日の配信
満を持して配信開始ボタンを押す
ところが…
どんどんフレームがドロップしていき、見る見るうちに50%台に。
結局60%に行くことはなく、視聴者からも昨日よりはマシというチャットがあったのだが、依然として酷い状況。
速度が問題でなければ一体何が…?

いつから調子が悪くなったか考えてみた

そもそもいつから調子が悪くなり始めたか、詳しく思い返す事にした。
遡ると、The Crew Motorfestを配信していた辺りから少し違和感を感じていた。
というのも、ゲームを始めるときに、「自動的にお住いの地域に最も近いサーバーに接続されます」という表示があった。
そこで何らかのサーバーの設定がおかしくなってしまったのではないかという仮説を立てた。
ではどこでサーバーの設定を変えるか。
思い当たるのはOBSの接続サーバーの設定だ。
初期設定では「自動(推奨)」になっているが、これをOsakaにした。

今思うとなぜ自動が推奨になっているのか分からない

サーバーの設定を変えてみた結果

結論から言うと、サーバーの設定を変えた結果、フレームのドロップが0になった。

これでラグ無し配信の復活である

やはりThe Crew Motorfestが原因だったか。
そういえばアップデートする時に上手くいかなかった事がある。
結局ゲームを再インストールしてプレイできるようになったのだが、プレイ中やたらとカクついて、まともにプレイできない状態になった。
その辺からサーバーの接続先がおかしくなっていたのかもしれない。

今回の件で、必ずしも自動や推奨と書かれた設定が最適だとは限らないという事が分かった。

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