見出し画像

活動名が「紗羽」になります🕊️ その機会にいまの気持ち

このたび、活動名を「沢見さわ」から、本名である「紗羽」(野上紗羽)とすることにしました。沢見さわとしての最後の活動は、3月のMr.daydreamer番外公演『卒業、果て剥がれて』の脚本となります。このさきの未来も演劇とともに在るための前向きな決断です! 変わらず「さわ」と呼んでいただければうれしいです。

沢見さわという名前は、自分の人生に悩んでいたころに名乗りはじめました。まっさらな名前をセーフティハウスとして、自分を守ることができました。しかし、この名前で過ごした20代前半の5年間で、いろんな舞台に立ち、いろんな人に出会い、当時の悩みがちっぽけに思えるほど見晴らしの良い今にたどり着いています。

沢見さわとして出会い、私の本名を知らずに(むしろ沢見を本名だと思って)ご一緒していただける方がとても多くなりました。それだけたくさんのご縁に恵まれた素晴らしい5年間だったと振り返っています。

この5年を経て、私の夢は、「いち生活者として演劇とともに在り、まちに演劇との出会いを生み出していくこと」になりました。そのために、物語としての名前ではなく、生きるための名前であらためて舞台に立つことが私にとって(あくまで私の場合)必要だと考えています。生活や仕事と演劇の境界が溶けあう、そんな生き方で在りたいです。

まずはなにより感謝を伝えたいのは、劇場に足をお運びくださる観客のみなさまです。そしてかげがえのない時間を共に過ごす大切な仲間であるMr.daydreamerのみんな(現メンバーも旧メンバーも)、暖かく見守りさらには演劇をやっている私が輝く場であろうとしてくださるFusic(職場)のみなさま、いまも変わらず励まし合える九演の同期・先輩・後輩たち、そして幼少期の市民劇団から、客演として迎えてくださった数多くの劇団まで、今まで演劇を通して出会ったみなさま、本当にありがとうございます。紗羽として出会った方も、沢見として出会った方も、ご縁に感謝し、さらに大切にしていきます。

コンテンツが溢れるこの時代に、ちょっぴり面倒な、でもだからこそ愛しい演劇という芸術をまちに届け、劇場で心揺れる瞬間が生まれ続けることを願い、そしてその実現のために自らの力を注ぎます。

強く優しい心を持ち、今後も誠実に創作や仕事に向き合ってまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

紗羽

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?