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人生で初めて

こんにちは。
やわひゃーです。


前回の投稿からずいぶん時間が経ってしまいました。
その間に僕自身色んなことがありました。
山あり谷ありですね。
時系列的には、谷あり山あり2合目まで下り今は5合目ぐらいですかね。

大きなターニングポイントが2つあった(谷と山ですね)んですが、その良かった方を今回書きたいと思います。

以下、僕自身の記録のようなものになります。


僕は親や担任の先生から「公務員に向いてるよ」と言われます。
考え方は保守的で現実的。怒られないようにルールはちゃんと守る。堅苦しいヤツです。そういえば友人に遊び心が足りないって言われたな。笑
そんな周りの評価に、僕自身納得してました。
(ほんと面白くねぇヤツだな。笑)


だけど昔から夢や憧れはありました。
覚えてる範囲だとカメラマン、宇宙飛行士、マンガ家、学習塾経営、中学の英語教師、コンサル、1年前までは大学講師とか思ってたなぁ。
ふざけ半分だと、佐賀の新七賢人になる!とかね。(怖いことに半分は本気)

でも、期間は違えど結局全部諦めました。
単に熱がすぐに消えたのもあれば、リアリストな自分が高圧的に淡々と言ってくることも。
知識が足りない、センスは0、時間がない、お金はどうするんだ、家族にだって迷惑かける、リスクが大きすぎるだろ。

こうして迎えた就活期。

やりたいことなんて何もありませんでした。

結局、経営学の知識を活かして、「こんなとこが楽しいんやろうなぁ」と自分を(無理やり)納得させてエントリーシートを埋めていきました。

その後、無事に内定を貰い、この話題は少しばかりモヤモヤを抱えたまま、でも次第に頭の端っこに追いやられていました。

僕の中の戦いは卒論とコロナによる不自由さの波状攻撃に苦しめられることに。(あ、ついこの前、卒論には大逆転K.Oを決めました!)


そんな悶々とした日々の中、ある日僕は1つの職業に興味を持ちます。楽しそうやなぁと。

ただ、やっぱり身に覚えがあるこの感覚。
かつて宇宙飛行士が、マンガ家が、大学講師が、色んな姿をした自分がいるどこか。
そこにまた1人増えただけでした。

理由なんて明白です。
証拠がありすぎました。なんなら今まで出てきた証拠揃い踏み。(あ、内定があるっていうのも付け加えられてるわ。)

熱量というパスポートを持っていても、ビザを発行できるほどの能力を持ち合わせていないと”現実”という世界には入国できません。


こうしてまた何者でもない現実の自分と向き合うことになる


…はずでした。


それはとても唐突でした。

コロナ禍で思うように楽しめない日々の中、友達と旅行したいだの遊園地行きたいだの言い合ってたときのこと。
「俺、〇〇やってみたいんだよね」
ふいにその職業のことが口から出ます。


「え、いいじゃんそれ!!向いてると思うよ!!」


たった一言でした。
頭が一瞬真っ白になりその後すぐに鮮明になりました。汚れたフロントガラスが洗い流されるような。

あ、やろう。

僕が声を出さずに言ったこの言葉、この感情、しっかりと覚えています。

たった一言、ほんの一秒。
あんなに頑なに入れさせてもらえなかった”現実”の世界にあの姿をした僕がいる。

人生で初めての経験でした。

能力がない、しばらくは苦しい生活かもしれない、親ともちゃんと話さなきゃ、本当にしたいことが出来るとも限らない。
今まで列挙されてたこれらも無くなったわけではありません。
ただ、受け入れ向き合う覚悟(そんな大層なものではないかもしれませんが)が”現実”の世界にはありました。

僕に必要だったビザは、叶えるための能力でも時間でもお金でもなくて、楽しいこと困難なことも全部含んだ未来の現実を受け入れる勇気だったと今考えてればそう思います。
困難が目の前で起こればそのときの現実をどうすべきか考え、嬉しいことが起これば想像では出来なかった喜びを全身で感じたいと思います。

友人の一言は僕にそう思わせてくれた、背中を押してくれた大きな一言でした。


僕は今、少しずつ準備をしています。
そうして初めて僕は本当に現実を見るようになったのかなって思います。
今まで色んな出来ない根拠を”想像”して諦めてたんですから、冷めた目で俯瞰していたつもりのただの”夢想家”でした。


これから色んな困難も乗り越えられるよう”現実”として勉強して知識蓄えていこうかな。

あ、遊び心もほしいな。多めに。

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