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奥多摩 後山川片倉谷

GWの週末どこかへ行きましょうと、いくつかの候補の中から片倉谷へ行くことになった。奥多摩で待ち合わせをし、計画通りに8:35の丹波山村役場行に乗り込むことができた。
GWということもあり、乗れないと困るので待ち合わせ時間より1時間ほど前から待っていたのだが、時間通りに来たS木さんから「早すぎっすよ」的なお言葉をいただいた。

この後も散見されるワサビ田跡

お祭バス停で降車し、片倉谷ゲートまで40分ほど歩く。ゲートすぐそばの片倉橋で沢支度を整え、10:00に出発。橋のすぐ脇から入渓する。
歩き始めてからすぐに、ワサビ田跡があった。
この後も、ちょいちょいとわりと上のほうまでワサビ田跡があり、結構奥まで人が入っていたんだなあと、毎度のことながら山で生活を営んでいた人達には感心する。
この沢は時折作業道にぶつかり、こういった作業道は昔からの道の跡などを利用して作ったりしたんだろうかと考えた。

歩いているうちに橋にぶつかり、先へ続く作業道を歩いていると2人の釣り師がいた。邪魔になると悪いので会話したところ、作業道の先に橋があるから、そこまでこのまま作業道を歩いてくれとのこと。その通りにする。

久しぶりの滝のリードで手が震える(本当です)

ゴヘイ窪(10:45)を過ぎ、10mほどの滝に出くわす。右の壁から滝へトラバースし登ることとした。(滝つぼにちらりと目をやり、おちても大丈夫だろうと判断したであろうS木さんを私は見た。)
ぬめりがあり、滑ったらと、ちらりと考えるとなかなか一歩が出ず、タワシで無駄に磨いたりしつつなんとか登った。

どことなくぼんやりとしたカモシカに出会う

先を進んでいくと真正面にカモシカがいた。笛を吹いても逃げず、しょうがないので脇を通り過ぎたところ、S木さんが声を上げた。
カモシカが落ちてしまったらしい。骨でも折ったかとひやひやしたが無事だったようでほっとした。(一連の流れはタイトル画像を参照)
その後平凡な流れを進み、シラ岩窪(Co980付近)のあたりでお昼とする。(12:15)

登れれない面白い滝

マサエ門窪(Co1040付近)のそば、2段5m程の滝を登りしばらく行くとナメ滝があった。登れないのだが、岩の斜面を流れる滝を面白く感じしばし観察。ここはすぐ左を巻いた。

20m大滝

その後はゴーロが続き、体力を削られていくのを感じる。すると大滝がやっと現れた。もちろん巻く。左斜面の上に作業道があるというのでそこから巻いたのだが、結構上まで巻くこととなった。作業道は、滝上の河原やゴーロをやり過ごせ、壊れた橋まで歩くことができる。

ひいこらしながら詰めあげる

その後は、やがて水の流れもなくなり詰めへとなる。二俣を右へと進み、私はひいこらしながら上がっていくが、S木さんは涼しい顔をしている。憎い。(冗談です)
なんとか登っていくとやっと登山道の橋が見える、やっと終わる。
登山道へ上がり(15:22)靴に履き替え、七ツ石の登山道を鴨沢へと下山する。

東部ふれあい館 「木洩れ日」

下りは順調に歩を進める。しかし、バスは18:40。このままつくと1時間は待つのではないか。バス停が近づくと「キンキンに冷えたビール」という看板が目に付く。どうやらお店があるようで、しまっていないことを祈る。
17:20頃にバス停につくとザックを下ろし、店を確認する。やってたー!
冷たいビールが身に染みる。バスの時間までお店ですごし、河辺の梅の湯で汗を流し帰路へと着いた。
片倉谷は長い割には滝も少なく、面白いとは言えないが、私にとってはいいトレーニングとなった。

山行実施日:2023年5月5日(金) 晴れ
メンバー:W邉(L、記)、S木
山域:奥多摩
山行形態:沢登り
コースタイム:奥多摩駅(8:35)一お祭(9:13)一片倉谷ゲート/片倉橋(9:45)一入渓(10:00)一Co780付近 五兵衛窪出合(10:45)一Co780付近 シラ岩窪出合(お昼 12:15)一Co1040付近 マサエ門窪出合(12:49)一Co1270付近 ワサビ谷出合(14:08)一Co1440付近二俣(15:00)-登山道(15:22)-登山道-鴨沢バス停(17:20)


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