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ワンルームの同居人を求めて

私ね、熱帯魚が大好きなんですよ。
特に「ベタ」という種類の魚に 10代の頃すっかり心を奪われてしまいアクアショップに行くと、どうしてもそのコーナーに足を運ぶほど。
ベタは、肺呼吸(厳密には、肺に似た器官での呼吸)ができる魚で、よく瓶に入れて展示販売されている。ちょっとかわいそうだけど。
そんなベタの何が好きかというと、メタリックやビビッドな色合い色彩豊かなボディとヒレをぶわっと広げるさまが美しいところ!
雄の個体はほかの個体を見ると、威嚇のためにヒレを広げる。
俗に「闘魚」と呼ばれ、海外ではベタ同士を戦わせたり(ポケモンかよ)
品種改良を重ね、ヒレや色合いの美しさを競う大会もあるといいます。

高校生のころ友人の家に遊びに行った時、部屋のワイングラスに入っていた、赤いトラディショナルベタに一目惚れしたのがきっかけで 私のベタライフが始まったわけです。

今までは、ヒレの大きなベタが好みで、そればかり飼っていました。
しかし大きなヒレは水流に弱く、ヒレからさまざまな病気になってしまいがち。
美しいヒレは溶けてしまい、そうなるとエサも食べられなくなるほど元気がなくなって、死なせてしまったことが この20年の中で何回もありました。
つい先日も、引っ越しと同時に飼った子が亡くなったばかり。1年ちょっとかな。
可愛い波のような美しいヒレの子でした。

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ヒレが大きいベタは綺麗なまま1年以上飼育するのは難しい…
そのことを、アクアショップのご主人に相談したところ、ヒレの短い「プラカット」はどうかと勧められた。
ヒレの長さは変われども、ベタ独特の美しい色合いは変わらない。
中でも、朱赤、白、黒の3色、鯉のような色合いの個体は 「鯉ベタ」と呼ばれ
近年とても人気だという。
たしかに、ミニチュアの鯉のようでとてもかわいい…!

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そうやって目が合った、鯉模様の子を連れて帰ることにしたのだけど、別の瓶にいたかわいらしい色合いの子もとても捨てがたかった。

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そして、アクアショップをはしごしながら5時間ほど悩んだ末、どっちも連れて帰ることにしたのだった。

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