レジで「ありがとう」って返事をする意味を考えた

「なんで、客なのにレジで”ありがとう”とか”ごちそうさま”って言うの?」

って、ヤングな方に聞かれたことがあります。


そのヤングさんの意見としては

「自分たちはお客さんとして店に入って、注文したり、商品買ったりした。

お金を払う側である。

お客さんに店側が”(買ってくれて)ありがとう”って言われるのは理解できる。

なのに、金を払った自分たち客側がどうして返事をするの?

それを”ありがとう””ごちそうさま”とか言わなきゃいけないのか、わからない。」

って悩んでいました。


中年の自分は答えました。

総合的な回答としては、

「そっちの方が”楽”だから。」


細かく分けるなら3つの理由

1 あくまで”そのタイミングの、その時間だけ”お互いが「売り手」と「買い手」であっただけである。

その先々、立場が変わって自分が売り手、レジをしてた人が買い手になる時が来るかもしれないから。

敬意には、敬意を。接客には、接客を返すようにしてるだけ。


人間同士の生活の中で、それが例え会計時のマニュアル通りの文言を伝えてるだけの仕事かもしれないが、それでも、人として何かしら声をかけられているので、言葉を返すようにしてるだけ。


2 心底、お礼を伝えたいわけじゃなくて、(レジをしている)人に話しかけられたから、返事をしてる感覚。

1と類似していますが

レジをしている人に対しての返事の仕方が”ありがとう”やら”ごちそうさま”ってだけであるだけ。

別に心底

「(レジしてくれて)ありがとう」

「(美味しい料理を提供してくれたことに対して)ごちそうさま」

とは、あまり思っていない。

確かに、たまに素晴らしい接客や美味しい料理に感銘を受けることはあるけど、9割は返事してるだけの感覚で答えている。

「おはよう。」って言われて「おはよう。」って、オウム返ししている感覚と同じなんです。


3 「しなければ」いけない。って感覚じゃなくて、中年ぐらいになると勝手に身についているだけ。

ヤングさんと、中年の自分だと倍以上、生きている時間が違います。

なので、中年になるまで生きてきた時代は、ほぼレジは人がやっている仕事。その中で勝手に身についたルールみたいなモンです。

確かに、ヤングさんだと生まれた時から、通販が多かっただろうし。

お店も昔ながらの小さな店舗よりも、大資本が入って数をこなせるようにマニュアル接客をメインとした店舗が増えていただろう。

このヤングさんにとっては店舗で買い物してきた経験よりも、通販サイトでクリックすることで買い物が完了することの方が多かったから、こうゆう「なんでレジで”ありがとう”って言うの?」って質問がでるんだろうなって感じたんです。

レジって表現をしましたが、正確には「(レジの仕事をしてる)人」なんです。

私は目の前にいる仕事をしている「人」に対応をしているだけです。

「ありがとう」「ご馳走様」という単語解釈も「感謝」という意味だけよりは「感謝」と「返事」という意味で使っています。

売る・買うという行為が時代と共に変化したことにより、この質問をしてきたヤングさんは、「人」がしている仕事の1つという感覚よりも、ネット通販で買い物している「レジの操作をしている」って感覚の方が強いのかもしれません。

ワンクリックでモノが買えちゃう時代です。

私も、このヤングさんと同じ時代に生まれて、「人からモノを買う」という体験が少なければ同じ疑問を抱いたと思います。

通販だったら、無言でクリックすることで済んでいたのに、なんで「返事をする」しかも「感謝の単語を伝える」行動をしているのか意味がわからないのも、なんとなく私の中で腑に落ちました。

本当、世代による感覚の違いからくる質問なんだな~って思った話です。


今後、レジとかは自動化すれば、どんどんと、そうゆう「人」がしている仕事の「人に対する習慣」とかもなくなるんだろうな~って、今ある「人がやってるレジ」を楽しんでいたりします。


それに、たった一言二言だけど、全く見ず知らずの客とレジという関係の中で、何を発すれば、どう伝わるか?って考えながら行動したりすると楽しかったりもするんです。

レジ袋やらポイント、支払い方法など結構、レジの方と意思疎通を図っています。

レジの会話の呼吸ってのも、ちょっと楽しんでいる中年のお話でした。


今日も、誰かに笑われていますように。