bromoの海

インドネシア人から学ぶもの

 どうも、インドネシアが好きになりすぎてつい最近アラビア語を勉強し始めた澤井です(笑)。


 今回のテーマは、「インドネシア人から学ぶもの」である。今、インドネシア人から学んでいることは、①「幸せ」②「相手に対するリスペクト」である。こっち来てこの二つは日本と違うし、どの国より素晴らしいと思う(他の国行ったことないけど)。この二つについて説明しようと思う。


 まず、①の「幸せ」について。

 彼ら彼女らは非常に人生を楽しんでいる。そんで笑顔が絶えないし、リアクションも良い。それにもし彼らに何か都合の悪いことがあると基本やらない。例えば、転職が活発で、仕事がきついとすぐやめてしまうんだとか。理由は「きつい」から。それに彼らといると自分も幸せになってくる。彼らは「純粋に」その時々を楽しんでいて、それが僕にもそれが伝わって来て自分まで幸せになってくる。なぜ「純粋に」という言葉を使ったかというと、この国はムスリム国家のため、お酒を飲めない人が多く、素の状態で楽しんでいるから。日本であればお酒が入ってから本番っていう人もいたり、「飲み会」という言葉があるように何かの後にはお酒を飲んで皆ではしゃぐことが多い(確かにその文化もいいけど)。どっちが本当の自分かはわからないけど、自分的にはやっぱりお酒を飲む前の状態が素の状態で、それがその人の素性だと思っている。彼らの純粋に各々の人生を楽しんでいるあたり、自分はすごく学ぶことが多い。笑いたいときに笑う。悲しい時には悲しむ。自分に正直な彼らに僕は惹かれていった。僕は大学の途中まで自分の幸せなど二の次だって思ってたし、途中から自分にとっての幸せを考えて探していた。この国に来てそんな当たり前のことを考えさせてくれて、そして今自分が楽しめている。これはここに来てすごく自分にとって大きい学びだった。

 あと、写真を撮る文化がすごい。でも写真を撮ることで幸福度が上がるし、お互いに物体として記憶に残る。これも彼らが幸せである理由の一つかもしれない。



 そして②の「相手へのリスペクト」について。

ムスリムのコーランには、人に対するルールが定められているほど礼儀にこだわっている。そしてそれを受けて、インドネシア人は誰かと会うときはしっかりと握手する。また、年上の人に対して「ありがとうございます」という時に「パ」や「ブ」、「カ」という相手を指す言葉を付けるのだが、ただ単にそれを付ければ良いって思ってなくてしっかりと相手を尊敬してそれを使っている。それも「ありがとう」を平気で言える。これが意外と難しい。インドネシア人はそれをできている。日本であればレストランや公共のサービスは礼儀良いけど、日常ではインドネシア人ほど相手にリスペクトはしていない。特に友達や家族、助けてもらった人などの身近な人に対するリスペクトはすごい。友達同士であればもっと気兼ねなくすればいいのにって思うけど、仲の良い相手だからこそリスペクトするという文化は本当にすごいし、それもここに来てインドネシアを好きになった理由だと思う。



 つまり、彼ら彼女らは自分と一緒にいる相手も含め、自分が楽しむことを優先させるからこそ「幸せ」ってことを自然に追い求めているし、かつ、相手へのリスペクトを忘れない。こんな当たり前のことだけど気付いていなかった。多分日本人にかけていることじゃないかなって思う。それを知れたことがこの留学に来て本当に良かったなって思った。

マジでインドネシア最高!


 そういえば一番先に書いたアラビア語を勉強し始めた理由をちょっと説明しておこう。

 今回書いたように、インドネシア人ってなんでこんな良い人なんだろうって思って、ある時「なんでそんなに礼儀良いの?」って聞いたらコーランに礼儀に関するルールが書いてあるんだとか。そんでコーラン読もうと思ったらアラビア語だらけで(当たり前)、そんでインドネシア人の友達に教えてもらったってノリ。すごい単純だけどまぁ要するにイスラムをはじめとして、宗教ってこんなに人や文化、国を形成するんだなぁって思った。
 もうあと帰国まで約1か月。日本にいる人と早く会いたいって気持ちと、ここの友達とのお別れがマジで寂しい。何人かのインドネシア人ともうすぐだねって話してるけど、その度に泣きそうなのを我慢している。最後のお別れの時絶対泣くな、これ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?