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🌈虹の入江の月乙女👰(月面🌔)

虹の入江とは

月の模様には色々な名前がついています。
コペルニクスクレーター、ティコクレーター、静かの海、晴れの海、アペニン山脈などなど。
その中に「虹の入江(にじのいりえ)」と呼ばれるきれいな弧を描く場所があります。

拡大するとこんな感じです。
きれいなカーブになっています。
月の観察をするときにも人気のエリアだと思います。

月乙女(つきおとめ)

次の写真は180°回転させています。
月齢が10の時に虹の入江の端は女性の顔のように見えます。これを「虹の入江の月乙女」と呼んでいます。

虹の入り江の端にある、ヘラクレイデス岬というところが女性の顔の部分で、その右に髪の毛がなびいているように見えます。

左側を向いている横顔があり、下半身が人魚のようになっていると思うとしっくりきました。シャープな顔で首が長い美しい女性ですね。

月齢が重要

月齢10から11くらいのときにちょうど見えますが、それ以外の時だと、光があたる角度によって、女性の顔や髪の毛の感じがわかりづらくなってしまいます。

上の写真の1日後に撮ったものですが、乙女の顔や髪の毛あたりがぼやけてしまっています。ちょうどいい月齢の頃を見計らって撮ってみましょう。

カメラの露出の調整

月面の写真を撮るときには、月の模様が見やすいように、少しアンダー気味で撮る方がよいような感覚がありますが、月乙女を撮影する場合には、少しオーバー気味の方が良さそうだと感じました。
拡大して、月乙女の部分が分かりやすいように露出を調整してみましょう。

上の月乙女の写真をトリミングする前の写真です。
右側のうさぎの模様あたりがオーバー気味になる感じに撮ることで、左上にある虹の入江の部分が分かりやすくなる気がしました。
いろいろ試してみましょう☆

The Moon Maiden in Sinus Iridum

【2021.07追記】
日本での知名度は低めのようですが、欧州では人気があるそうです。

The Moon Maiden in Sinus Iridum

英語ではこのように表現するようです。
The Moon Maiden は「月の巫女」
Sinus Iridumは「虹の入江」になります。

カッシーニの恋人

この月乙女はイタリアの天文学者であるカッシーニの恋人とも言われているそうです。
そして、月乙女はカッシーニクレーターの方を見ていると。
カッシーニというクレーターはA、Bの2つあり、おそらく親子なんだと思います。
下のリンクには「のちの妻」ともかかれているので一人は旦那さんで、一人は息子さんかな。

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