やっぱり武尊。
やっぱり武尊だ。
ONEにて行われたタン・ジン戦。前試合でスーパーレックに足を破壊されてからの復帰戦である。1ラウンドにダウンを奪われるも持ち直し逆転のKO勝利。震えた。というより毎度当たり前のように武尊の試合は震える。
ここまでの武尊の軌跡は言うまでもなく苦難の道でしかなかっただろう。K-1時代の全盛期は華やかなキラキラスーパースターのイメージが強かったが、実は想像もできないレベルのプレッシャーを抱えながら毎試合やってたようにも思う。THE・MATCHで天心戦の敗戦後に見たあの武尊の顔、引退を賭けてとかなんとか腹を決めて試合に臨み、負けた選手も沢山見てきたけどあんな表情はなかなか見ないものだった。本当の本気でその試合に全て賭けて負けた選手の本当の顔はああなる。なんか知らんけど見てるこっちが自然に泣けてくる。武尊が本気の本気の本気でやってた気持ちが全部見えたから。
まぁそもそもあのファイトスタイルで勝ち進んでいくには相当な練習量でフィジカルを鍛え上げていくほか無いし、マジで過酷な格闘人生だろうなと思う。
はっきり言って素人目に見ても武尊は他のトップ選手と比べてテクニックが明らかに足りてない。でも強い。しかもずーっと強い。なんで強いんだ?当て感?パンチがある?蹴りが強い?じゃなくて根性とメンタル。これは見てる人によって違うだろうし根性とメンタルでプロの試合で勝てるわけねえだろという意見もあるだろう。
ただ武尊はそんじょそこらの選手とは根性メンタルの次元が違うように思う。普通メンタルが強く、試合にも強い選手はそもそもの心の感覚が一般人とは遠くかけ離れてたりする場合が多い。でも武尊は心の弱い部分も散々露呈してる。重圧に対する心のダメージとか、その積み重ねで精神にも支障が出てたりとか正直に全部言っちゃう。
要は元は普通の男の子なんである。普通の男の子が目の前の壁を全部気合いと根性でぶち抜いていくなんて普通は出来ない。じゃ普通じゃないじゃん、ともなるが普通なんだよ、試合前の緊張とかプレッシャーとか普通に抱えて普通に体を壊していってるあたり。
武尊のファイトスタイルはいたってシンプル。ぶん殴る。ぶん殴り合う。そして殴り勝つ。このスタイルは誰が見てても熱狂する戦い方なんだけど、続けるのは難しい。殴ったぶん自分も殴られてるから試合ごとのダメージの蓄積が尋常じゃない。ボクシングでもこのスタイルの選手は多くいるが、年月が経つとダメージの蓄積は明らかで、ヘタすると普通にパンチドランカーになる。これ続けるって事はもうほんとに後先考えてないことはもちろん、目の前の試合を全部命懸けでやってる証拠でもある。
勝とうが負けようが、全ての試合が魂を震わせる、それが武尊なんである。
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