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胆嚢のない生活①術後10日目

時が過ぎゆくのは早いもので、手術してから10日が経った。

今は、傷口のみ時々チクッと痛む程度で、走ったり運動をしたりはしていないが、ご飯を作ったり、掃除洗濯したり、植物に水をやってみたり、座ってnoteを認めてみたり、と普通に生活している。
退院してから引き続き気をつけていることは、油物を控えること、食物繊維をたくさん摂ること、お酒を飲まないこと、重いものを持たないようにすること、それくらいか。

お酒を飲まなかったり、重いものを持たないことを除けば手術前となんら変化のない日常である。
ようやく、手術前となんら遜色のない日常に近づいたと思えたので、これまでの痛みの経過を次のように記載しておく。

▷術後4日目(退院日)〜5日目
入院中と同じように、一日3回、解熱鎮痛剤を飲んだ。
(アセトアミノフェン300を1回3錠)
痛みとしては、腹部の張りと内臓、傷の痛み、足腰の筋肉痛。
基本前屈みでヨチヨチ歩く。しゃがむと痛むが、できなくは無い。
火傷部分に出血がある。
家事全般普通にこなす。
しかし、ネットスーパーで買ったものを冷蔵庫にしまうなどの、簡単な荷物の移動が辛い。
買い物に行くなどまだ出来そうにない。
炊事も問題ないが、お腹が張りやすい。
くしゃみ咳はまだ体に堪える

▷術後6〜7日目
朝は比較的痛くなかったため、鎮痛剤をやめてみる。
夕方になると、腹部が痛んできたため鎮痛剤を1回分飲む
痛みは主にお腹の張りで臍部が痛んだ(妊娠後期の張りと臍の痛みと同様の痛み)
傷が服に触れたり、座った際に机にうっかり当たると痛い(当たりまえ)
火傷部分に出血あり。
背筋を伸ばして階段をスタスタ登ったり、普通に行動していたため夕方に痛みがひどくなったような感じ。
しかし動いていた方が良いとのお達しだったため、これを良しとする。

▷術後8〜9日目
普通に起き上がったり、寝転がったり出来る。傷口に気をつかないながらも、そっとうつ伏せも出来る。(術後初めてのうつ伏せに背中が歓喜する)
その他行動に問題はなく、傷口に触れない限り痛くない。
お腹の張りもとうとう無くなった。
(腹腔鏡手術時に入れる炭酸ガスが引くのが1週間程度とのことなので、これに相当すると思われる)
くしゃみ咳に関しては、傷口がちくっと痛む程度で、遠慮なく行えるようになった。
9日目の夕方、初めて外出し、ショッピングセンター内を歩いたが、お腹の痛みではなく、気分が悪くなり、ふらついたが、これは体力が消耗したせいだと思われる。
火傷部分の出血が9日目にして確認できなくなったため、ガーゼをやめてドライ状態にする。リンデロンVG軟膏は引き続き塗布する。


総括

術後の経過を振り返り
家族の支えもあり、退院後は、不自由なく過ごせてきた。
手術までの保険申請も昨日済ませ、まだ10日しか経っていないが、手術は遠い過去の記憶のような気もしている。
痛みに関しては、まさに日にちぐすりである。術後の苦しみを思えば、「こんな日が訪れようとは!」と叫びたくなるほど、経過が良い。(傷口は紫色で割と主張してくる)

手術直後は、腹部の痛みがあったので確かではなかったが、胆嚢炎による慢性的な背中の痛みはすぐに取れていたように思う。
食後も、何を食べても鳩尾が痛んでいたが、食事による不具合は無くなったように思う。右肋間神経痛も今のところない。
様々な痛みが慢性化していたので、胆嚢を摘出してみないと、痛みが取れるかはわからないと言われていたが、やはり、胆嚢が悪かったのであろう。
(ちなみに、胆石症、慢性胆嚢炎:胆嚢ポリープ有、胆石8ミリ、胆嚢線筋腫症という診断であった。痛みは、胆嚢炎由来のものであるとはっきり診断はされていなかった)

また、個人的に禁忌である、中華料理や乳製品には未だ試食していないが、次回医師の診察(術後20日目)を待ってから、少しずつ試してみたいと思う。
そして、お酒を再び嗜む日が訪れるのか・・・

【続く?】



※おまけ:

入院中持っていてよかったもの
1位 ブリタ
(フィルアンドゴーアクティブ)
水道水を入れるだけで浄水されるため、水を買いに行かずに済んだし、看護師にも頼みやすい。逆さまにしても飲めるので、いわゆる「楽のみ」に対応している

2位 本(特にKindle)
これは個人的な意見になるが、Kindleは何冊も入れて置けるし、疲れてポイっと投げ出しても続きから読める。バッテリーも減らない。個室であったが、帰り支度の際、時間を見るためにつけてた以外、テレビは全くみなかった。というのも、普段から地上波を見ない上に、テレビの位置が真横で近すぎたため、目と体勢の負担を考えて、見ることがなかった、というだけであるが。

3位 肌触りのいいワンピース
ズボンはやめておいた方が良いと思っていたが正解であった。今もワンピースで毎日過ごしている。退院時用に腹部のゆったりとしたコットンボイル製の柔らかいワンピースを用意していたが、締め付けもなく、傷口に触れてもほとんど痛くなく、最高!(ヌキテパさん、ありがとう)

番外編 おいせさんのお浄め塩スプレー
なんとなく、「個室」だし、以前の利用者に何があったとか分からないので、シュッシュとさせてもらった。術後もリフレッシュのために何度かシュッシュした。良い香り。部屋に匂いが残らないのでオススメ。合掌。

結果いらなかったもの
1位 フェイスパック
術前、やることもないし、パックでもするかーと思い持っていったが、手術前は、全身にヌルヌルするものの塗布が禁止で、化粧水すらNGだったため、使用することがなかった。術後も歯磨き洗顔程度で精一杯だったため、退院日の朝に1枚使っただけで終わった。

2位 大量の下着(特にブラジャー)
手術日から1日目までオムツの着用だったし、その後は、下着にパンティーライナーをしていたので、着替えがしんどい2日目はライナーだけを交換した。その後もやろうと思えば手洗いし、こっそり干すこともできたので、何枚も結果いらなかった。
ブラに関しては、スロギーを買っていって正解ではあったが、着用をしたのは3日目からであったため、私に関しては日数分はいらなかった。スロギーは着心地が良く、腹部にも触れていないので、そのまま診察もしてもらえるので大変良かった。今も大活躍中。

3位 タンブラー
動けるようになったら、階下にコーヒーを買いに行こう!と目論んでいたが、まだコロナの規制があり、いちいち許可が必要だったことと、動けるようになった日=退院日だったため、タンブラーの出番はなかった。ブリタ優勝。

【おまけ終わり】


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