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私の初スピーチ

初めて投稿します。さわむすかりです。
ゴルフはしませんが、「打ちっぱなし」というワードが好きです。

one-way message ~ 一方通行の文章を投稿していこうと考えています。

先ずは私が50人以上の前で初めておこなったスピーチです。
我が子の卒園式にて、保護者代表の挨拶です。



speech🎤

早いもので今年度も終わりが近づいております。保護者の皆さまにおかれましては、日頃より園の活動にご協力いただいておりますこと、この場を借りて御礼申しあげます。

さて、今年も世間を見回しますと誠に残念ながら、哀しい出来事及び事件がたくさんございました。我が子に手をかける事件も少なからずありました。その様な報道を耳にする度に同じ親として怒りが込みあげてきた方も多くいらっしゃるかと思います。

私はと言いますと、敢えて一歩引いた形で客観的に考えてみました。その人達は特別なのだろうか、我々と何が違うのだろうか。

そして殆ど違いが無いことに気がつきます。

言うことを開かない事にイライラが募ります。泣きやまないことにストレスの針が振り切る場合も少なからずあります。子育てが救いのないアリ地獄に感じる瞬間が訪れます。ただ、そこで手が出ることは無く、必ず思いとどまります。

何故か

私はそこに足を踏み込まないための2つの心構えを持っています。
一つ目は寸分の疑いも無く我が子を信じる心を持っていることです。今はこんなだけど、この子は行く行くは必ず人の役に立つ立派な人間になってくれる、と信じて疑いません。
もう一つは我が子を心の底から愛おしいと思った瞬間を目に焼き付け、決してそれを忘れないことです。画像ファイルとして残すのではなく、いつでも鮮明に思い出せるようにしておきます。これによって閉塞的な行き場のない状況から自分の意識を健全な方向に移動することができます。

ここに居る卒園生の皆さんは、数年に渡って他の園児の皆さんと時間を共有してきました。挨拶することを覚えました。我慢することを覚えました。分かち合うことを覚えました。今や信じるに値する小さな社会人なのではないでしょうか。

そして今日、これ以上ないくらい凛々しくも愛くるしい姿で真っ直ぐに前を見据える我が子の姿を、ぜひ目に焼き付けてください。そしてその姿を決して忘れないでください。

本日はご卒園、誠におめでとうございました。

END



当初はもっと緩くて無難なパターンを用意していてそれを喋る予定でした。

こちらは“もしこんなのやったらドン引きだなヒヒヒ”と考えていたお蔵入りパターンだったので、「悲しい出来事及び事件が」と始めてしまった瞬間全身の毛穴が全開になったのを今でも覚えています笑



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