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デザインシステム知見まとめ

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noteにある様々なデザインシステムの知見をまとめていくマガジンです。良い記事を選定してくれる運営メンバーも募集中です。
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#プロダクトデザイン

クロンデザインシステムのカラーパレットをリニューアル

オンライン医療事業部プロダクトデザイナーのL.Tです。 久々の投稿ですが、今回は自社プロダクト「クロン」のデザインシステムのカラーパレットをリニューアルした話をお伝えします。 AS ISのカラーパレットの問題点以前から社内デザイナーからクロンデザインシステムにあるカラーパレットについて、いくつか改善リクエストが上がっていました。 具体的には、 彩度(Saturation)が揃っていない (同じ色相内で鮮やかなもの、鈍いものが混在) 全色並べた時にグラデーションレベルが

フィルターコンポーネントの使い分けを定義したお話し

こんにちは! Uzabase SaaS Design Division所属、SPEEDAのUIデザインを担当している進藤です。 突然ですが、SPEEDAには業界・企業・特許などたくさんのデータが格納されており、それらを利用して調査や分析を行うためにプロダクトのいたることろにフィルター機能が存在します。 ユーザーに提供しているコア機能の一つですが、使用するコンポーネントがきちんと定義されておらず、デザインする際、毎回選定に苦労していました。 そのため、よ〜〜〜く見てみると同じ

みんなが「フルスイング」するためのデザイン原則 – 創業者の想いを映すデザイン原則ができるまで

こんにちは。アルプ株式会社プロダクトデザイナーの大澤(@Tadaki)です。今回は、僕たちアルプデザインチームでデザイン原則を策定したお話しをします。 世の中にデザイン原則は多々あれど、その企業に関係ない人から見ると、結局どうデザインに具体的に現れてるのかわからないことありませんか? 今回は具体性をイメージできるデザイン原則を目指して気づいたこと、学んだことがあったので、過程の裏側を交えながらお届けしたいと思います。 1. 「自分らしさ」の基準を定めたい開発やデザイン業

デザイナーやエンジニアの作業効率が向上するFigmaの運用方法を考える

カンムでプロダクトデザインをしている osanai です。こんにちは。 前回ご紹介したコンポーネント品評会により、デザインシステムにおけるコンポーネントの課題について議論が進み、不必要なコンポーネントが生まれにくくなり、デザインの意図が汲み取りやすくなりました。 品評会をしていると、しばしばデザイナーとエンジニアで「Figma でもっと効率よくできないかな」という話題が出てきます。例えば「コンポーネントの Variants のパターンをパット見で把握したい」「目的のページ

エンジニアとデザイナーのコンポーネント品評会

カンムでデザイナーをしている osanai です。バンドルカードやPoolのデザインを担当しております。 アプリの改善を長年やっていると、デザインにおける一貫性の欠如が発生しがちです。意味合いは同じなのに画面ごとに色やサイズや異なっていたり、用途は同じなのに類似したデザインパターンが複数存在していたり、古いUIが一部の画面で残されたままになっていたり。 このような一貫性の欠如はデザイン負債とも呼ばれ、蓄積するとさまざまな運用コストが発生します。デザインパターンを適用すると

「完璧」を目指さないデザインシステムのコンテンツ作り

電子契約サービス「クラウドサイン」プロダクトデザインチームの佐藤です。 先日公開された「デザインシステムを作る上で最初にやることとは?」では、デザイナーチームで実現させたいゴールからブレイクダウンし、zeroheightでデザインシステムを作ることになった経緯をお伝えしました。 今回は連載の第2回目として、デザインシステムのコンテンツ作りについてお伝えしたいと思います! 連載の目次第1回 デザインシステムを作る上で最初にやること 第2回 デザインシステムのコンテンツ作り(