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宗教設立のススメ

「神様に仮装で変身しよう」、という活動をしてきた私からの、宗教設立のススメです。ただし、おのおのの。

既存の特定の宗教にはおさまらないなにか

今、世界の宗教を勉強しています。

まだざっくりとそれぞれの概要や周辺を撫でることくらいしかできていないのですが、

やはりアジアの考え方が自分には一番近いように感じてはいて、

神道の「あらゆるものに魂が宿っている」という感覚は昔からしていたし、

仏教の「あらゆるものごとのバランスを見つけるという考え方」は賛同しかないし、

道教の「水が流れるように宇宙の調和に身をまかせていく生き方」はとても自然に思えます。

(解釈がいい加減ですが、ここはメインではないので目を瞑ってください)


でも、自分を特定の宗教だけにぴたりと合わせられないことだけは、はっきりと感じはじめました。

それぞれのいいとこどりのミックスをするとよいのかもしれないけれど、そうすると、今度は自分の中のなにかがこぼれ落ちてしまう気がする。

しかも、私の中にはいろんな人間がいて、入れ替わり立ち替わり、感覚や信じるものも変わって、それぞれの人格に当てはまる宗教も異なってくる。

「indivisual」 から、「divisual」へ。私は自分をそもそも「コントロールできている多重人格者」と感じているので、「分人」はとてもしっくりきました。


私が教祖であり唯一の信者である宗教

そんな私は今、

自分オリジナルの宗教「SAWANAO教(仮名)」を信じはじめました。

私は「SAWANAO教」の教祖であり、

世界のただ一人の、そして一番の、熱心な信者


体系だった教義なんかないし、形も主義もどんどん変わる。

そしてそれ自体が、とても私らしい。


自分だけの宗教なので、誰かに理解してもらおうなんて思わない。

(説明する必要がないので名前もいらない)


そして、私は「SAWANAO教」の信者を増やしたいなんて全く思わないし、

むしろ誰にもなって欲しくない


そんなのは美しくない。

「SAWANAO教」は100%私から出てきたから自然なのであって、

人にはそれぞれしっくりくる形の宗教があるはず


自信を持つための、宗教設立のススメ

私はあなたに、

自分自身の宗教を作って

(心の中で設立すればよいだけので、どこかに登録する必要なんてもちろんない)、

その盲信的な信者になることを、猛烈にお勧めしたい。


周りがあなたの宗教を理解してくれなくったって、

宗教なんてそんなもんだ。

自分だけがその素晴らしさを知っていればいい


そうすることでだいぶ生きやすくなるんじゃないだろうかと思う。


「自信を持つ」というのは、本当に難しい。

「自分を信じるってどういうことなんだろう」と、私も長いこと感覚的に降りてこなかった。

でも、自分のオリジナル宗教を意識してから私はとても楽になったし、

「ああ、これが自信ってものなのか」と感じられるようになった。

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アート仮装「KESHIN」プロジェクトでガネーシャになったときのもの


自分が神様

私がアート仮装「KESHIN」というプロジェクトで数々の神々の仮装をしてきたのも、

たぶん無意識に「自分だけの神様の形」を探していたのだろうと思う。

そうこうしているうちに、なんとなくいろんな宗教の、いろんな神様のいいとこどりをした、

自分だけの神様像がみえてきた。


私を守ってくれる私だけの神様。

というか、自分が神様。

自分だけの楽園。その隠匿感もたまらない。


あなたは偉大なる神様なんだ

だから、あなたも、

自分が神になった姿をイメージしたり、

神棚や祭壇を作ったり、

オリジナルの儀式をしたらいいと思う。

教義が浮かんでくるなら制定すればいい。


設立に際して、なにかの本を読んで勉強する必要なんてないし、

ただただ、自分の感覚に耳を澄ませればいい

神様は外にいるんじゃなくて、あなたの内にいる

というかあなた自身が神様なんだ


儀式にしたって、急に体を動かしたくなってきたらふにゃふにゃ踊ればいいし、

叫びたくなったら叫べばいい。

同じ動きを小刻みに続けてみたら、なんだかトリップしてきたということもあるかもしれない。

それだけでもう立派な宗教儀式の出来上がりだ。

誰にも真似できない、世界で一つの貴重な儀式。

部族のようなメイクが自分には必要だと思ったら、顔を白く塗ったり、植物を頭に挿せばいい。

信者はあなただけだから、自分さえ満足できればいい。


あなたは神様なんだ

尊い、偉大なる神様なんだ


今ある宗教に自分を寄せる必要なんてない。

自分を神様にすればいい。


私がアート仮装「KESHIN」で伝えたかったことは、きっとこんなことだったんだろうと思う。

私の人生のテーマ、「解放」という言葉をぼんやりと考えていたときに、突然こんな考えが浮かんできて、いろんなものが繋がった感じがした。


お金も時間もいらない宗教

自分だけの宗教を持っているのは、とても気持ちが良い。

もともと宗教儀式にはトリップがつきものだけど、こう色々妄想を膨らませていると不思議と快感がぶわっと湧いてくる。

私一人で味わっているだけではもったいないので、だれかとこの感覚を分かち合いたいと思う。

オリジナル宗教は、お金も時間もいらない。失うものはなにもない。

だからぜひあなただけの宗教、ぜひ心の中に設立してみてください。

いつか、「八百万の神々の集会」なんてのもしてみたいな。

どんな神様たちに会えるんだろう。

能楽師の安田登さんが、昔に「パーソナル・ミソロジー」のワークショップをやられていたことを教えてくださったのですが、まさしくそれでした。自分の神話。ウレタンのかぶりもので私もやりたい!
トップの画像は、昨年のイベントで全員仮装で登壇したときのもの。かなり八百万感あるような。

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かくいう私は、アトリエの各所に「祭壇」を作っています。
祀られているのは、旅先のお土産物やいただいたもの、標本、ガチャガチャで当てたものなど。
私にとっては財宝同然だけれど、ほとんどのものが他の人からみたらガラクタ。
でもいい、それでいい。
ほかの人には見えない価値が私だけには見えてるのだから、なおいい。

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最近、ヘルスケア・ウェルビーイング領域に特化した『WOMB』というインキュベータープログラムに、チャレンジャーとして採択してもらいました。

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山口周さんとの対談で、「リベレイター(心の解放家)という活動名をいただきました




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