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続・曇り空と眠い頭(2019.12.2)
午前10時10分。玄関のドアを開け、空を見上げる。午前から本降りになる予報だったが、ラッキーなことにまだ降り出してはいない。バッグに折りたたみ傘を入れ、諸々用事を済ませるために外出した。できれば使わずに済ませたい。せめて病院へ行って忘れた傘を引き取りに行くまでは。
先週の教訓通り、コートを羽織る。ですよね、さすがにもう12月ですもんね。
病院に到着。事前に電話はせず、直接受付で尋ねるつもりでいたが、玄関前の傘立てに己の傘がぽつんと待ちぼうけをくらっているのが見えた。何となく気恥ずかしいので静かに傘を引き抜き、そそくさと退散。なにはともあれ、ひと安心。
コーヒーが飲みたくなり、近くの某コーヒーチェーン店へ入る。ソファ席に座ったのだが、傘の置き場所に困り、椅子の横に寝かせておいた。視界から消えるなあ、また忘れたりして…。そんなことを思ったのもほんの一瞬で、スマホをいじりつつ数十分過ごし、さて買い物をせねばと席を立った。そう、完全にソレの存在を忘れて。
買い物を終えて外に出て「あ、」と気づく。
さすがに二度目ってどうなの!?アホか!アホだ自分!悔しさと情けなさと恥ずかしさでいっぱいになるも、「あ、これ今日の日記のネタになるぞ」と心の中で小さくガッツポーズをしてしまう。本当にアホである。
お店に戻ると、店員さんが忘れた傘に気づいて保管していてくれた。大変申し訳ない。傘にも申し訳ない。
なにはともあれ、気づくのが早くてよかった。日記が「続・続・」になるところであった。
傘をしっかり握りしめながら帰宅。結局、雨は降らなかった。
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