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日本選手権と年の瀬  ”2015/2016 監督1年目”

日本選手権2015と大会を終えて日本リーグ開幕直前の年の瀬の話。

その前に、和歌山国体後から日本選手権までの取り組みに触れたnoteはこちら。

日本選手権2015

2015年の日本選手権は愛知県開催と言うこともあり、三重から愛知に通っての大会参加だったことを良く覚えている。

三重バイオレットアイリス 19(10-7 9-10)17 大阪体育大学
三重バイオレットアイリス 15(7-11 8-8)19 SONY

終わってみれば、初戦は大学女王の大阪体育大学に粘り強く戦い何とか勝利し、準々決勝で国体準優勝チームのSONYに4点差の敗戦。

現日本代表選手を多数要するこの時の大阪体育大学戦は、とにかく試合のテンポを落として、1試合戦うことを徹底した。(なりふり構っていられなかった。)

この試合の後半でCB加藤が負傷し、試合途中で司令塔を失う厳しい展開だったが何とか初戦を突破することだできた。(加藤は前十字靭帯損傷、その後もこの怪我と向き合いながら競技生活を送るのは後の話)

SONY戦は加藤の怪我もあり司令塔役をルーキーの河嶋(現SONY)に託し、粘り強く戦ったが勝利には及ばなかった。SONY戦に勝利できれば、初のベスト4進出が掛かっていたがそう簡単ではない。クラブ最高成績更新はお預け。

高井さん&トランジスタ現る

実はこの日本選手権から高井さんが帯同してくれるようになった。試合後の選手の様子がなんとも初々しい。

大阪体育大学戦後の一コマ。

SONY戦後の一コマ。

そして、この大会からユニフォームがトランジスタになった。このシーズンのユニフォームのデザインはエレナのアイディアが詰まっている。

日本選手権2015後に見えた課題&年の瀬

日本選手権はトーナメント戦なので、ここでバイオレットの年内の公式戦は終了。しかし新年1月9日には直に日本リーグが開幕する。日本リーグ開幕まで2週間に迫ったこのタイミングでCB加藤の離脱を受けてどう準備していくのか。

新たな課題を突きつけられた日本選手権だった。

日本選手権を終えて、2015年の年の瀬のブログに監督になってからの8ヶ月をこんな感じで纏めてあった。

2014年の大晦日には三重バイオレットアイリスの監督になっていることなんて頭の片隅にもなかった。5月1日からバイオレットの監督になって8か月。この8か月に事あるごとに聞かれたこと。
「女子の指導は難しいだろう?」
「クラブチームは大変だろう?」
男子の指導だって難しいし、企業チームだって大変だ。そもそも難しいし、大変だから楽しいし、やり甲斐があるんだと思う。
この8か月で元々あったバイオレットの文化・財産を活かす形でその質を高める方向で取り組んだこと、元々バイオレットにはなくて新たに取り組んだこと、色々ある。
うまくいけば評価されて、うまくいかなかければ批判される。これはどの世界でも当たり前。これまでのバイオレットの歴史に感謝をし、今と未来を観てこれからも変化を恐れずに取り組んでいきたい。この8か月、自分の中で何をするにしても絶対にぶれないようにしてきた判断基準。
「選手のプラスになりそうか?」
「クラブのプラスになりそうか?」
「日本のスポーツ界のプラスになりそうか?」

今読み返しても、こういう根っこにある部分の考え方は何も変わらない。

普遍的な思いだ。



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