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自然分娩から一転、妊婦健診後の翌日に帝王切開になった話

こんにちは!
爽やかサプリです^^

出産の話を続けてきたので、この出来事も
お話したいと思います。

そもそも私は帝王切開希望ではなく、
自然分娩で産む予定でした。

では、何故帝王切開に切り替わったのか、、、

その理由をお話していきます。

予想外の帝王切開

翌週には予定日を控えた妊婦健診。
正直、いつ破水が来るのかドキドキしていました。
けれど、それは唐突に終わりを迎えます。

先生
あぁ、、、これは、、、
自然分娩は無理だねぇ、、、。


えっ?

先生
骨盤が狭くて、自然分娩だと赤ちゃんの頭に刺さるリスクと、骨盤を折って出てくることになります。


はぁ、、、

先生
実際に先週それで自然分娩望まれた方、
3人いらっしゃるんですが、3人とも骨折して、
今もベッドから起き上がれない状態です。


(もはや絶句、、、。)

先生
一応お聞きしますが、どうされます?
ちなみに、帝王切開だと、GWに入るので、
明日手術になります。


無言、、、。

これ、、、
よくある事なんですかね笑
今セリフ書き出すと違和感半端ないですよね、、、(^^;;

後日、出産した産院ではなく、健診で
通っていた別の病院に報告行ったら、
あなた、産めてたはずなのになぁ、、、
と、首を傾げていらっしゃいました。

ちょっとホラーですよね笑

たまたまこの日は母が休みで、
一緒に健診に来ていたので、
立ち直れない程の精神的ショックは
どうにか避けられました。

とりあえず、骨盤が折れてる中の子育てを想像し、それは絶対無理だと思い、
明日、手術しますと返事して帰りました。

私と母はお喋りで、顔を合わせれば
いつも他愛無い話で盛り上がるのですが、、、
家に帰り着くまでの間、お互い無言。

人生で一番長く、言葉を交わさなかった時間
だったと思います。

破水や陣痛を経験しないで産むなんて、、、
自然分娩への憧れが強い分、
自然分娩が出来ないことへのショックは、
とてつもなく大きかったです。

それでも、手術は明日に迫ってます。

すぐ主人に知らせて翌日休みにしてもらいましたが、時間指定の絶食、絶飲に加え、急な入院準備にもうバタバタでした。

近日中に会う予定のはずの方もいたんですが、
緊急帝王切開になったと伝え、中止に。その後母は、骨盤狭く産んでごめんねと泣くし、
姉にも状況説明したりして、、、
もう、しっちゃかめっちゃか笑

最後に、仕事をはやく切り上げてきてくれた主人が、手術前のお腹を撮影してくれて、
翌日の手術を迎えます。

ここで私に一つの変化が起きました。
それは一体なんなのか、お話します。

気持ちの切り替わり

けれど、そうこうしてるうちに私は、
1つの事実に気づきます。

なんか、自分ワクワクしてないか、、、?

さっきまで、母とお互い言葉を交わせないほど打ちのめされていたのに、ジワジワとその感覚が迫り上がる。

あぁ、そうか、、、。
もう明日には、お腹の中の子に会えるんだ。

もういつ、破水、陣痛がくるのかって怯えなくてもいいんだ。

そこに気づいた途端、
全てがストンと丸く収まって、まるで
波が引いていくように、感情も静まりました。

腹がすわった、とでもいうんでしょうか?
もう、何一つ怖くなくなったのです。

私は、新しい場所や出来事にめっぽう弱く、
過度に緊張したり、パニックを起こしそうに
なることが多々あります。

電車や美容室、たくさんの人との会食、、、
それはそれは大の苦手です。


そんな私が初めての手術で、
こんな怯えもせず堂々としていられたのは、
ひとえに、赤ちゃんの存在が大きかったからだと思います。

もう、頭の思考回路が、
手術=子供に会えるよ、やったー*\(^o^)/*

と、祝福モードに切り替わっていたのです。

確かに、帝王切開は後が辛いとよく言われます。でも、、、考えてみてください。

大体、予定日より2週間早く手術をするんですが、その時点で2週間も早く子供に会える。

更に旦那さんの休みの調整や申請も事前に言えるので、育休、有給が取りやすい。

また、妊婦さんも会える日を知っているので、
精神的にも落ち着いていられる。

、、、結構いいことづくめでは
ないでしょうか?

帝王切開の縫合時間について

また、こちらの産院では、
帝王切開術が普通30分で終わるところ、
傷口を丁寧に縫合してくれるので、
1時間かかります。

実際、傷跡は10センチにも満たなくて、
縫合が綺麗だった為、抜糸後もそこまで目立ちませんでした。

3人目の病院では、通常時間の手術のため、
縫合の粗さ、抜糸後もホクロみたいに痕が
残った部分もあります。
それに、以前より切り口が長くなり、
前より少し目立つようになってしまいました。

どちらも横で切ってるので大きくは
目立ちませんし、下着を履くと見えませんが、
まだ銭湯や温泉には一度も入ってません。

人の目に触れるのを、無意識に避けるように
なりました。

傷は一生残ります。
縫合の丁寧さ、、、
これは気にしてもいい点かもしれません。

帝王切開への偏見

自然分娩で産めなかったこと、
一片の後悔もなくなりましたが、
最初の頃は人前では中々口に出せなかったです。

逃げだ、とか甘えだ、だとか、
そういうふうに見られる恐怖があったからです。無痛分娩も選択できたのですが、
それを選ばなかったのも同じ理由からでした。

けれど、程なくこのモヤモヤを吹き飛ばしてくれた人がいました。

自然分娩で産んだ、姉です。

姉は2人出産経験があるのですが、
1人目は4時間ほどで出産を終えましたが、
大声で叫ぶほどの痛みに会陰切開で、
座るのが苦痛だったと話してくれました。

2人目は、直前に食べたものを全て吐き出すほどの痛みで、1人目同様叫びながら産んだと言っていました。

そんな生易しくないお産を経験した姉が、

私は逆にお腹を切る方が怖いよ。
だって切った後歩いたり授乳するんでしょ?

自然分娩は産んだ後は痛みも長引かないし、
傷が残るわけでもないけど、お腹切って子宮切るってさ、ずっと体に残るじゃん?

あんた、すごいよ!


、、、一歳上の姉とは小さい頃からずっと
喧嘩し続けてきました。
私の方が姉に張り合って、姉に負けないように
いつも突っかかって、手を出したり、、、

姉にとっては鬱陶しい妹だったはずです。

そんな姉の、
一回も聞いたことない、
認めてくれるような褒め言葉に、
後ろめたさが一瞬にしてクリアにされました。

それがとても嬉しくて堪らなかった出来事です。
帝王切開になったからこそ、
聞けた言葉でした。

だから、
帝王切開、と言うことに躊躇いはなくなりました。少なくとも、認めてくれた姉がいる。
それで充分ではないか、と。

また、お風呂に入ると、
傷を指差し、子供達が言います。

ママのここから出てきたんだよね?

傷があると、より実感が沸きます。
ここから生まれたんだなぁ、と。
そして子供達に、自分がお腹の中にいたんだって事実を見せてあげられるのも、
帝王切開の良さ、かもしれません。

最後に、、、

自然分娩から一転、帝王切開になってしまいましたが、それは決して悪いことではありませんでした。

最初の産院は手術は丁寧だったし、
手術中の痛みは皆無でした。

そして、、、手術から2日はシャワー厳禁で、
3日目ようやく入れるのですが、
あのシャワーの気持ち良さと言ったら、
人生でトップ3に入る程の爽快感でした。
(医療用テープで塞いでるので、
傷口は沁みません。)

しかも、、、
下半身麻酔で全く動かない足から、
徐々に回復する様は中々経験できない体験。

2人目、3人目ともなると、いつ動けるようになるか、指を動かしながら計っている様子が、日記に残ってて、思わず笑ってしまいます。

妊娠、出産は思い通りにいかない、、、
ハプニングも多いです。

けれど、そこで暗い顔をせず、
完璧なお産は捨てて、
いっそのこと、笑ってしまえばいい。

だって、どんな形であれ、
子供に出会えたのだから。

お腹にいて真っ暗な中から、
ようやく顔を見合わせて会えたのだから。

ここまで3人の出産の事をアップしてきましたが、全部、大切な思い出です。

妊娠、出産があったからこそ今の子育てに繋がっていて、目に見えるところで子供の成長を目の当たりにしています。

子育てでクヨクヨ悩むことがないとは
いいません。

けれど、お腹の中にいた頃に比べれば、
目に映るところで起こってる分、
対処も出来ますし、言葉も交わせます。

妊婦の時、ちゃんと生きてるよね?
と毎度の健診でヒヤヒヤしてた頃に比べれば
大分マシです。

今後出産を控えてる方も、妊娠を検討中の方も、是非、この体験記を読んで、
少しでも前に進める一歩となれば幸いです。

それでは、また次回にお会いしましょう♪

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