FF14で救われたとあるもの書きの話

珍しい自分語りのnoteです。
これは私のコンプレックスを語ると共に
FF14で起きたことで、モチベが復活して救われたんだよ
という記事になります。
そういうの興味ないよというのはDont'Look Backで
お帰りください。

○好きがないから困ってしまうコンプレックス

私は長ーく同人の世界にいて、同人のお仕事にもかかわることもあるのですが。それにつきまとってきた悩みというかコンプレックスが。

「特に強い好きがない」

そう、私には何かが猛烈に好きがない。
皆わりと平等なんです。手癖で書く展開が好きなんじゃないかと言われればそうかもしれませんが、あれは基本とっさに書けるネタ、展開だと思っていただけると嬉しいです。同人は商業ではできないことがたくさんあります。ミクロの集合体の世界なのではと思ってます。
皆いろんな好きを抱えて、書いているというか、その方が欲望に素直でいいんじゃねという風に感じていて、それが私には強迫観念に近くなるくらいに圧迫してました。

いやホントに、体現したくなるほどの好きってよくわからない……。

恐らく私の創作のはじまりが若干変わっていたからかもしれません。

そう、私にとって創作はイコールとして口で伝える言葉と変わりがなかったからです。

○言葉をうまく伝達できない。

私は数年前まで言葉を人に伝えるのはとても下手くそでした。今でも下手なのですが、その頃の下手さは泣けるほどです。ですがそれよりももっとひどい時期があります。
それが小説を書き始めた高校生の頃。
端的に言うと、精神的に追い詰められすぎていて(諸般の事情で)人前で発表するだけで硬直して言葉が出ない、普段の会話でもどもりつづけてしまう。
人とコミュニケーションをほとんどとれませんでした。
というか、自分と人の間に崖が見えそうな差を感じていたというのもあるでしょう。家族の前だと普通に話せてたらしいので、それは今でも謎です。
その状況で、当時の担任が物語をかくことをすすめてくれたというおかげで私は物語をかきはじめたのですが。
本当にそれが嬉しくて楽しかった。
だって自分の考えた物語で言葉で、人に感情を思っていることを伝えられる。それはなんでしょう、コミュニケーションの断絶を回復というか、埋めてくれる行為のように感じました。
私は集団のなかで孤島にいるような気分だったのだと思います。だから伝えたい……私の思うことを伝えたい、そして感情を動かして欲しいと思うようになっていたのだと思います。

その原初をもっているということもあってか、私は創作に「好き」を持ち込むことが自然に出来なかったのだと思います。私は物語をつかって人とコミュニケーションしたいだけだった。それはすなわち、自分の物語をどれだけ人を惹きつけられるかを、常に試されていくということにもなり、自己の好きより他者の好きを優先されてしまいがちだったからです。

○自分の柱がない故に定まらない。

学生の頃から年月が過ぎ、私は体調の悪さや結婚もあり、今は在宅ワークしてある意味ふわふわ生きています。
創作をはじめて16年近くたつせいか、書ける範囲も広くなり、物語を分析して自分のオリジナルと組み合わせて新たに創作することにも慣れていました。
そんな時に言われて困ってしまうのが、いつまでたっても続く。「自分の好きはないのか」というコンプレックスです。自分はどうして創作を続けるのか、それで食っていきたいのもあるけど、何故それなのか。
かなり凹んで考えていたのですが、そんな時に始めたのがFF14での活動でした。

○FF14で救われたこと

FF14は戦闘したり、モノをつくったり、伐採したり
公式イベントで盛り上がったり、スクショをとったりと
様々なことが出来ます。そのたくさん出来ることの一つに、プレイヤーが主催となって行うユーザーイベントがあります。

私はガイアデータセンターのとあるサーバーでテキストチャットとエモート、それから色々な機能を組み合わせて舞台をやってました。

というのも同じくFF14をやっている家族を創作にひっぱりこみたいという思いが優先してやりはじめたので、特に深い意図はなくイベントをしてました。

オリジナルのシナリオを組み、お客さんとしてきた他のプレイヤーを舞台に参加できるように、家族とともに進行する舞台。物語をつむぐという行為だけを見ると現実とかわりはないのですが、とても楽しかったんです。
それはなんでしょう、幸せな気分だったんです。

何故でしょう。
多分ゲームのプレイキャラクターできてくれた人たちが喜んでくれたからだと思います。それが今までいた、小説、声劇、同人の世界では感じ取れなかった感情でした。
多分私が今まで接してきた人の中でクリエイターではないユーザーだったということもあるでしょう。
(私の周りは創作者がすごい多かったという話です)

だから面白くなかったら、途中で帰るし次回も来ない。
純粋に創作で勝負し、人の心を掴めるかという楽しみ。

最近やることが増えてちょっと舞台が出来てないのですが
私はそこで見つけたような気がします。

「私は人の笑顔を見るために、物語をつむぎたい」

「人をたくさん喜んでもらいたいから、自分のできることをやり抜きたい」

FF14で見つけた「その一つの答え」が私を今生かしているように思えます。
最後に。

召喚士の召喚獣の扱いが魔法攻撃になっちゃって、アビリティじゃないから逆に差し込みづらいんですけど、他のかたってどうしてるんですか?

あと、公式でもっとハウジングのうかせが欲しいです、吉田ぁ。

ではでは

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